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「アメフト命!就活ってナニ??」 だった僕が、物凄いスピードでアトラエに内定承諾した話

こんにちは!アトラエ21卒内定者の渡辺建です。私は現在、大阪大学で5年目にしてようやく本格的に勉強を始めました(遅い)。部活のOBコーチもしており、手探りですが充実した日々を送っています。

本noteは就活生のために書きましたが「役立つもの」というよりは「読みもの」になっております。今回は僕の就活を時系列で振り返り、感じたことを書いてみます。全員には響かないかもしれませんが、就活生の中のニッチな層に少しでも参考になればとても嬉しいです。

「すでに自分の進むべき道は見えてる!」「爆速でぶち上げるぜ!」という人にはオススメできないかもしれません。どちらかというとこんな人にオススメ↓

・部活か何かに熱中している
・どこか違和感があり、就活に身が入らない
・ひと息つきたい

ということで早速行きます。三部構成です。約10,000字と長いので、忙しい方、就活生の方、③だけ読んでもらったら大丈夫です!さて、就活なんて結婚と同じくらいまだ考えたこともない大学3回生の3月に時を戻そう。

①アトラエに出会った

その日はアメリカンフットボール部で合同練習があった。そして突然グラウンドに「ヤクザと怪獣のハーフ」みたいな人が現れた。日本とアメリカのハーフなんて勝てるわけない。すかさず挨拶しながら内心思った。

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(ヤバイ、オーラ半端ない。)

その人こそがOBの川本さん(別名:クッパさん)に違いないと思った。恐怖の伝説として言い伝えられており、僕は「走れメロス」のかの邪智暴虐の王のような見た目を想像していた。

想像通りだった。

そんなクッパがどうやら会社で提供している「wevox(ウィボックス)」というツールを使ってみませんかという提案をしにわざわざグラウンドに来てくれたようだった。

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大乱闘スマッシュブラザーズより

その頃キャプテンとして価値観の違う部員ひとりひとりに覚悟を求め、同じ方向を向いてもらうことの難しさを感じていた。ちょうどそのタイミングでエンゲージメントという指標を可視化するツールを紹介して頂いたのだ。

初めはどういうものかよくわかってなかったが、本気でなんとかしたいと悩んでいるときに機会が訪れるものだなと思った。チームでwevoxを使わせてもらうことになり、川本さんはすごく丁寧に説明してくれた。すごく優しかった。見た目の怖さとのギャップに耳鳴りがしそうだった。

クッパは悪の帝王のはずなのに。

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この時初めてアトラエの名前を知った。僕は部活に専念するため就活を一年遅らせることを決めていた(決まっていた)。とにかく部活だけにエネルギーを向けたかった。当時、会社のことなんて一切知らない。

母親が買ってきた「総合商社を徹底解剖!」みたいな本も、大学入学の手引きと一緒に引き出しの底に眠っていた。「商社はすごいんかあ」程度の感じだった。今考えても非常識だ。そんな僕が初めて出会う会社がアトラエだった。

4回生になった7月、川本さんの紹介で、当時アトラエ内定者だった藤原樹さんと会えることになった。会う前日、樹さんのnoteを読み込み、チームを強くするヒントを得てやろうと興奮していた。

樹さんは内定者インターンで、すでに新卒採用担当をしているらしく、それがどういうものかイメージはつかなかったが、この日「僕とクッパとwevox」という繋がりが「僕とアトラエ」という繋がりに広がった。

↓樹さんのこれ読んで興奮してたよ笑

部活を引退した12月、東京でおこなわれたラストゲームの後、川本さんにオフィスおいでやと誘ってもらった。

オフィスはとても綺麗で犬や赤ちゃんがいた(気がする)。かなり不思議だったが深く考えると混乱しそうだったのであまり覚えていない。その後ご飯に連れて行ってもらった。

ああ六本木の近くやろ?みたいな顔で側道を歩きながら、初めての麻布十番に内心怯えていた。ああ俺部活引退したんやな、就活始まるんかな、と思っていた。

東京の夜は楽しく、アトラエっていい会社なんや、自分に合いそうやと感じるようになった。今思うともうすでに自分アトラエに行くんやろうなと直感的に思っていた気がする。でもこの時はそんなこと想像もできなかった。

