見出し画像

炎症の有無の判断方法

こんばんは。潤平です。

腰や首など、突然体を痛めたときの応急処置について!


まず炎症の有無を判断しましょうということで、その方法を伝授します。

炎症の有無を判断するために、必要なアイテムがあります。

それは、、、


「氷水」です!


これをお伝えすると、《必ず》聞かれることがあります。


「アイスノンでもいいですか?」


対面で、アドバイスするときは、やんわりとお話ししますが、そうするとみなさん大抵、正しく効果的なアイシング(炎症を抑えるために冷やすこと)ができないので、はっきり書きます。


【アイスノン、ダメです!禁止!】


《氷水》が最高に良いのです。その理由を3つ、あげていきます。


理由1:水は人間の体の曲線に対応してフィットできるから

人間の体に直線はありません。アイスノンのような固形物を体に当てると、必ず接着感にムラが生じます。ですから、氷水が最適です。


理由2:温度が絶妙にいい。

氷が水に溶ける温度は、0℃です。水が氷になる温度も0℃です。つまり氷水が氷水である限り、温度は0℃以下になりません。そのため、凍傷を起こすリスクがありません。あと、実際に炎症した時にやるとわかることなのですが、気持ちの良い温度です。


理由3:「水」が人間に馴染む

これは完全に私の主観なのですが、やはり自然界に存在しているもののエネルギーと言いますか、氷水の冷たさで冷やすというのが、良いんですよ。お料理でも、炭火の熱、ガスの熱、電気の熱、全部質が違うじゃないですか?・・・違いがわからない人は気にしないでくださいwww

しかし必ず影響はあります。温度の下がり方とか、伝わり方が、実感としてやはりアイスノンやコールドスプレーとは全く異なります。氷水に勝るアイシングアイテムはありません。


はい、以上の理由により、氷水が圧倒的に良いです。

この氷水で炎症があるかないか、判断をしていきます。


①氷嚢(氷水を入れる袋)かビニール袋に氷水を入れます。氷の量は多めに入れて、その半分が浸る量の水を入れます。ビニール袋の場合、氷水を入れた袋を、ビニール袋で包み、二重にします。

②氷水を入れた袋(①)を患部(痛い部位)に当てます。その時、冷たいはずの氷水の温度をどう感じるか確認します。

③患部と対になっている健側(左腰を痛めていた場合、右腰)に①を当てます。その時、冷たいはずの氷水の温度をどう感じるか確認します。


パターン❶:患部に当てた氷水は健側より冷たく感じない。気持ちが良い。 → 炎症しています。

パターン❷:患部と健側に違いを感じない。 → 炎症はありません。

パターン❸:患部の方が冷たく感じる。 → 患部が低温です。


解説

❶:典型的な怪我です。患部が炎症しています。まずは炎症を抑えることが最優先です。応急処置としてアイシングをしましょう。(患部の程度を確認するのは、正しい知識を持った専門家が行うべきですので、患部を無闇に触れないようにしましょう)

❷:今のところ、炎症は起きていないです。ただ、時間の経過とともに炎症が現れることがあります。違和感を感じたらすぐに同じ手順で炎症の有無を確認しましょう。(この段階では損傷の有無を確認していません)

❸:同じ場所を痛めた経験があるのではないでしょうか?患部の温度が低い結果、痛みを感じやすくなっていることが疑われます。温めて楽になるようであれば、温めた方が良いでしょう。


患部が炎症しているか、していないかの判断は、以上のように行うことがベストです!

次回は、アイシングについてお伝えいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?