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「社会人のためのインターン」がある!?


最近頭の中で浮かんだこと、考えたことを文章化していくシリーズ。


今回は、「インターン」についてです。


主に、就職活動を翌年に控えた学生が「プレ就活」と題して、業界研究や仕事の中身を具体的に知るために参加するイメージがあります。

一方で、社会人のためのインターンって、あまり聞かないですよね。そもそも社会人になるためのきっかけとして学生の時にインターンに行くわけで、社会人になってからまたインターンがあるなんて、想像つかないですよね。。

ただ調べてみると、実はどうやらありそうだと、、!


というわけで、今回は

1. そもそもインターンとは。

2. なぜ行きたいと思ったのか。

3. 実際にあるらしい!!

この3本の軸をベースに、綴っていこうと思います。

1.インターンとは何か

インターンとは、正式には「internship」といい、元々は英語です。なので英語辞典で定義を調べてみると(※1)、

a period of time during which someone works for a company or organization in order to get experience of a particular type of work

※1 引用 Cambridge Dictionary

「特定の仕事の経験を積むために、会社や組織で特定の期間働くこと」となっており、主体が「学生」だけに限定されている言葉ではないのかなと思われました。

ですが、インターンは1906年に、教育制度の一環としてアメリカで始まったとされていて、シンシナティ大学工学部長のHerman Schneider(ヘルマン・シュナイダー)博士が唱え、大学と地元の工作機械メーカーの間で行なわれたのが始まりだそうです。18世紀以降の産業革命以降、真理の追求に加え、実社会に役立つ学問が流行し、「最新の知識と高度な技術力を持った専門家」を輩出するために「学生」を育てようというのがルーツなようです。(※2)

一方、日本でのインターンは1997年に「経済構造の変革と創造のための行動計画」の普及推進が閣議決定したことが始まりで、アメリカに比べると91年も遅れていたのですね。。(※2)

※2 プレ就職活動になる!?大学の歴史から見るインターンシップの意義

このように、教育的な要素を当初は含んでいたわけですが、現在では就職活動の入り口として、社会に出る前に仕事を体験する場を提供する役割を担っていて、教育的な要素は薄れているように感じます。

長期間のものもありますが、参加しやすさを重視した1dayなどの短期間のものが増え、現場での職場体験型よりも、グループワークで課題解決プレゼン大会などの、ビジネスプランコンテスト型のものも多く見られるようになりました。

僕自身も就活時にインターン参加しましたが、研究室での研究の傍、1dayのインターンのみ参加し、仕事を体験というよりかは、業界知識の表面的な知識の習得と、グループワークの練習の場で終わってしまい、実際の業務を体験したり、教育を受けるようなものではありませんでした。

つまり、現在インターンは元来の教育的な要素は薄れ、就活生のための「プレ就活イベント」としての要素が強いという状況に思えます。

2. 社会人として働いてから、インターンに参加したくなった理由

大雑把に言うと、どうせ働くならいろんな仕事を経験してみたいという思いからです。

社会人として働き出して2年目となりましたが、現在の仕事にも慣れてきて、任される仕事も増え、働くのが楽しくなってきました。その一方で、今の仕事を通して身に付けられるスキルと、業界的に得ることが出来なさそうなスキルがあるなと感じるところもあり、今の仕事を続けつつ、仕事の幅を広げることは出来ないものか、、と思うようになりました。副業という手もありますが、いきなり始める前にワンクッションおけるような機会や、実際の業務を体感したり、実践的なスキルを教えてくれる場があるといいなという望みから、社会人にもインターンのようなものがあればなぁ、、という心境に至ったワケです。


また、新型コロナウイルスの情勢を受け、一つの専門的な仕事のみだけで生計を立てていくことのリスクに対抗するには、二足の草鞋を履いた生き方をすることも、今後生き抜くためには必要なのかもしれないと、強く感じたこともきっかけです。


そこで「社会人」「インターン」でググってみました。


3. 社会人のためのインターンはすでにあるらしい!

調べてみると、すでに社会人のためのインターンを開催している会社が多くあり、自分がいかに無知であったかを思い知らされました。。検索したところ、

サンカク(リクルートキャリア)
仕事旅行(株式会社 仕事旅行)
ゼロワンインターン(株式会社 そると)
PROJECT INDEX(NPO法人ETIC. チャレンジ・コミュニティ・プロジェクト)
大人の武者修行(サービス産業生産性協議会(SPRING))
30歳からのインターンシップ(株式会社 オフィス解体新書)
WANTEDLY(ウォンテッドリー株式会社)
DIVERK(株式会社ゲツラク)

このあたりが見つかりました。

IT専門にしているものや、転職対象者などの限定的な層をターゲットにしているものや、ワークショップ型や平日の就業後や土日に参加できるインターンなど、学生だけでなく社会人を対象としたものも多くあるようです。求人を見ると、かなり実践的な業務を求められ、アルバイトのように給与も出るものが多くありそうです。

社会人インターンについて、下記のサイトで詳しくまとめられているので、参考になると思います。

転職市場が大きくなってきた昨今、ミスマッチを防ぐためやキャリア志向のニーズに応えるサービスとして、このような機会が求められるようになってきているんだと思います。

単なる職場体験のみではなく、手に職をつけるために支援したり、人材を育成する場としての、元来の教育的な要素も復活してきているのかもしれないです。学生だけでなく幅広い層をターゲットにしていくことで、誰もが働きやすい世の中になっていくのだと、そう願うばかりです。

これを機にいろいろ調べて、参加できるインターンがあれば参加していきたいです。


それにしても、「こんなものがあったらいいな」が実際にもうすでにある、そんな世の中になってきているのですね。これまでになかった新しいものを生み出すことは、今後ますます難しくなっていきそうですね、、。

以上です。

ありがとうございました。


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