②就活を始めた

自分の中のアメフトを追い出すように、一般的には遅い「就職活動」が始まった。「そろそろ考えないとなー」「俺これから何がしたいんやろう」「てゆうか社会に出るの2年も遅れてるわ」と少しずつ思い始めた。

しかし周りの同期が説明会に参加したりESを書いたりSPIを勉強したりするなか、なんかそういったものはやる気になれなかった。代わりに自分と向き合うようになった。

自分が大切にするものは何か、なぜこれまで踏ん張って頑張ってこれたか、何にワクワクし何に絶望してきたか。チームメイトの動機はとても気にかけていたのに、自分のことはすごく感覚的だった。深く考え始めたといっても、年始まで引退の余韻で遊びまくり、気づけば2月上旬のテストが終わっていた。

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そんな時に同期に誘われ、就活イベントに行ってみた。最初で最後の合同説明会だ。7000円もらえるからという理由で行った(不純)。

部署がこうで福利厚生がこうで、面白くないなーと思ってしまう自分がいた。しっくりこないなーとか冷静に考えながら気持ちをメモしていた(不純)

みんなと同じことをしてても俺の場合何も得られへんぞと思ったので、それ以降知り合った大人の方と対面で話す機会を作るようになった。そういった方のお話や、就活に関する記事を読んでいると、自分の価値観を言葉で表現している人ばかりだ。

僕にとってはそんな人たちがとても眩しく見えた。色んな価値観に触れて自分のことを考えていった。自分が大切にする考えはざっくりとあったが、決定的な言葉にしようとするとよくわからなかった。

ヒントになるかもしれないと色んなことを挑戦してみる計画をひとりでに始めた。周りからあいつは就活をやめてYouTuberになるつもりだと思われるようになっていた。

しかしこのスタイルは自分にとっての就活だと認識していた。泥臭く続けていけば、景色が変わる瞬間が来るはずだ。とはいえ企業の方との面談もたまにはあり、就活の軸のようなものを聞かれることが増えた。

「社会にどんな価値を提供したいの?」

(いや知らん知らん。僕今までスポーツしかしてきてないんですよ、せっかく買ってもらった就活スーツもまだ一回しか着てないんですよ)

と僕は思ったが、素直な僕は大人の言うことを受け止め、そんな大義を掲げられない自分がちっぽけに思えてしまった。こんな世の中を作りたいなんて理想を描く前に、世の中のことを知らない。

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これまでちっぽけな世界で自分にとっては大きな目標を目指して夢中になってきたのだ。その目標の社会的価値や利害なんて考えたこともない。分かるはずないやん、心の底ではそう思いながらも考えようとした。分からない、分からない。

闇に沈んでいきそうな感覚に陥っていたとき、アトラエのイベントに呼んでもらった。社長が登壇するということで楽しみに向かうと、社長が高熱で来られなくなったと聞いた。

(社長でも熱出すん!)

社長とはアイアンマンか何かだと思っていた僕は社長に勝手に親近感を覚えた。

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社長の代わりにCTOの岡さんという人が登壇することになった。会社で2番目に偉い人なんかな?2番目にアイアンマンみたいな人来るんかな?と思っていたのだが、岡さんを見た時思った。

(ヤバイ、オーラめっちゃふつう。)

この人クッパに負けるで。そもそも比較しているのがおかしな話なのだが、岡さんはただただ善良な大人にしか見えず、自分の心の中はどこまでも無礼だった。わけのわからないことを思いながら岡さんの話が始まった。

岡さんは就活生のとき、カッコイイ大人少ないなということに違和感を覚えたらしい。結果、当時数人しか社員がいないアトラエに入社したと聞いて思った。

(え、この人めっちゃ肝座ってるやん、自分の人生生きてるやん。)

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「仲間と共に熱狂できる理想のチームを作る」

終始笑顔で楽しそうにそう語っている岡さんの姿を見ると、引き込まれた。ノートを見返すとその言葉を2回メモしていた。綺麗事のようにも聞こえる言葉だが、就活イベントで初めて(といってもイベントは2回目)共感を覚え、ワクワクした。

(うんうん、僕もそう思うんですよ!)

