見出し画像

東北大学AO入試II期受験自伝【AO入試の利点編】(Part03)

今回は、それぞれの試験の対策を説明し始める前に、AO入試を受験して良かったことについて話していきたいと思います。

大学に進学する目的

それが普通だから。みんなが行くから。という理由でなんとなく大学に進学している人は少なくないと思います。私自身も最初はそんな感じでした。一般入試の勉強だけをしていたら大学に進学する目的をちゃんと考える機会はきっとなかったと思います。

志望理由書を添削してもらおうとU先生のところに行った時、(U先生は学校の先生で私をAO入試合格に導いてくれた恩師です。これからたびたび登場すると思います。)

U先生
「君は東北で何を学びたいの?これじゃあ伝わってこない」

「まだ具体的にどうこうっていうのは決まってない、というか実際に学び始めてみないと自分がどういう分野が得意で、興味を感じるかっていうのは分からないと思うので、自分の過去の体験を中心に…」
U先生
「…じゃあ、AO受けんな。」

今思えばその通りだと思います。だって、そういう人は一般入試でとれば良いのですから。AO入試で最も大切なことは大学側の意図を読み取ることです。東北大学は募集人員の30%をAO入試でとろうと枠を拡大中です。どうして手間も時間もかかる入試を増やしているのでしょうか。一般入試だけではとり損なう人材がいるからではないでしょうか。

とはいえ、私の発言の気持ちも分かりません?笑

高校の授業で学んだ程度の内容とちょっとそんじょそこら専門書を読みあさるぐらいでは、面接試験の時に教授の方々にごりごりに突っ込まれたら言葉を失ってしまうのではないかと。あ、言い忘れてましたけど、志望理由書に書いた内容は面接試験をする際の材料となりますので、しっかり受け答えができる内容にしましょう。

では、どうすれば良いのか。

大学に進学する目的を探すのです。入ってから学びたい分野が変わってもいい、でも今のところはなにがやりたいの?それをやるためにはどうしてここじゃないとだめなの?ここに入ってどういう風に学んでいきたいの?それを必死になって考えるのです。正解なんてありません。でも、その過程こそが大切なのです。自分の経験はもちろん、大学で学べること、大学の様々な制度やプログラム、さらには社会情勢にまで目を向けて、自分の漠然とした興味や好きを論理化させるのです。そうすれば、大学に進学するというぼんやりとした目的が具体的なものとなってくるはずです。

私はこの過程を通して大学に進学する目的を見つけることが出来ました。もちろんこれからその目的が変わることもあるでしょう。しかし、AO入試を通して学んだこのプロセスは確実に私の財産となりました。

時間的余裕

私が今noteを書けているのも時間の余裕があるからです。東北大のAOII期の合格発表は11月末なのでそこから4月までの約4ヶ月はひとまず安心した生活を送れます。

まあもちろん大学からの課題や一般入試勢にバカにされないために高校の勉強もしてますけど、やはり相対的に余裕はあります。特に大学生活の準備が早くからできるというのは大きいです。家探しから契約まで、大学生協の手続き等はかなり大変だったので3月にやることになっていたかもしれない考えると怖いですね。

他にもAO入試II期合格者の懇談会で入学前から友達ができたり、入学前海外研修プログラムに応募できたり、自動車免許をとりに行けたり、と様々なメリットがあります。

まとめ

・大学進学の目的を考える良い機会になる
・時間に余裕が生まれる
といったところでしょうか。メリットばかりに思える東北大のAOII期。次回はそんなAOII期の意外な落とし穴について話していきたいと思います。


*質問・疑問・意見・感想などがあれば気軽にコメントしてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?