ベイビードライバー

#6『ベイビー・ドライバー』観た個人的レビュー(イヤホンしながらのドライブは危険です笑)

『ベイビー・ドライバー』を観ました。
カーアクションが凄まじい!
後で知ったことですがこの映画トリックなしみたいです。つまりアクションシーンでは緑バックとかは使わずにリアルにドリフトしたり、カーチェイスしたり車同士が衝突したり。
映画館で観たら迫力がとんでもなさそうです。
甘口な感想を拝見ください。

~ネタバレあらすじ~

主人公のベイビーの仕事は所謂「逃がし屋」。強盗する仲間を車で待ち、安全な場所まで送り届けること。注目すべき点は彼のドライビングセンス、テクニックである。どんなに追い詰められても必ず最後は逃げ切る。車と車の間のわずかな隙間をドリフトでよけ、時には逆走していく、他の車とは次元が違う。そんな才能は音楽によって引き出されている。というのもベイビーは幼いころの事故が原因で耳鳴に悩まされていた。音楽を聴くと耳鳴りが掻き消されるからどんな時も音楽を聴き、気分に沿ったプレイリストを使いこなしている。
ヤバい組織にいるベイビーだが、次の仕事が最後だと決断する。それは自分を育ててくれた里親そして愛する人のためなのだが、もちろんそう簡単にはうまくいかない。だって周りの仲間がみんなヤバい。すぐ銃をぶっぱなすヤツや変態なカップル。ある意味ユニークで極悪人の彼らに対して、はじめての抵抗を始める。

つづきは映画で。

~映画と曲の一体感~

この映画で冒頭に思ったことは、人物の所作(主にベイビー)が音楽とマッチしているといこと。さながらミュージカルのような映像と音楽の融合を感じ取ることができます。
ベイビーはずーっとAppleの純正イヤホン?を耳にぶら下げているのですが歩き方や立ち振る舞いなどは、その音楽のビートに自然に沿っていきます。そしてもちろん彼の聞いている音楽は映画の曲として僕の耳にダイレクトに入ってきました。ベイビーが聞きたい音楽を聞いている。或いは聞かされているような感覚です。それはまるでベイビーと音楽を共有しているような気持になり、彼の気分を映像の何倍もリアルなもとへと変えてくれました。
そして彼が聞く音楽は私にとって意外性がありました。自分の思っていた彼の感情とは違う曲調の音楽が流れる瞬間は彼の性格や個性を表していました。というか知らない
ジャンルもありました。

エジプションレゲエってなに。。。(笑)
エジプト関係あるん?
ちなみに、ジョナサン・リッチマン&ザ・モダン・ラヴァーズ“エジプシャン・レゲエ” だそうです。


~名言~

里親ジョーとの会話で、素敵なシーンがありました。
さらにネタバレなので注意。

ジョーは「逃がし屋」としての仕事ではなくピザのデリバリーの仕事をベイビーに勧めます。そしてこのデリバリーの仕事をこう言います。

「人に喜びを運ぶ仕事」

この言葉すごい素敵じゃないですか?ピザ屋のデリバリーをこんな風に言った人が未だかつて存在したでしょうか。どんな仕事も言い方次第で素晴らしい職業にかわるんだな。としみじみ思いました。
僕は今大人の夏休みを過ごしています。在籍期間1年と3か月という短い期間で退職をして次の仕事は9月から。この映画を観ておけば前職を続ける勇気とか意思とか芽生えていたんでしょうか。そしたらどんな展開になっていたのでしょうか。

映画は見るタイミングで人生を作りますね。なんにせよ、次の仕事も胸を張ります。毎日残業で消耗している人も、睡眠不足で運転してる人も胸を張ってください!




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