3つのターニングポイントのうちの3つ目
まちあるきガイドツアー「日光ぶらり」では、冒頭で日光の概略としてガイダンス的にお話することがいくつかある。
そのうちの一つが“日光のターニングポイントとなった時代”について。
大きく3つあるのだけど、そのうちの3つ目は今から約150年前の明治期のこと。
長らく続いた江戸・徳川幕府から明治の近代化へと進む中、日光がどうなったのか、というところ。
江戸初期以降は「徳川幕府」の象徴たる存在だったことは、言うに及ばす。
それがどれだけ手厚く守られてきたかということも想像に易い。
では、そんな江戸期が終わって、日光がどう今に続いたのか。
その答えの一つが今年創業150周年を迎える日光金谷ホテルにある。
侍屋敷と呼ばれたお屋敷へのゲストの迎え入れからはじまった金谷ホテルの歴史は、のちに現在の場所(神橋の上)で大きく飛躍する。
この背景には、周辺への競合するホテルの進出が相次いだことも大いに関係していたようだ。
150年続いている金谷ホテル。
泊まれる文化財、お食事やお酒を楽しめる文化遺産とも言える。
今に継ぎ残る建築や物品、サービスなどはどれも往時を推し量ることができる。
金谷ホテルの創業150年を記念する企画の一つに「150の宝物」というものがあって、現在進行中だ。
https://www.kanayahotel.co.jp/150th/treasure/
現在、約2/3ほどアップされており、残り1/3。
宝物の数々をご覧いただきたい。
ここにあがる数々の宝物には、ストーリーがある。
見えるもの、窺い知れるもの、見えないけど、想像できるもの。謎めいたもの。
歴史はポイントを愛でることも、その長さを尊ぶことも大切だろうが、
時の流れの中の「小さなストーリー」に触れることで、グッと深まる。
ここでは、敢えて小さなと書く。
さて、最初に「日光の歴史のターニングポイントは3つある」と書いた。
他の2つについては、是非、まちあるきガイドツアー「日光ぶらり」にご参加いただき、確かめていただきたい。
NPO法人日光門前まちづくりnote部 | 岡井 健(世話人)
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