25歳のぼくが選挙に行くために考えたこと。#選挙に行こう

参議院の選挙になって、手のひらを返したかのようにみんながつぶやき出したようにみえる。

何かのキャンペーンなのだろうか。ちょっと違和感を感じたけれど、この傾向自体は悪いことじゃないからこれを機会に考えたい。

ネットではイメージのものばかりが先行しがちだ。ただ、自分が投票をするときに知っていればよかったことが別にあると思ったので、まとめることにした。

「おまけ」にはネットでまわってきた動画や画像、ツールをまとめた。参考にどうぞ。


1. 衆議院と参議院の違いと立ち位置・役割

「よし!まずどこから考えようか」と思ったときに、今回は参議院だけど、そもそも衆議院との違いや仕組み、役割について自分は理解しているのか、と頭をよぎった。

そして、「ぼくらが投票することでどんな影響があるのか」を自分のなかでわかってないと選べないなと思った。なのでぼくは選挙の骨組みである「衆議院との違い(任期、解散の有無など)、役割」を調べることにした。(考えてみれば学校で習うような基本情報なんだけど、これを知らない人は意外といることを周りに話してみて感じた)

<基本情報>
任期:(衆議院 3年、参議院 6年
解散:(衆議院 あり、参議院 なし
投票:(選挙区 1枚[地域]、比例代表 1枚[全国])
選挙方式:議席の半分を選挙で決める(改選)

任期は6年だけど、今回行われる参議院議員通常選挙は3年に一度の選挙で、議席の半数が入れ替わりの対象になる。今回は半数の121議席のうち、残っている与党と野党に偏りがある。残りの半数を選ぶときに、ポイントになるだろう。

参照:選挙ドットコム


あと、参議院には3つの特質があるという。理想と現実の問題があるだろうけど、ぼくにとっては新鮮だったので引用したい。

<特質>
良識の府
内閣にとって多数派の支持が必須となる衆議院は、逆に言えば通常は内閣の存立基盤であり、日本国政府を監視し、その過誤を是正するといった機能は、参議院の方により強く期待されることとなる。
再考の府
衆議院先議案が衆議院で可決した後に参議院に送付されて国会で二度目の審議に入ることが多いことから「再考の府」とも呼ばれる。
政局の府
内閣不信任決議は衆議院のみの権限であるが、参議院の権限は決して無視できないものであるため、内閣は常に両院を意識する必要がある。参議院議決が政局になることから「政局の府」とも呼ばれる。
(Wikipedia「参議院」参照)

この三つの話から、今回の参議院選挙で自分が選ぶのは、国のストッパーになるような役割の人を選ぶことになるんだろうな、という認識でいる。


2. 若者から見た選挙像

いろいろ調べているうちに、選挙に対するある考え方を見つけた。

それは「いくら若者が投票しても、人口的に数が少ないから、高齢者の人たちに有利な政策を出した方が強い説」である。※ここでいう若者は50歳までをラインとして考えている。

これがもし本当のことで受け入れるとすると、若者の投票には意味がないとまでは言わないけれど、効果は薄くならないだろうか。(とはいえ選挙に行かない理由にはならない)

まず、ほんとに人口で負けているのかを調べてみる。
令和元年6月1日時点の人口推計」によると、20歳から50歳までの人口が4,557万人、50歳以上の人口が5,950万人だった。ただし、選挙権のある18,19歳の数が出せなかったのと、100歳より上の人は選挙にいけるのかを考慮できていない。とはいえ数は負けていることに変わりはない。

参議院議員通常選挙の年代別得票率の推移」をみても、50・60・70代の得票率が他と比べて高いことがわかる。

ただ、政策が「若い/若くない」の指標だけで判断できるものなのだろうかという疑問が残る。高齢者に必要な政策が、若者に必要なものもあるだろうし、逆はないのかという見方もある。例えば社会保障は年齢が上の人のものだと思いがちだけど、

結論として、数値でいえば正しいことだったけれど、他の要素を考えてみると、若者が選挙に行っても効果が薄いとは考えられなかった。


3. どこに投票しようか

さて、いよいよあとはどこの政党の誰に投票しようかを考えるのみだ。(書くのもう疲れてきた)

自民党、公明党、立憲民主、国民民主、日本維新の会、日本共産党、れいわ新撰組、沖縄の風などいろいろある。

<各党の政策ページリンク>
─ 与党
自由民主党
公明党

─ 野党
立憲民主党
国民民主党
日本維新の会希望の党
日本共産党
れいわ新撰組
沖縄の風


Wikipediaの各党議員在籍の図を参考にして、主な政党の政策ページのリンクを貼り付けた。いちいち探すのに手間取る。全部一ヶ所にまとめてもらえるとありがたい。余談だが、まとめるときに各党ごとに政策の見やすさ、たどり着きやすさも違うことに気づく。みんな見るものなのだから、という視点で見るとまた考えてしまう。

下のおまけ欄<記事>にある選挙リンク集をざっと試して考えながら、各党の政策をながめた方がいいかもしれない。

おまけ

選挙に行くときに参考になるかもしれないものをネットで見つけたものを中心にまとめた。

<動画>
1. せやろがいおじさん 

いろんな社会問題に問題に対して、動画でコンパクトで伝えている。「選挙行こう」というメッセージはわかりやすい。


2. 選挙に行くな

選挙に行こう、ではなく選挙に行くなと言って逆に煽る動画。禁止されると行動したくなる心理を利用している。

元動画は「Don't Vote」であるけれど、字幕がなかったので日本語訳のあるこの動画をどうぞ。


3. 山本太郎 

れいわ新撰組を旗揚げした山本太郎さんによる政見放送。


<画像>

(調査中。後記。)

<記事>

・「Buzzfeed Japan」がまとめた、どこに投票するか迷う人のための選挙リンク集。このツールも使った上でしっかり検討したいところだけど、まずはここからかな。

・はじめての選挙、ではなくても勉強になるのでさらっと読んでおくといいかもしれない。


終わりに

期日前投票はあと5日、当日を考えれば6日ある。イメージだけに惑わされず、自分で考えてみてほしい。

ぼくらが一票を投じる投じない、それが意味あるのかないのかを問う前に、ぼくらは考えて調べて行動していかないといけない。別に政治に限ったことじゃない。選挙をきっかけに動けばいいだけのことだと思うのだが、いかがだろうか。


<参考文献>

参議院議員通常選挙;

総務省統計局;

総務省;


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