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東北大学AO入試II期受験自伝【筆記試験の対策編】(Part08)

今回は小論文以外の筆記試験について話していきたいと思います。

筆記試験の重要性

何度か言いましたが、東北大学のAO入試は学力重視です。

東北AOデータII

データの一番左を見てください。

面接試験・出願書類でD評価、評定平均4.4以下でも10%くらい、つまり10人に1人は合格しているのです。(私の評定平均は4.3です苦笑)

しかし、筆記試験で50%以下だと合格率はほぼ0%です。

結局、筆記試験で点をとることが重要なんです。

出題傾向

基本に忠実な東北大の一般入試同様、AO入試も基本に忠実な問題が多いです。

勘違いしてほしくないことは、基本に忠実というのは簡単という意味ではなく、基本を正確に理解していれば、それを活用して解ける問題であり、教科書外の知識が必要な問題はないということです。

それに加えて、AO入試では公式証明問題もでます。(私の年は平面の方程式から法線ベクトルを導く公式の証明問題がでました)

方法

実は対策といっても一般入試対策とほとんど同じ勉強をしてました。(時期は早めましたけど)

大切なのは一つ一つの参考書を完璧にするということです。

理系教科は(英語はいまだに勉強法が確立してません苦笑)
理解用参考書→実戦用参考書→過去問というように進めていきました。

理解用参考書とは、教科書の理解を深めるための参考書です。入試問題は教科書をもとにつくられますから、教科書を読むのが一番ですが、読むだけでその本質を理解するのは中々難しいと思います。(がちで頭いい人には必要ないと思います。)

実戦用参考書とは、理解した基本を応用するための参考書です。ここで大切なのは、応用する方法を学ぶのであって、その問題を解けるようになるのが目的ではないということです。たまに、ろくに基本が分かってないのに難しい問題集ばかり解いて、頭良くなった気になっている人がいますが、そういう人は大抵、初見の問題が解けません。

え、二冊でいいのと思うかもしれませんが、完璧にすれば大丈夫です。

完璧にする方法は下の本を読んでください。私は自分の勉強法に革命がおきました。

ぶっちゃけこの本を読めば何の問題もないと思うのですが、私は使った参考書が違うので、使った時期も含めて紹介していきたいと思います。

数学

理解用…青チャート【~9月】
実戦用…数学重要問題集【10月~】

青チャートは高1からちょくちょくやっていましたが本格的に始めたのは高3の6月からです。実戦用は最初プラチカをやっていたのですが、解答がきれいすぎて解説が少なかったのですぐやめました。重問は時間がなかったので必解だけやりました。

あと、教科書にかいてある公式くらいは導出方法を確認したほうがいいと思います。(私は公式証明問題解けなかった)

物理

理解用…物理のエッセンス【~8月】
実戦用…物理重要問題集【9月~】

物理のエッセンスは高3の4月から始めました。予習にも使いましたが、まとめられすぎてて独学にはあまりおすすめできません。実戦用は名問の森重問で迷いましたが、個人的に重問の構成の方が好きだったので重問にしました。どっちでもいいと思います。重問は必解しか解いてません。

化学

理解用…基礎問題精講【~8月】
実戦用…化学重要問題集【9月~】

化学の理解用は探すのが結構大変でした。化学が多少暗記要素もあるので、本質まで説明してる参考書が少ない印象です。重問は必解しか解いてません。あと、物理も化学も学校でセミナーが配られたのですが、上記の本のやり方をするには問題数が多すぎたので全くやりませんでした。

英語

苦手なんであんま言えないのですが、速読英単語(必修編)【6月~】を音読しまくったらましになりました。あと、二次試験の対策でドラゴン・イングリッシュ【9月~】をやってました。

これらの参考書を上記の本のやり方で5回解きました。(本では7回解けと言っていますが笑)

あとは過去問演習をして時間になれれば問題ないと思います。

まとめ

・筆記試験とれればほぼ勝ち
・基本に忠実な問題が多い
・一般入試と同じ勉強で大丈夫
といったところでしょうか。次回は、合格後にどのようなことが待っているかの話をしていきたいと思います。


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