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先天性奇形と高齢出産の関連性

こんにちは。潤平です。

2日前からnote.comを始め、3日目。

いきなり重めのテーマですが、先天性奇形について。

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先天性奇形に生まれて、小学生の頃に見た、高齢出産は奇形児出産のリスクが高いことを示すグラフ。

「そうなのか、お母さんが僕を産んだのは35歳だから仕方ないのか」と当時は納得したと言うか、そういうもんだと認めるしかなかった。

しかし高校卒業後、柔道整復師の専門学校に通い、以来地域医療に携わりながら学び続けてきて疑問が生まれた。


【果たして、高齢出産は本当に奇形児のリスクが高いのだろうか?】


今は2020年、不妊治療のことを耳にする機会の多さに驚く。

それは高齢出産と言われる35歳以上の方ばかりでなく、20代の方でも不妊治療をするのは当たり前と言わんばかりの多さだ。


私が生まれる前、戦前の日本人は、一家族で7人8人は当たり前、子供は農作業の労働力になるからたくさん作り育てる。

そういう時代があったそうな。

それから、まだ100年と経っていない。

しかし今は子供1人授かるのに一苦労。


これっておかしくないですか?

たったの数十年で、数千年と続く人間のDNA・機能がこんなにも様変わりするだろうか?


こういった疑問から、私はある仮説を立てました。

そしてその仮説を立証するために調べようと思ったら、、、

もう既に私の仮説を立証されている方がいらっしゃいました。


その方のブログがこちら↓

本当に素晴らしいですよ。

H26年のデータを引用されていますので、今とはまた少し傾向が変わっている可能性がありますが、概ね似た傾向と思います。

ブログの内容は深く考察されていて、本当に素晴らしいです。(2回目)

こちらのブログを参考に、私はできるだけシンプルにお伝えしていきますね。


まず私が考えたことは、

奇形児数の割合が、35歳を超えた方が多くなるのは、その分母が少ないからではないか?


つまり、34歳までのサンプル数が1000に対し、35歳以上のサンプルが10しかない状況だと、1人あたりのパーセンテージの価値に大きな違いが生まれるということです。

結果、高齢出産での奇形児リスクが高いと言われているのではないか?と。


これが、やはりその通りでした。

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図を見ると、分娩数(青棒)が多ければ奇形児数(折れ線)の割合は減り、分娩数が少なければ奇形児数の割合は増えます。

私が小学生の頃、25年近く前に見た記憶では、30歳ー34歳の分娩数はこんなに多くなかったように思います。時代ですね〜。


このグラフを見る限り、高齢出産は奇形児リスクが高いとは、言えません。

なぜなら、20歳未満、24歳未満も奇形児の割合が多いからです。

寧ろこの図によると20歳未満が最もリスクが高いと言えます。


しかし、それは分娩数に大きな差があるからでしょう。

20歳未満と、25歳ー29歳の分娩数の違いは、その数、実に約25倍!

1,298と32,100。

これでは総数に開きがありすぎるので、割合は参考になりません。


似たようなことは日常でも目にすることがありますね。

【お客様満足度100%達成!!】的なものです。

5人中4人が「まあまあ良かった」1人が「とても良かった」とアンケートにご記入いただけたら、お客様満足度100%ってやつです。笑

10,000人のアンケートでは、顧客満足度100%達成は有り得ないと思います。


つまり今の段階では、高齢出産と奇形児数に、関連性は認められません。

次回も引き続き、上記のブログを参考に、先天性奇形と高齢出産について、掘り下げていきたいと思います。


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