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『リーダーの質問力と対話力がDE&Iの取組みから価値を生む』

ダイバーシティが存在するだけでは価値創造には繋がらない。
インクルーシブネスが高いだけでも価値創造には繋がらない。

ダイバーシティとインクルーシブネスを価値創造に繋げる、そのブリッヂとなるのはリーダーが持つ優れた「質問力」ではないでしょうか。
そしてその「質問」によって多様なアイデアが放出されるので、リーダーには「対話を起こす力(発信力)」が必要。
その対話が起きるとき組織のインクルーシブネスの高さが対話を継続させる力になる。
このようにして、対話が組織内のダイバーシティとインクルーシブネスの存在によって増幅し、組織のラーニング・アジリティも高まっていく。「対話」を持続させると同時に、そのクオリティはダイバーシティの存在とインクルーシブネスの高さを必要とする。

そして、この「質問力」「発信力(対話を起こす)」「対話力(対話を継続させる)」というリーダーの資質は、社内だけでなく社外の人々を巻き込むとき、ますます必要な3点セットになるのではないでしょうか。なぜならば、異なる文化圏(企業文化も会社によって様々)にいる人々と共創していくとき、それぞれの価値観の違いを乗り越えてともに前進するチームになるために、この3点セットはますます重要になると考えます。

そのために、リーダーの重要な経験として異文化圏での修羅場体験が意味を持ってくる。それは本質的に(いや本能的に?)、異なる価値観、異なる経験、異なる感情などを尊重することの意味の理解へとつながり、少々のことでは揺るがない個人の価値観としても異文化への尊重が定着していくことになる。そういうリーダーが率いる組織だから、ダイバーシティを活かし、インクルージョンによってチームから新たな価値創造をもたらすことができる

なぜ、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンに取り組むことが大切なのか?多様性に富む組織の方が業績が良いとよく言われる一方で、「なぜ、そうなるのか?」を考えてきました。
社外の様々な調査結果もその相関があることは説明しますが、なぜそうなるのか?についてはあまり触れていないように思います。
「DE&I」と「業績」の間にある秘密。
この答のひとつはこれなのではないでしょうか?

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