愛猫ゲンの『ふらつき』がヤバい!【前庭疾患?扁平上皮癌の腫瘍?】
今回の記事は愛猫ゲンのふらつき問題についてです。
前回の「過剰グルーミング」の記事冒頭でも書きましたが、ゲンの右あごに出来た腫瘍は上方向へと進行し、目元あたりまで上がって来ていると思われます。
扁平上皮癌の治療としては分子標的薬パラディア錠15mgを週3錠をもうかれこれ12錠ほど服用させています。
しかしそれを飲んだところで腫瘍の進行を遅らせるくらいしか期待出来ないことは最初から承知しています。(腫瘍が消滅するケースも普通にある様ですが…)
眉間の裏側の肉が腫瘍によって押し出され、右目を半分くらい隠してしまっている現状を考えますと、右あごから始まった腫瘍が脳に到達するのは時間の問題だと考えていました。
そしてここへ来て新たな展開です。それはタイトルにある様に「ふらつき」が顕著になってきたということです。
猫のふらつきの原因として考えられるのは前庭疾患や脳腫瘍だそうです。
脳内の前庭神経に疾患が生じ、平衡感覚を司っている三半規管が異常をきたしバランスを崩してしまうのだそうです。また特発性の場合は自然治癒もあるのだとか。
謎の多い病気で原因も脳腫瘍や耳の病気など様々で、眼球が小刻みに揺れるなどの特徴もある様です。
あと、パラディアの副作用として跛行というものもある様です。
まあ、素人の私がそれらをクドクド解説しても説得力がありませんし、私自身もよく分かっていないのでこの辺にしておきます。
で、ゲンの場合は眼球が小刻みに揺れたりはしていません。ゲンの症状はあくまでも「ふらつき」「よろめき」「ズッコケ」って感じです。
私が特徴的だなと思うのは、ゲンの扁平上皮癌の腫瘍は右あごから頭部へ向けて進行していますが、「ふらつい」て「ズッコケ」る流れが腫瘍による仕業を思わせる点です。
流れとしては、まず首から上が右側下方向に持って行かれ、体がそれにつられて右側に倒れてしまうというものです。
ちなみに首から上が「左」側に持って行かれることはないですね。こういうある片側のみに持っていかれるのはゲン独特のものなのか? 前庭疾患ではノーマルなことなのかは私には分かりません。
ただ私としてはゲンの顔の右側が腫瘍に侵されていることは分かりきっていますので、腫瘍が脳に到達もしくは到達寸前なのかな? とどうしても思ってしまいます。
実際のところゲンの脳内がどうなっているのかはCTだかMRIだかで調べれば分かるかと思いますが、それをする為には全身麻酔が必要になります。
ゲンは高齢で腎臓も悪いので全身麻酔はNGですし、そもそも麻酔時に使用する気管チューブは口が開かないため入れることが出来ないという事情もあります。
ま、仮にゲンが全身麻酔を掛けられる体であっても気管チューブを挿管出来たとしても今更ゲンの脳内の現状を知ったところでどうしようもありませんしね。
だからと言って何の対処もしない訳には行かないので、とりあえずステロイド薬のプレドニゾロン5mgを飲ませて様子見をしているところです。
今のところは首から上が右側に持って行かれてズッコケてもすぐに立ち上がりますがそのうちに立ちあがれなくなるのだろうと想像しています。
そうなった場合は寝たきりになるということですね。
食欲はレメロンというお薬の力を借りていることもあってまあまああります。もちろん旺盛ではありません。
分子標的薬パラディアの効果か? 口内の腫瘍は肥大化していない様で未だに舌でフードを拾って食べることが出来ています。
ですのでゲンが寝たきりになったら全ての食事はスプーンで食べさせてあげることになります。
今までもスプーンで差し出した方が食いつきが良いのでさほど苦労することはないとは思いますが……排泄はペットシートでOK。
こりゃ本格的な介護、ザ・介護は避けられませんね。
腫瘍が脳まで来ているのだとすると突然の別れもあり得ますが、今のところ逝く気配は感じられないので寝たきりになりながら生き続ける可能性もあります
たとえ寝たきりになったとしても食欲があるうちはゲンに「生きる価値」はあると考えています。
一般に食欲が失せてもシリンジによる強制給餌やチューブ給餌で生かしてあげることで「生きる価値」を見出してあげるものです。
しかしゲンは口がまともに開かないのでシリンジによる強制給餌はNG、チューブ給餌もNGなので食欲が失せた場合どうするのか悩ましいところです。
なんだかんだ言っても最終的にはエリカラを付けての経鼻チューブかな? いや、寝たきりでまともに動けないんならエリカラ無しでいけるのでは?
まずはその前にシリンジの先端にチューブをジョイントして口からのチューブ給餌を試してみよう、経鼻チューブはそれが上手くいかなかったらでいいか…
あとは私がいつまでゲンの「生きる価値」を見出してあげられるかですね。
そう、ゲンを生かすも殺すも全ては私次第なのです。
命を預かることの重さや難しさが身に染みる今日この頃です。
また、最近は血尿も多くなりました。
粗相ではないとは思いますがトイレ以外で排尿することもしばしば。
尿を見ると赤く染まっています。多分トイレに行くまでに漏れ出てしまうのでしょうね。
とりあえずトイレの増設&ペットシーツを2ヶ所に設置しました。
血尿は腎不全によるものか? 膀胱炎によるものか? 癌でも血尿は出るそうな。抗生剤のエンロクリア50を飲ませているしなぁ、困ったもんです。
それ系のサプリも色々ある様で、とりあえず「ウロアクトプラス」なるものを発注しました。ググっていたらたまたま目について良さげだったんでね。
所詮はサプリですがジルケーンみたいに効果てき面だったら良いのですが…
扁平上皮癌・慢性腎不全&膀胱炎(血尿)・ふらつき・過剰グルーミング・歯周病
何となく病気的には出揃った感すらあるので繰り返しにはなりますが、あとは全て私の頑張り・サポート次第です。
そんな訳で今回の記事はゲンの病気との本当の勝負・最後の闘いは正にこれから始まろうとしているのだと肝に銘じて終わりとさせて頂きたいと思います。
以上、愛猫ゲンの『ふらつき』がヤバい!【前庭疾患?扁平上皮癌の腫瘍?】でした。最後までお読み頂きありがとうございました。