引き込まれた。僕は岡さんのファンになった。 部活やってたときの質問癖がついてたため、質疑応答のときに反射的に最初に手を挙げた。質問は、特に考えてなかった。よくわからない問いを絞り出した。

「新入社員歓迎ムービーは誰が作ってるんですか?」
「これはねー社員が作ってるよー」

愚問だった。にも関わらず岡さんは親切に、めっちゃ楽しそうに答えてくれた。僕の愚問を消してくれるような難しい質問が続いた。そして衝撃を受けた。岡さんは3人の娘と1人の息子がいる。なのにカラオケオールをする。岡さんはめっちゃ楽しそうに語っていた。仕事もプライベートも大した区別はなく、ギリギリのところで最高を求める。

(嘘やろ。まじかよ。エネルギーの塊や。ていうかほぼ非常識や。)

また岡さんのファンになった。(↓いつも楽しそう)

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就活を始めてから一番強く、こんな風に生きたい!そう思った。共感しかなさすぎて逆に違和感を覚えるほどだった。世間を何も知らない僕は、就活生全員アトラエ目指すやろなとか自分の基準だけで思った。

笑い溢れる大満足のイベントだった。けど同時に思った。自分はアトラエを受けるレベルにない。俺はどうしたいのか、そこのところを全然突き詰められていなかった。

ESってどの会社出せばいいん?そんなバカなことを友達に聞いていたレベルだった。選考辞退の欄に丸をつけた。もっと自分と向き合って、覚悟を決めてから受けよう、そう思った。辞退したという事実が樹さんにショックを与えたみたいだったのは後に知る。

アトラエは自分にぴったりだ。そう直感してから、自分がしたい生き方、惹きつけられるものは少しずつ見えてきたような気がしたが、まだ進むべき方向は分からなかった。というより分からないフリをしていた。心の声に従うならアトラエしかない、今振り返るとその思いを心の底に押し込めていた。

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まだ有名な会社を全然見ていない。なんだかんだいって日系の有名企業や外資系企業のホームページをちょくちょく見ながら、大きい会社は受けるものだという無言の規範になんとなく従おうとしていた。不遜な捉え方かもしれないが、多くの人が憧れる有名な会社に少し手を伸ばせば新卒として入れる可能性が高いということは、自分自身よくわかっていた。

それはたくさん負担をかけて大学に入れてくれて、スポーツにまで熱中させてくれた母のおかげであることもわかっていた。また母がそれを望み、一般的な幸せを願っていることも。3月になったのでESを書かなければいけない。

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しかし机に座るものの何も書けない時期が続いた。割と書くつもりはあったのだが本当に手がつけられないまま時間が流れていく。人気企業受ける人は30社は出しましょうってどこかで言われたのに、結果的には1ヶ月で1社しか書けなかった。しかも母がオススメしてくれてた有名企業1社。これにはさすがに自分でも笑った。

(こんなやつおる!?)

困惑と楽観が混ざったような笑いだった。

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(ああ自由になりたい!!)

と日々思っていた。今思うとお前全然自由やったで。

1人途方に暮れるなか、3ヶ月前のことなのに大昔のことに思えるアメリカンフットボール部でのことを思い返していた。4年間、特に最後の1年は本当に色々やった。1日中部活のことに頭を使って、体も限界まで。最高の仲間と、誇れるチームで、僕らが価値あると信じる大きな目標に向かって。

ここに書いてしまうと1万字のnoteが10万字になってしまいそうだから書かないが、色んな思いの色んな活動の中に、チームをブランディングしファンを増やしたいというものがあったことを思い出した。友達にたくさん声をかけて試合に来てもらったり、道端で知り合った人にチームのSNSアカウントをフォローしてもらったり(だいぶ怪しい)。

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↑ブレブレなんだけどいい写真、女の子が多いのはたまたまw

