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「リジャネイロの日記」を読んで。

先日、初のkindle出版を果たし、その反省を踏まえ、引続きKindle出版に関する書籍を読む中で、本気で「出版前に読んでおくんだった」と後悔した本があります。

それが、しゅーぞーさんの、「初心者が必ずハマる Kindle出版の知らんがな!」です。

これについては読んで頂くのが一番早いのでリンクを貼っておきます。もしこれから出版を考えているなら超オススメです!

で、そのしゅーぞーさんがKindle出版仲間のLINEオープンチャットを運営しておられたので、迷わず参加し、先輩作家さん達の作品を何冊か読ませて頂きました。

今回は、その中の作品を読んで感じたことをシェアします。

「幸せシフト リジャネイロの日記 ~ウツっぽさから解放された主婦の話 ➀自由になりたかった」

著者のリジャネイロさんは、夫婦の不仲で家庭内別居状態が長く続いていたそうです。

旦那さんは当時、家族には全く興味を示さないような方だったそうで、オンライン飲み会などでは楽しそうにしているのに、奥さんとは目も合わせないし、家族に対しては最低限の会話で充分、とわざわざ言うなど、本当に辛い状態だったそうです。

そんなリジャネイロさんの願いは「私と会話をしてほしい」ただそれだけだった、と。


ここを読んで、元妻と不仲の末に離婚している身としては、とても胸が痛みました。

私は、この旦那さんのように、家族・妻とのコミュニケーションなんて最低限でいい、とは思っていませんでしたが、それでも、もう少し相手の要望に応えてあげていたら、もしかしたら離婚せずに済んだのかも?とか、当時の元妻の心情もこんな感じだったのかも知れない、とか、今更ながらに考えてしまいました。

当時、私達も話し合いはしていたものの、何しろお互いの目指しているものが違いすぎた事、その互いの価値観を認め合えないことが離婚の大きな原因になったのは確かでした。

そして、いつからか、お互いのすることには出来るだけ干渉しない、踏み込んだ事は言わない、という関わり方をするのが暗黙のルールになり、いわゆる仮面夫婦という状態になっていました。

当然、話し合っても理解し合えないことは沢山ありますが、それらに良いところで折り合いをつけられるかどうかが、夫婦関係の継続には不可欠だと思います。

とはいえ、私もそれなりに我慢はしていたんですが、それにも限界が来たのは確かでした。

本をきっかけにして私の内省と独白になってしまいましたが、この本は、こうして読みながら著者の心の軌跡を追うことで、自分の内面と向き合い、未消化なものがあぶり出されるという効果もあると感じます。

ではさいごに、とても共感できて、ある意味、真理とも言える一節を紹介します。

現実に起きていることは、 自分の心の中を探るためのいいヒントになる

「現実に起きていることは、 自分の心の中を探るためのいいヒントになるのだ。現実に起きていることに対して、自分の中で湧き上がってくる 感情を見つめることが大事なのだ。
その感情を外にぶつけるのではなく、その感情に寄り添ってみる。なぜこんな気分になるのか、それをひたすら探っていくこと、やることはそれだけだ。」

ちょうどこれからの季節、このような心情をありのままに綴った日記調の本を読んでみるのも良いかもしれませんね。


それでは、また。

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