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うつ病より「プチうつ」の方が深刻な件

こんにちは。
バリバリエンジニアをやりながらどうしようもない精神病を抱えていることで悩んでいる、水陸両用くまです。

最近、いろいろな意味で厄介なことに、「プチうつ」なるものが流行っています。
流行っているというと言うのは、言葉だけじゃなく、本当にちょっとした鬱、という意味でも使われていて、これが意外に冗談じゃなかったりすることもあるのです。
下手に「プチ」なんて可愛らしいファッション系に通ずるような言葉で修飾されているため、皆「程度の低いうつ」としか思いません。
だが、それは私から言わせてみればとんでもない誤解です。
軽いうつというか、落ち込んだり眠れなかったり、そういうネガティブな感情に支配されてしまうことは当然誰にだって多かれ少なかれあります。
しかし、この「プチうつ」というものの何が大変なのかというと、大きく分けて3つあります。

・あっという間に深刻な事態になる恐れがあること
・なまじ小さいうつだと思われているため、周囲からの助けを得られにくい(または本人が大丈夫と思って助けてもらおうとしない)
・自分が精神の病に罹っているというしっかりとした自覚がない

一つ目の、「深刻な事態」というのは、これはもう最悪のケース、「自○」またはそれに近い行動です。
本当に、本人からすれば
「朝起きて会社行きたくないから首の体操でもしてみようかー」
なんてケースから始まる、残酷なことだってあるのです。
3つ目の「自覚がない」という状態にも関わってくるのですが、自分では本当に今自分に対してやろうとしている行動が、後で取り返しのつかなくなることになったりすることだってあるのです(漫画家でいうと、ねこ○るさんや卯月○子さんがそれにあたるでしょうか?)。

2つ目の「小さいうつだと思われている」というのは、これもやはり自覚がないことに関わってくるのですが、周囲の助けがほぼない、ということになります。それは考えている以上に大変な状態です。
どんなに友達や恋人、家族など、他の人から良く思われていても、精神面で辛い思いなどをしているという事を第三者からみて「そうは見えない」と感じられてしまうと、本人はひとりぼっちになってしまいます。
プチうつ、などという言葉に惑わされてしまうと尚更です。
こればかりは、本人が他の人に見せる行動や態度などの問題もあるので、やはり残酷なようですが、周囲が全てを悟ったときには「本当にそんなふうにみえなかったのに……」という結末も考えられます。

そして、最後の「自分に自覚がない」ということ。
これに関して、僭越ながら私から言いたいことは2つ。

「死ぬほど嫌なことがあったら逃げてください」
「自○の念慮や苦しさにある種、頼っているなら、精神科の精神薬に頼ってください」

もう一度言いますが、「プチ」なんて言葉に惑わされてはいけません。
本物のうつ病より大変な結末になることもあるのです。

私は、これまで、そして今も、本物のうつやプチうつも経験してきました。
本当に運も縁も良く、助けられて今を生きてこれましたが、それでも私も人間なので100%はないです。
プチ鬱になって、高いところから飛び降りたりすることだって自制できなくなる確率もゼロではありません。
これに関してはどんな人だってそうだと思います。

だから
・辛い時はすぐに逃げたり乗り越えたり、またはいなすなど、自分なりの解決法を見つける
・どんな小さなことでも周りに相談する
・自分が実は精神病またはそれの予備軍や、隠れた病に冒されているかもしれない
これらを守って生活をしてくださることを願っています。

あなたが死んで笑う人や嬉しい人はいません。
どうか、自分の命を守り、親しい人の命を守ってください。

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