このチームの生き様を見てほしい。エキサイティングな活動やプレーを見てほしい。声援がまた力に変わる。僕らがどんな価値を社会に与えられているかなんて分からない。でも面白い。面白いもんは面白い。それを見て欲しい。そしてファンの方に報いたい。僕がしてきたのはずっとそういうことだった。

一つの言葉が脳裏によぎった。

-世界中の人々を魅了する会社を創る-

似てるけどもっと大きなところを見てる会社があった。こんなに大きな挑戦に夢中になれたら、どんなにいいだろう。やっぱりアトラエは自分にぴったりなんだ。最初の直感がここで繋がった。

3月も半ばになったタイミングで、自分が違和感を覚えるものの前でうだうだしているより、自分が正解にできそうだと思える道に一歩だけ進んでみようと思うに至った。

③選考に進んだ

新卒採用担当の樹さんに連絡し、選考を受けさせてくださいと伝えた。ついに選考である。この時はまだ絶対にアトラエだ!とまで思っていなかった。

なんかもう受けてみたい、受けてみるか、そんな気持ちが強くなった見切り発車だった。正直まだ他の可能性は捨て切れていなかったけど、アトラエには受ける価値が絶対にある。

何かに熱中し続けること。一度覚えたらやみつきになってしまうあの感覚。この先も生きていくなら、あれが1番いいに決まっている。24時間寝る時もそのことを考えただ目標に向かって進む。辛いけど、楽しい。あんなに生きていると実感できることは他にない。スポーツや勉強をこれまでやってきて、この先はそんな機会をどこで見つけたらいいんだろう。

社会に出たらなにが勝ち負けかなんて分からないし、だれも教えてくれない。でも、アトラエと登る山だったら、そんな日々が送れるんじゃないか。そう思えるだけで受けたい理由になる。

2020/3/17

一次面接はwevoxのプロジェクトリーダーの森山さんとオンライン面接だった。チームのことやリーダーとしてのことなどを色々と聞いてくださった。森山さんは仕事のことを面白そうに話され、聞いている僕も楽しく学びになった。面接という感じはあまりなかった。

終わったあと合格の連絡をもらったはずなのだが、あまり覚えていない。審査された感じがあまりないと思った気がする。

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(↑森山さんは、使わせてもらってたwevoxの生みの親)

2020/3/26

1週間経ったあたりで2回目の面接があった。今回もオンラインで、相手はGreenのプロジェクトリーダーの森田さん。始まってすぐ、なんか聞きたいことある?と言われた。

(え?逆に?w 聞かないんですか?)

内心そう思ったが聞きたいことはたくさんあったので1時間たっぷり質問した。森田さんは就活の時1社目に出会ったアトラエに即決したという話が印象に残った。すごい企業に入るよりすごい会社を作りたいと即決するなんて、かっこいいなあと思った。面接という感じは前回以上にしなかった。終了後、樹さんから合格おめでとう電話が来た。

(今回も僕がずっと質問させてもらってましたよ!)

「ところで今から空いてるやんな?岡さんがたまたま捕まったから、連続で面接いこか?」

(え?そんなことある?なにこの回転寿司みたいなスピード感?)

僕の経験上面接おかわりは初めてだった。

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そうして寿司のネタが届くようなスピードで画面に岡さんが現れ、3回目の面接が始まった。岡さんは色んな面白い質問をしてくださり、面白そうに聞いてくださった。岡さんは家にいるらしく、その後ろでお子さんの叫び声がしていた。これが4人分のお子さんの声かと思った。

今日もオール明けかなとか思いながら話していると集中できないような気もしたが、それくらいリラックスして受けられた。岡さんはその状況に笑っていた。この人は面接一つでもこんなにイキイキとしてるのか。今回の面接でも、また岡さんのファンになった。

樹さんから電話が来た。「合格おめでとう!」

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僕は嬉しかったが、再び「こんなんでいいんですか!」と思った。正直3回の面接は審査されたというより、僕が講演の最前列で10回連続で手を挙げ質問して学びを得たようなものだった。

元々面接は割と楽しめるタイプだったが、志望動機すら聞かれないのは虚をつかれた。アトラエの面接、俺が楽しいだけやん!と思った。この時の自分に、社長面接は緊張するから安心しろと言いたい。

しかし後ほどアトラエ社内で共有されていた僕の面接結果に関するコメントを見させてもらったが、驚くほど的確に見破られていた。人と丁寧に向き合う組織だからこそちゃんと見抜くことができるのかと驚いた。

「明日、東京やんな?始発で朝9時に間に合う?社長面接行こか?」

(え明日?今日2つ面接したとこやで?もう社長?)

