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走る時、自宅をスタート&ゴールにしない方がいい3つの理由。

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みなさんはランニングをする時、スタート地点とゴール地点をどこにしていますか?
自宅の前でウオーミングアップをし、予定の時間もしくは距離を走って自宅前でゴール、という方が多いと思います。

しかし、僕は自宅から離れたところをスタート&ゴール地点にしています。

これには明確な3つの理由があります。
今回は「走る時、自宅をスタート&ゴールにしない方がいい理由」についてお伝えしていきます。

■【理由 1】ウオーミングアップをしっかりするため。

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走る時間が限られている市民ランナーにとって「ウオーミングアップ」は手短に済ませたいもの。
しっかりやったほうがいいと頭でわかっていても、省略してしまうことはあると思います。

自宅の玄関を出て、「屈伸」「伸脚」「アキレス腱伸ばし」等だけしていきなり走り出すのはオススメできません。
筋肉が温まっていないうちに強度が高いトレーニングをすると故障する可能性が高くなります。
さらに、心拍数をいきなり上げると心臓にかかる負担は大きくなります。

僕は自宅から離れた地点をスタート地点にすることで「移動」をアップとしています。
移動しながら肩甲骨や股関節の動的ストレッチをしたり、早歩きをすることで「カラダを温める」「心拍数を少し上げる」といった走る前の準備をするのです。

移動する距離はだいたい200mくらい。
まず手首足首と膝を回してから歩き始めます。
そして歩きながら肩を回し、肩甲骨を動かすエクササイズやランジウオークなどをし、最後にツイストジャンプをして走り出すのです。

これだけでも、普段のジョグで故障する確率を下げることができます。
もちろんこれだけしかウオーミングアップができない時はハイペースで走ることはありません。

■【理由 2】クールダウンをしっかりするため

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ウオーミングアップができるなら、自宅まで帰るまでにクールダウンもできます。
整理体操やストレッチをするためというよりも「心拍数を急激に下げない」という意味合いが強いです。

スポーツジム等でエアロビクスのプログラムを見ているとわかるのですが、いきなり強度を高くはしません。
徐々に心拍数を上げていき、ある程度高くなったらその強度を維持。
そしてプログラム終了時間が近づいてきたら少しづつ心拍数を下げていき、最後はほぼ通常の心拍数まで戻して終了としているはずです。

走った後も心拍数を通常時に戻すにはそれなりの時間が必要です。
心拍数が高い状態でいきなり運動を止めると、筋肉は休んでしまうため血液を運ぶのが心臓だけになります。
これではカラダへの負担が高くなってしまいます。

そのため僕は走り終わった後、すぐには止まりません。
可能であればジョグ、最低でも必ず歩きを入れます。
こうして心拍数の急激なアップダウンを防ぎ、心肺機能に負担がかからないようにしているのです。

余裕があれば歩きながら上半身のストレッチをしています。

ちなみに下半身のストレッチはシャワーを浴びて足を一旦冷やし、その後にすることが多いです。

■【理由 3】ランニングウオッチのGPSログ

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ランニング愛好家の方は、今やほとんどの方がデジタルデバイスで走った記録を取っていると思います。

写真のようなランニングウオッチやスマホのランニング系アプリも数多くあり、トレーニングの記録を残すのが簡単になっています。
昨今ではオンラインレースでも使われるくらい精度が高くなっています。

ランニングウオッチもランニングアプリも共通しているのはGPSを使用して「走ったルート」や「走った距離・時間」を計測しログを残しているということです。

そして記録するアプリによってはそれがインターネット上で公開されます。
これが問題で、自宅が特定される可能性が高くなってしまうんです。

実際のところ、半径1~2kmくらいの狭いエリアで走り計測すると、かなり詳細に地図が表示されます。
僕自身、ショッピングセンターの800m周回コースで走ることがありますが、その時の計測記録は周辺の細い道路まで表示されます。

そのため、スタート地点とゴール地点はは自宅から100m以上離れた場所にしているのです。
先ほど「ウオーミングアップのため」「クールダウンのため」と書きましたが、この時はGPSを作動させていません。
走り始めてからスタートボタンを押すようにしています。

個人情報はどこから漏れるかわからないので、自衛した方がいいと思います。

■最後に

走る時に自宅をスタート&ゴール地点にしない理由は、カラダに関することが2つ、プライバシーに関することが1つという3つです。

いろいろな意味で「自分を守るため」に必要なことです。

自分を守るために参考にしてもらえればうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。