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体調不良と冷凍ご飯

たまに体調を崩すとこの世の終わりのように感じる。

調子が良い時は何も気にせず暮らしているのに、
調子が悪くなると急に自分の身体と向き合い始めるのは私だけでしょうか?

頭が痛くてカチ割れそうな時、
何で自分の身体なのにコントロールできないのだろう、、、と毎回思う。
もうこんな頭ならカチ割れてしまえと自暴自棄になる。

大なり小なり体調を崩すのは、疲労だったり不摂生だったりストレスだったり「何かしら」の日々の積み重ねの結果で、
調子がいい時はじわじわ蓄積されている「何か」に気づかない。

いや、うすうす気づいていても、まだ大丈夫と思って見て見ぬふり。強気にスルーしていたりもする。

でも、うすうす気づいた時に軌道修正できれば大事な頭をカチ割らなくて済む。

中医学・漢方で言う健康とは陰陽のバランスが取れている=中庸の状態のことを指す。

自分なりの「中庸」を知っているといざって時も軌道修正しやすい。
いつでも帰れるホームのようなイメージ。

旦那さんと二人暮らしの私は一度に大体5〜6合のお米を炊く。
炊き立てのご飯をタッパーに分けて冷凍する。
冷凍庫にはいつも2〜4くらいのご飯タッパーが肩を寄せ合っている。

忙しい時、今すぐ何か食べたい時、冷凍庫を開けてご飯タッパーを見つけると、過去の自分を褒めたくなる。

最近は大鍋にボーンブロスを作り置きしている日も多いので、それに合わせて乾燥フォーや冷凍うどんがとても便利。
私の中のスタメン達が”いつでもいけまっせ!l”とキッチンでスタンバッてくれている。

いきなりだが、冷凍ご飯やスタメン達のストックが「ある状態」=陽、「ない状態」=陰、だとする。
私にとっての中庸は食材が程よくストックされている状態。

先日、久しぶりに猛烈な頭痛に襲われた。

辛すぎて悲しくなり、何で私はこんなに頭が痛くなるんだろう、、、と、涙が出てきた。
こういう時に心と体は繋がっているのね。としみじみ思う。

「今日は夜ご飯作れない」と旦那さんに伝えて、ベッドで横になる。

ほとんどキッチンに立たない旦那さんでも、なんか適当に食べるやろう。とウトウトながら、

〜そういえば今、我が家には適当に食べれる物が何もない。ということに気づいてハッとする。

冷凍ご飯もうどんもフォーも何もない、、、
野菜もお肉も何もない、、、

適当に食べるもなにも、何もない!!
(むしろ昨日までどうやって過ごしてた?それも思い出せない、、、)


陰極まった。

ストックは着実に減っているはずなのに(自分が食べてるんやから)
冷凍ご飯がないことにも気づかない。
ボーンブロスを作る余裕がない。
カルディの前を通っても「今日はいいや」とフォーを買わない。

バランスの取れていた私の陰陽は、気づかないうちに陽(食べ物のストック)が減り、気づいた時にはすでに遅し。体調を崩し、食べるものも何もない。

これが私の体調不良フラグかもしれないと思った。

フラグに気づいて、ひと呼吸おいて
少し時間を作り中庸に戻す。リセットする。

自分の現在地を確認する。
そう。急がば回れ。

好きなことをする。
ゆっくりお風呂に浸かる。
とにかくボーッとする。

健康とは中庸であること。

中庸を保てれば今より少しは自分の身体をコントロールできるだろうし、頭をカチ割らなくても済む。

その繰り返し、日々の積み重ねこそが養生の本質だと思った。

特別なことはしなくていい。

忙しくなることが分かっていれば、未来の自分のために少し多めの冷凍ご飯を用意しておこう。



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