おいおい、岡さんだけじゃなくて社長も回転寿司スピードで現れるんかよ。絶対超多忙やのに。ただ今回は画面上ではない、足を運ぶのは僕自身だ。

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2020/3/27

就活中は途方に暮れやる気も出ず、毎日11時に起きていた僕が4時台に起きて新幹線に乗った(マスクをつけて)。たまたま紹介された別の企業の話を聞きに、東京に行く事になっていた。その会社の面談は午後で、アトラエの面接は9時から。さすがに午後に呼ばれていた手前があったので、午前のうちに自分の就活が終わるなんてことは想像していなかった。

ドキドキしながら東京に着き、いよいよ面接。社長はいかつく、ガチガチというほどではないが緊張した。

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新居社長の問いによって自分の弱さや甘い部分もかなり見抜かれたと思う。印象に残っているお話が2つある。

1.誰もが結婚を勧める御令嬢と、誰も結婚を勧めない女性の2人がいるとき、自分が結婚したいのが後者なら、社長は迷わず後者を選ぶ、とおっしゃった。就活中の自分が重なり、僕は思った。かっこよすぎる生き方だ。僕は少し舞い上がって、僕もそんな恋愛がしたいです!と答えた。答えながら俺は何を言ってるんやと思った。

2.「大切なことはスポーツカーみたいないい車に乗ってるってことじゃない、運転手のマインド。君、地頭あんま良くないでしょ?」

(バレてる。全部バレてる。)

「けどなんとかなる。森山(一次面接官)なんて軽自動車に乗ってるよ。ただあいつはブレーキを踏まない。マインドがF-1レーサー。普通の人が緩やかに曲がるようなカーブをノーブレーキでガードレールに衝突しながら曲がる。大切なのはそんなマインド。」

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僕は笑ってしまったが、鳥肌が立った。森山さんやべえ。泥臭くても、ブレーキを踏まない。こんな生き方がしたい。

「あとは覚悟決められるかだけ。どうする?覚悟が決まるなら内定出してもいいと思うけど」

僕は森田さんが1社目で決断したことを聞いたとき、そんなこと普通できるかと思ったことを思い出した。でも本当は、人生の道を他の誰でもない自分で選ぶ、そんな決断がしたいと思ったんだ。

「働かせてください!」

気づけば言葉が飛び出していた。

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社員の皆さんの前に案内され、「久々の~~内定でーす」(ちょっと忘れたけどこんな感じ)と言ってもらった。その日は出社してる人は少なかったけど、たくさん拍手してもらった。

「彼は日本とアメリカのハーフだけど英語は大したことないらしい」社長にすぐに素性をバラされた。

お世話になった樹さんが、ほんまに良かった!!おめでとう!と自分のことのように喜んでくれた。樹さんは前日の夜、電話で明日の面接のことを話したとき、あーめっちゃ緊張してきた!って何回も言ってた。

(なんで俺より緊張してんねん)

内心そう思ったが、同時にこの会社で働いてみたいと強く思った。一度きりの短い人生において一番貴重な「時間」を、心からやりたいと思えない労働に費やすより、ワクワクする仕事のために使おう。この会社には人生を賭ける価値がある。

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僕はその場で内定承諾しますと言い、内定承諾書に承諾のサインをした。

最初で最後の選考で、就活が終わった。想像もできなかったスピード感で。1週間前まで途方に暮れていたのに、昨日と今日で一気に終わってしまった。

午後行く予定だった企業に、実はたったいま内定を承諾しまして、と伝えた。交通費は頂けなくなったが、こんな貴重な経験に2万円は安い。またバイトすればいい。

最後に、自分の教訓

僕が就活中に気づいて、大切だと思ったことは2つだ。

1. 直感を信じること

直感はこれまでの経験を詰め込んでギュッとしたものらしい。直感をうまく言葉で説明するのは難しいと思うから、そこに頼るのは正直怖い。けど、自分の心が弾む瞬間を見逃してはいけない。

