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【国際貿易の在り方🌏】多角的な視点から課題を考えていく🚢:日経新聞解説 2024/1/1

この度の地震により、被害に遭われた北陸地方にお住まいの方、心からお見舞い申し上げます😭

日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖

長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!

これからの貿易を考える(1) 中長期の視点で捉える世界-名古屋市立大学教授 板倉健

 この連載では、国際貿易の今後について中長期の視点から重要と思われる項目を取り上げます。

 長期的な変化は人口、農業・食料、環境と貿易の関連です。
中期的には米中貿易戦争や、東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)、環太平洋経済連携協定(TPP)の新協定である「包括的・先進的環太平洋経済連携協定」(CPTPP)などの、今後の展開を考えます。

 次回以降まず取り上げるのは、総人口と生産年齢人口の長期的変化と貿易の関係です。生産年齢人口の比率がピークを迎える時期は、国・地域で異なります。人口が減少する日本や中国にとって、今後ピークを迎える地域は貿易相手としての重要性が高まります。

 次に、増え続ける世界人口をどう養うか、農業や食料を考えます。世界全体では食料生産の増加は人口増を上回り、貿易が増加しました。ただ、農業生産は少数の国に集中する傾向があり、嗜好や気候の変化は貿易に影響を与えます。

 人口増加はエネルギー需要を増やし、気候変動が加速しかねません。低炭素エネルギーへの転換が進んでいますが、現状では地域的に偏在する化石燃料や鉱物資源の確保が課題です。

 中期的な視点で取り上げるテーマのうち米中貿易戦争では、戦略的なデカップリング(分断)が進行しています。特定国に供給が集中することを避ける動きや、先端技術規制など保護貿易的な動きは、サプライチェーンを通じて他国に影響を与えています。

 RCEPは世界最大の自由貿易協定(FTA)ですが、参加国の発展段階は異なります。人口減少国と、生産年齢人口比率がこれからピークを迎える国が補完しあう側面も持ちます。また、CPTPPは加盟申請中の中国、台湾との交渉が大きな課題です。

 アジア地域では加盟国が重複する貿易協定や分野別交渉が並行して進行しており、各国が参加する枠組みを選択する複数国間協定の並立が継続します。
 ◇   ◇   ◇
 いたくら・けん 米パデュー大学博士(農業経済学)。
専門は貿易論、国際経済学

2023/06/09 05:00 日経速報ニュースアーカイブ

記事に対するコメント📝

これからも様々な「貿易」によって、私たちの経済は支えられていくことになるのではないでしょうか?

日本という島国だからこそ、貿易が一国経済にもたらす恩恵は大きいように思います✨

しかし、ここで世界史を振り返ってみましょう…
「貿易」は人類に恩恵をもたらしてきましたが、その反面、利害対立をも生じさせてしまいました
それが、戦争や政治的な争いにまで発展し、不利益をも生んでしまったことも事実です

実際に、米中対立に関連する諸政策には、世界貿易機関(WTO)ルールや既存の貿易規範に反するものが多数含まれるといいます

米中関税戦争の中での関税引き上げについては米中ともにWTO違反との判断が出ていることに加えて、米国の輸出管理や先進各国で導入されつつある産業政策も、貿易規範と不整合な部分を含む可能性が高いのです💦

このようなことを考えれば、ルールに基づく国際貿易秩序を保持していかねばならないことは大切です
加えて、政策規律の緩みが新興国・途上国にも広がることを防ぐため、意図して自由貿易を志向する動きを喚起していく必要があると思います

その他、議論する観点は多々あると思いますが、総じて、東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)など他のメガFTAとの補完性を考慮しながらのTPP活用は、安全保障と経済の折り合いをつけていくための有力な手段となりうると考えられますね🌏

国際貿易論:規模効果による貿易論の展開✨

なぜ貿易するのか?という問いに対して、比較優位という概念があったことはご存じかと思います
リカードモデルにおける比較優位の源泉は技術の差によるものでした
また、ヘクシャー=オリーンモデルのそれは生産要素賦存量に起因します!
加えて、中間財の貿易に関しても、比較優位の存在が確認されているのです📝

しかし、比較優位が存在しなければ、私たちは貿易するメリットがないのでしょうか?
すなわち、生産技術だけでなく、労働力、資源や資本設備などの生産要素の賦存条件もが同じ国同士ならば、貿易はなされないことになってしまいます…

ここで、新たに貿易をする理由として考えられることは「規模効果」の存在です📝
これまでの貿易モデルは、生産技術が規模に対して収穫一定であるという性質を暗黙に仮定していました
しかし、この仮定を変更し、規模に関して収穫逓増(Increasing Returns to Scale)の状況を想定することにします

すなわち、「海外の企業の参入で、市場競争で負けた企業が退出し、 経済全体の平均生産性が上昇することになる」という独占的競争モデルに基づき国際貿易論を分析するということが、1970年代の後半から盛んに行われるようになっていったのです🌟

このような歴史を経て、貿易論は新たな局面へと展開されてきたのです
完全競争経済を想定し、比較優位に焦点を当てたという伝統的な貿易理論から、規模に関して収穫逓増による不完全競争経済を想定した新貿易理論が展開されていることを覚えていただきたいです✨

前回ご紹介した記事💖

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改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
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だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥

最後までご愛読いただき誠に有難うございます!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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