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カナダの林業学校に行こう。

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軍隊並に厳しかったカナダの林業学校で過ごした日々について。
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#サマーインターン

青空の下、仕事について思う

5月から8月末までの夏休みの間は、カナダの林業学校の学長を退任したジェリーが経営するクリスマスツリー農園でサマージョブをしている。農園での仕事は、クリスマスツリー(和名:もみの木、英名:Balsam Fir )の手入れ。主に、伸びてきたもみの木の葉を切って整えること。後は、芝刈り、植樹、農園維持管理など。今日は、もみの木の手入れを一日中やる予定だ。 オフィス代わりの物置小屋で、剪定用のブレードに汚れ除去のスプレーを吹きかけ、仕事の準備を始める。仕事始めは、いつも心も身体もず

青空の下、汗水垂らして働く

カナダのブリティッシュ・コロンビア州での猛暑の話を友人から聞くまで全く知らなかった。慌ただしい日々に流されていると、意識しなければ3年も過ごした国の危機的なニュースであっても、気づかぬ内に自分の脇を通り過ぎていく。 多くの人がカナダに対して冬のイメージを抱くのではないだろうか?もちろん、冬に雪が壁のように積もることもある(住んだことのあるカナダ東側に関して)が、夏は比較的暑い。それでも、摂氏49.5度という数字が、この猛暑がいつもの暑さではなく、異常なものであるということを物

身近にあった探しもの

僕らは、どこかにほしいものを探しに出かける。色んな場所に出かけたり、新しい方法を試したりして。必死になればなるほど、見つからないことはざらだけれども。皮肉なのか、そういうものなのか、ほしいものほどすごく身近にあることに気づくのだ。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 4月末に後期のクラスが終わると、夏休みがやってきた。林業学校の夏休みは、4月末から8月末まで。夏季クラスは