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第28回 『人は意図的にどこまで太れるのか?』

読者の皆さん、こんにちは。
私、健康運動指導士として、健康維持・増進の為の生活習慣・運動をご提案していますMark(マーク)こと、坂口まさしです。

初めてお読みいただく方は、こちら(第1回ご挨拶)をどうぞ!!

☛今後の予定(予告なく変更する場合があります)☚
9/16 (有料)健康なまま痩せるコツ その3
9/23 一年間続けられるか?巷で言うダイエットは??
9/30 (有料)とにかく痩せたい!!何か一つやるなら?
10/7 ずっと太っているのは遺伝か?それとも・・・

では始めましょう!!

~キーワードは“短期間”~

さて今回は「痩身」ではなく“太る事”にスポットを当てます。正式には“太れる?”です。

一つの指標であるBMIを基準(標準値22)にすれば、“25以上”が、いわゆる「肥満」に当たる訳ですが、身長174センチの私マークの場合、標準体重66.6キロが75.7キロ以上(+9キロ)になると肥満というグループに入ります。

ざっくり言えば、日本人男性の標準的な身長の人は、10キロ太ると肥満と呼ばれる訳です。

皆さんの体重はいかがですか?

もし太っている方が、今回のテーマを見るとあまりいい気分にはならないかもしれません。

ただ、このことは一度考えて欲しいと思うのです、

それは・・・

☛『(仮に10キロほど太っているとして)今の体重になるのに何年かかったのですか?』

あなたがもし今、40歳で、20歳の頃から10キロ太るのに20年要したとします、

「痩せたいですか?」

もう一つお聞きすれば、

「この先まだ太ると思いますか?」

どこまでも意地悪ですね~失礼っ!!

つまり、意図的に太りたい人は、この世で2種類しかいません。

1.元々痩せ体質の人(そのことが人生の負担になっている)
2.太ることで仕事になる人(スポーツ選手、格闘家等)

ちなみに、痩せ体質の方を私これまで、数名だけですがサポートやフォローをしたことがあります。

経験上言えることは・・・

こういう方が意図的に太るのは、大変難しいということ。

では、先述した「20年で10キロ太った人」の場合はどうか?

この流れ・・・ご理解頂けますか?

ズバッと予告すればこうなります!!

☛「年間1キロ未満のペースでほぼ一生増え続ける」

年間1キロ未満のペースとは? 別の言い方をすれば何でしょうね?

ご存じのはずです、それは“中年太り”です。

実はつい先日、とあるアメリカ映画を見ました。偶然見つけたのですが、いかにも肥満大国のアメリカらしい映画でしたのでちょっとご紹介します。

私マークと同業者であるアメリカでは著名なトレーナーさんが、ダイエット(痩身の意)目的のクライアントさんを痩身させるドキュメントなのですが、例によって数ヶ月で劇的に痩身させてハッピーエンドで終わるという・・・

これだけだと別に面白くなくて、それこそ日本にもそれを実現させる会社のCMを皆さんご覧になったことがあると思います。

そのアメリカ映画のポイントは、かなり太ったそのクライアントさんをやる気にさせるために、トレーナー自身が3か月程度で30キロ近く実際に太ってみせる事なのです。そして同じ体重になり一緒に痩せてゆくというプロセスがコアにあります。

当然ですが、トレーナーさんは見事にビデオを巻き戻したかのように綺麗に元の身体になっていきます。

対して、クライアントさんはどうなったのか?と言うと、ビジュアル的に映画として見るせいか、劇的なビフォーアフターなのです。

その映画の中に、クライアントさんの血液検査結果を見ながら説明をするシーンがあります。

なぜ、そのシーンが流れたのかと言うと、トレーニングを始め、また食事もビックリするくらい減らし頑張っている割に痩せないことで、かなりへそを曲げてしまったのです笑。

そこでトレーナーさんが言うのです、

☛「見えないところは随分変わって、確実に健康になっている!!」

お分かりですよね?!

人間、先ずは内面からです。

申し訳ないのですが、何十年も太り続ける生活をしておきながら、本の数週間で痩せなかっただけで、大の大人(映画の中ではベンチャー企業の幹部)が、駄々をこねるというなんとも、微笑ましい内容でした。

意図的に太れなくても全く問題ないですが、少しずつ太っている事を、別の理由をつけて正当化していると、人生の最期に後悔しますよ。

関連blogをご参考に
第22回『人生、勝手に痩せて逝く?』

ではまた~

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