思考の整理学の読書感想文

知識は,アウトプットして,シェアして

周りの人を豊かにするから意味があります。

どれだけいい知識をもっていても

隠していたら,何にもなりません。


ここぞという時に使えるように

ここぞという時に相手を豊かにできるように

自分の思考を整理したいものです。


1、余白をつくる


今は情報が驚くほど溢れかえっています。

現代人が1日に受け取る情報は江戸時代の1年分だそうです。

江戸時代からたった200〜300年しかたっていないのに

そんな情報量を蓄えるほど,脳みそは進化できません。

では,どうすればいいのか。


「情報を手放して,余白をつくる」


もちろん,手放して忘却しきっては意味がありません。

なので感覚としては,手放すけど忘れないようにする。

そのためには,情報の鮮度が高いうちに

何かに書き残すと良いでしょう。

そうすることで,ごちゃごちゃしていた知識

「どうやって書こうか」と考えるうちに整理され

自分にしっくりくるエッセンスだけが残ります。

また書くことによって,情報が紙面上に残るので安心して手放せます。

そして,空いた余白にまた新しい知識がはいってきて、

それを手放してを繰り返すことをしていくのです。


僕は本を大量にもっていました。

本をもっているだけで知識を持っている気分になっていたのです。

そして,安心していたのです。

持っているだけでは意味がありません。

僕は本をほぼ全て手放しました。

すると,周りの雑念が消えたので,入ってきた情報に対して,

正面から向き合い,アウトプットするようになりました。


一度でも,余白をつくり,アウトプットとインプットの

行き来をするだけでもすごく自分の成長を感じ

他者への貢献ができることを実感しました。


2、質問に答えて考えを整理する


書き残すことでも整理されますが,

話すことによっても整理されます。

特に,相手からの質問(フィードバック)を受け,答える時

新たな視点で,自分の知識を眺めることができるため,

自分だけでは気づかなかった新しい一面に気づくことができます。


また,思考が整理されることによって

自分の価値観を見つけられることがあります。

自分の中でぼんやりしていた価値観が

整理することを通して,見える化して

気づいていなかった価値観を再び発見できるからです。


再発見した価値観はうれしくて固定化しそうですが

その時その時で流動的なので固定化せずに

仮決めという形が望ましいでしょう。


3、知識のストックからシェアへ


前述しましたが,

知識はもっているだけでは意味がありません。

使ってなんぼです。

知識をシェアすることで,知識が知性へと変化します。

知性とはその人が醸し出す知的な雰囲気のことです。

自分がもっている知識や知恵を

相手の成長や問題解決のために使えたら

そんなに素敵なことはないです。

知性がある人は知識や知恵だけでなく

貢献の精神があり,謙虚な姿勢があり

相手を心から思える思いやりの気持ちがあります。


相手のために知識や知恵が使えるように

今ある知識をシェアする中で洗練していき

他の人に貢献するために使える状態にしていく。



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