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礼儀正しさは、診察を受けるときにも武器になる

医療機関にかかるとき、皆さんが大切にしていることはありますか?誰でも、よい医療を受けたいために、気を付けていることがあり、人それぞれでしょう。私も仕事柄聞かれることがあり、そのときは「礼儀正しくする」と伝えています。特に、子どもを医療機関に連れて行くときは、心がけています。礼儀正しさは最大の武器です。

一見、こんなの当たり前と思うかもしれませんが、医療機関に行くと、これができている患者さん、思ったより少ないなあ、と感じます。中には、横柄な態度を取っていて、これだと医療者はやる気をなくしてもおかしくない、と思うときがあります。他の患者さんにも悪影響を与えます。医療者も人なので、患者さんの態度が悪いと不快に感じます。それが診療に影響することは、まずないと思いますが、礼儀正しい方が、よい医療を受けるには断然有利です。気持ちよく診療してほしいですよね。

医師への説明のわかりやすは、患者さんの資質や医師との相性など、一朝一夕には身につかないと考えています。経験と訓練が必要なケースもあります。しかし、礼儀正しさは、心掛け次第で、何とかなります。お金を払って医療サービスを受けているから、患者は客だという考えをする人もいますが、医療者を自分や子どものライフパートナーだと認識することを強くおすすめします。自分の人生を質を高めてくれる人と思い、丁寧に接します。いい関係が築ければ、心強いパートナーになります。礼儀正しさは、そのための第一歩で、いますぐにでもできます。

子どもに礼儀を教えたい保護者が多いのではないでしょうか。私もそうです。子どもと一緒に医療機関に行ったとき、保護者が医療者に礼儀正しい態度をとっていれば、子どもは保護者の背中を見て真似るはずです。逆に不遜な態度だったら、「人に言うだけで、自分ができていない」と思うでしょう。もしかしたら、医療者の接し方はそれでもいいと思うかもしれません。子どもの将来の損失につながります。学校と医療機関は、保護者が礼儀正しさの手本を見せるチャンスですね。医療機関の場合は、気持ちが落ち着かないことが多いので、ついつい粗くなっていまいますので、注意が必要です。

まずは、「こんにちは」、「お願いします」、「ありがとうございます。」と挨拶することを心がけてください。このときポイントなのが、医療者は自分の味方だと思って、肩の力を抜いてリラックスすることです。こちらがカチカチだと、向こうも緊張し、構えてしまいます。かしこまりすぎず、にこやかに挨拶しましょう。医療機関だから、特別なことはありません。是非、礼儀正しさを武器に、医療者と良好な関係を築いて、よりよい医療を受けてほしいです。


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