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2023年7〜9月活動予定(演劇/批評)


【文章】

渡辺健一郎×小峰ひずみ 往復書簡(第三回)「顕れる観客」

批評家、小峰ひずみさんとの往復書簡第3回目です。「書くこと・思考のリズム」を問題にしている点で共通している私たちですが、しかしそのリズムには大きな違いがある。書くことにまつわるそれぞれのリズムは、読者=観客といかなる関係を持つのか。

【演劇】

1.不労社『悪態_2307』 アフタートーク

7月23日(日) 15:00〜 フジハラビル(大阪、南森町あたり)
関西を中心に活動している劇団で、2022の若手演出家コンクールで優秀賞受賞、ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム「KIPPU」にも選出されている、若手の筆頭格。「ノン・ヒューマン演劇」という謳い文句がかなり気になるところです。
7/21〜23の三日間で6ステージ上演する様なので、私の登壇する以外の回にも是非。

2.したため『埋蔵する』『ふるまいのアーキビスツ」アフタートーク

7月29日(土) 19:00〜 UrBANGUILD(京都河原町あたり)
遊びがいがありすぎて途方に暮れてしまう岸井大輔の戯曲を、したためがいかに上演するのか。話したいことがありすぎて時間内におさまるのだろうか。
上のリンクから戯曲が読めます。二つあわせて1000字に満たないくらいのものなので、じっくり目を通してからお越しになることをオススメします。
なお、会場のUrBANGUILDでお酒を飲みながら観劇できます。私はこの会場がとても好き。来たことない人は是非一度。

3.「俳優にとって自由とは何か?俳優のための演技論史講座」講師

8月7〜12日
座・高円寺の劇場創造アカデミーの公開講座です。スタニスラフスキー、メイエルホリド、ブレヒト、ピーター・ブルック、グロトフスキーの演技論を5日で通覧しようという恐ろしい講座。演技論の歴史は本当に面白い。俳優こそ学ぶべきだなと、改めて強く思っています。
もう定員に達したかどうか、といったところですが、8月10日のゲストトークは余裕があるはずです。近代以前の演技論史を緻密に研究しているエキスパート、横山義志さんをお呼びしています。かなり面白い話になるんじゃないか。

4.「言葉のリズム〜私と社会をつなぐもの〜」講師

8月25・26日(金・土) 人間座(下鴨あたり)
5人の俳優、演出家による連続ワークショップです。私の講座のタイトルは「没入の言語、批評のリズム」。座・高円寺の演技論史でも主題の一つとなっているのですが、俳優あるいは観客にとって「没入」とはどういったことか、というのは本当に大きな問題です。あるいはまた、批評とは距離化、客観化、言ってみれば没入を脱するものとされているわけですが、自分が今批評に身をひたしていて、本当にそうか? などとも思っております。
探究したいことがたくさんある。いくつか実験すると思いますので、お付き合いいただければ。

【批評】

誤配と人文学ーー東浩紀『存在論的、郵便的』を読む トークセッション

9月1日(金)15:00-19:30 オンライン
『存在論的、郵便的』刊行25周年ということで開催される、若手批評家たちによるトークセッションイベントに呼んでいただきました。もはや人文まわりでは当たり前の様に使われている(使われすぎていて逆に使いたくなくなる)誤配という概念と、「観(光)客」との関係、みたいなことを、私としては話したい。zoomの上限300人が埋まるかもしれないらしいので、ご予約はお早めに。

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