生涯賃金が~とか、モテそうだから~(この誘惑には釣られかけた)とか、有名でみんながいいって言うから~(ぶっちゃけ知名度はともかく知ってる人はみんなアトラエをいいって言うんだけど笑)なんて、取って付けた理由に従うくらいなら、面白いもんは面白い、やりたいもんはやりたい、これでいいんじゃないだろうか。シンプルな理由の方が、案外力が出るんじゃないだろうか。

2. 人生に責任を負うこと

それでも周囲の声を聞かないというのは勇気がいると思う。そんなときはどんな人生を歩みたいんだと自分に問うてみる。誰の人生なんだ、と。自分が歩む道を自分で決めてるんだという感覚は、迷いをなくし力を生んでくれる。決断した道を正解にしようと頑張れる。

他人に決めさせてしまったら、ずっとつきまとう違和感を心の奥底に隠し続けてしまう。誰かのために頑張るということがあっても、自分の人生は誰かの人生ではない。自分で生きていく覚悟を決めなければと思った。

心の声に気づいて、自分の人生を歩む覚悟が出来たら、後は決断するだけ。迷ったらワクワクする方を選ぼう。自分のキャリアを明確に描いていたり、世にこんな価値を届けたいってことが見えてる人はすごいと思う。けどそうでない人でも、こんな生き方がしたい、こんな自分でいたい、それに向き合って決断することはできる。

でもでもそれでも辛くなること、あると思う!(めっちゃあった) 辛くなったら別に一回休んでもいいんじゃないかと思う。企業選びなんて合うか合わないかでしかないし、背伸びする必要もない。社会に出る上での第一歩は大切だが、それで人生がすべて決まるわけではない。

遠回りでもなんでも自分なりに頭を使って瞬間を生きていれば、いつかこれだと思える選択に巡り合えるはずだ。一度走り出してまた戻ってくる。そんな道草ができるのが人生じゃないだろうか。(23年しか生きてないけど笑)

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僕の場合、自由になりたいと願っていたのは、別に自分が不自由だったわけじゃない。他人の基準に縛られ、自分の決断に責任を負っていなかっただけだった。有名な企業に入ったら、そのときは親や周りの人は喜んでくれるだろう。

けど、自分の場合そんな感じで入ってから本当にイキイキと働けるだろうか。いくら給料や待遇が良くても、社会の歯車となって仕事をこなす自分を見たら、これまでお世話になった人たちはなんて思うだろう。これまで育ててもらったからこそ、他人の声に従うのではなく、自分自身が望む道で幸せになる義務があると思った。

アトラエのビジョンに覚えた自分の直感を信じられるようになり、自分の人生を歩む覚悟ができると、モヤモヤした気持ちが楽になった(この方が険しい道なんだろうけど絶対に楽しい)。

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社長が面接で言ってた、Atrae is me という文化が好きだ。会社のことは自分のこととして考えることである。

商社行くん?とかYoutuberなるん?とは聞かれても、アトラエ行くん?とは聞かれなかった僕も、今はアトラエのいいニュースが嬉しいし、アトラエのファンを増やしたい。そしてアトラエはすごいけどお前は大したことないなんて言われないように必死で食らいついて、自分のファンを増やしたい。

大学で勉強しながら、チームに残りコーチをしている。当事者ではない分、キャプテン以上に、また違った難しさがあると感じている。言い訳をしようと思えばいくらでもできる。それでもキャプテンやってた時くらい覚悟を持って自分事で考えることにした(難しいけど、頑張ってる!)これからは何事も、自分で責任を負って生きていく。僕はまだスタートラインに立ったばかりだ。

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川本さん、樹さん、アトラエの皆さん、ほんまにお世話になりました!そしてよろしくお願いします!

最後まで長文にお付き合いしてくださり、ありがとうございました。


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