見出し画像

【有料級】愛猫を動物病院へ連れて行くのは大変だ問題はこれで解決

ども。有料記事に興味津々なノザケンことノザキケンジです。

「有料級」というフレーズついては単に一度使ってみたかっただけですが、ある日突然、気まぐれでガチに有料化してしまうかも知れませんので無料でお読みなるのならお早めに。

更に私が提案する愛猫を動物病院へ連れて行くのは大変だ問題は、お金がかかるんですね。そういった意味でも「有料級」のお話だったりします。

うーん…でもやっぱKINDLE本にして出しゃー良かったかなぁ…まあいいでしょう。

さて、今回はですねぇ久々に猫についてのお話です。文字数1万字超えの長文ですので、お早めにと言いつつもリラックスしてごゆっくりとお読み頂ければと思います。

私は愛猫ゲンの闘病介護・看取りを丸5ヶ月間させて頂いていた訳ですが、その体験の中から感じたことや遅まきながら分かったことなどを皆さんにお伝え出来ればと考えています。

そしてその第一弾として選んだテーマは、愛猫自身もさることながら飼い主さんもストレスなくというか、ストレスを低減することで愛猫をいかにしてすんなりと動物病院へと連れて行くか?についての記事になります。

しかし本記事における私からの最適なソリューションの提案とは、あくまでも私の体験に基づいた個人的な見解・独断と偏見に過ぎないものであることはご了解願います。

相応にツッコミどころがあろうかとは思いますが、どうか広い心で受け止めて頂けたら幸いです。

こうやって冒頭で予防線を張ったり、文字数を稼ぐやり方もノザケンのやり口であることもね。

うーむまだ500字ちょいか? まあいっか。それでは本題に入ります。

愛猫を動物病院へと連れて行く理由

そもそもなぜ愛猫を動物病院へと連れて行かなければならないのか? その理由は大きく分けて二つあるものと私は考えています。

①. 愛猫の避妊去勢・ワクチン接種・健康診断等、必ずしも健康に異変がない場合

②. 愛猫の健康に異変を感じた場合

については、特に子猫を家族として迎える場合などは多くの方が愛猫の避妊去勢・ワクチン接種を目的として動物病院へ連れて行ったりするものです。

こういった理由であっても動物病院へ連れて行くことには何ら変わりはないのですが、大抵の飼い主さんはほぼほぼ迷わず実行できたりします。

この子、騒いだり暴れたりしそうだけど連れて行かない訳にはいかないので連れて行くしかない、やるしかない、と。

それに基本、今日が最初で最後みたいなもんだからまあまあ怖い思いをするとは思うけど今日だけのことだから我慢してもらいましょう、とね。

これが私の経験則だったりします。はとてもありがちなことであると思っていますし、自分もそうでしたのでべつに違和感は感じません。

要は、はその場限りの出来事であるということです。その安堵感ですね。

問題はその愛猫との暮らしの中でいつしかからへの流れが遮断されてしまうことです。

そうならない様に

・子猫時代から将来を見据えて外出に慣れさせておく
・半年に一度は愛猫を健康診断に連れて行く

上記を実践されている意識高い系の飼い主さんであれば、いざ愛猫の体調の異変を感じ取ってもむやみに慌てることなく、速やかに愛猫を動物病院へと連れて行く、行けることでしょう。

しかし私も含め大抵の場合、いわゆる完全室内猫として猫を飼っている飼い主さんは愛猫に異変が生じない限り愛猫を動物病院へ連れて行くことはない、外出させることはないのかな?と勝手に思っています。

また、現在では猫の飼い方としては完全室内猫として飼うことが望ましいとされています。その理由を大雑把に言うと、

・猫は家に閉じ込められていても順応するのでべつに可哀想ではない
・完全室内猫として飼っていればケガや感染症などのリスクが激減する

です。

以上の理由から完全室内猫は、野良猫はもとより外へ出る猫に比べて寿命が長いことも証明されているそうです。

そんな訳で猫を完全室内猫として飼うのは結構なことな訳ですが、デメリットもあります。

それがになります。

私の経験では10年位前、ゲンが2歳頃に現住所に引っ越した時のゲンの発狂、キャリー内での脱糞失禁というゲンの極度のストレスを目の当たりにしたことがトラウマになり、これまで動物病院への外出をためらっていました。

なのでなるべく動物病院のお世話にならなくても良い様にとゲンのお世話に努めて来た訳です。

しかし2021年に入ると間もなく、何度も書いている様にゲンに異変が見られました。

ドライ食べない&噛まない問題の勃発です。
数日はウエットに切り替えてやり過ごしましたが、やがてウエットも食べず…

これはヤバいな。もはや私がどうにか出来るレベルじゃないなと察っした私は、意を決してゲンを動物病院へと連れて行き、入院となった訳です。

そしてその後しばらくして最終的に扁平上皮癌だったとことが発覚したという流れでした。

それはそれとして
一番初めに私に何とも言えないイヤな気配を感じさせたゲンの異変。

そしてゲンを動物病院へ連れて行った時の様子はというと、車で10分と掛からない距離ではあったものの引っ越し時と同様に発狂、キャリーからの脱走をも試みていました。

退院時も発狂・脱走チャレンジ&失禁という有り様でした。まあでも距離的に近かったので引っ越し時に比べたらかなりマシでしたけどね。

その後も緩和ケアとしての胃ろうチューブの設置を目指しての入退院がありましたが、ゲンに極度のストレスが掛かってしまったことに変わりはありませんでした。

この時の退院時には経鼻チューブが入っていたので声は一切出ていませんでしたが…

以降私はゲンを動物病院へと連れて行くことはありませんでした。理由は連れていったところで何も期待できないことが分かったからです。

ゲンは腎臓も中程度に悪かったので血液検査の必要はあったかも知れませんが、扁平上皮癌により余命はいくばくもありませんし、腎不全についてもお薬を飲んでいることですし、ゲンを連れて行き血液検査をしたところでその結果が良かろうが悪かろうがもはや関係ないと考えたからです。

早い話がお薬で命をつなげていくしかない。ならばゲンに極度のストレスを掛けてまで動物病院へ連れて行く必要はないとね。

私だけが動物病院へ行き、ゲンの様子をおさめた動画や写真、お薬の副作用の有無、食欲や飲水、排尿排便、体重等をなるべく詳細にお知らせして獣医さんの判断を仰ぐというやり方にしたのです。

つまり、いかにして愛猫にストレスをかけずに動物病院へ連れて行くのか?という課題について私はそれを克服していません。

は? 何だよそれ? 最適なソリューションを提案すんじゃねーのかよ? という声が聞こえてきそうです。何だよ!釣りかよ!みたいな。

いやいや、
ゲンは回復することなく逝ってしまったので実践こそ出来ませんでしたが、ゲンの看取りの中で経験したことを組み合わせれば、こうすれば上手くいくんじゃね?的なものが私の中にはあるのです。

愛猫の外出時で予測できる懸念

まずは完全室内猫の動物病院を始めとした、外出時で予測できる懸念を挙げてみます。(あくまでも私が体験した一例に過ぎません)

①. 鳴く・叫ぶなど精神が異常な興奮状態になる
②. キャリー内で暴れて脱走を試みた末に負傷する
③. 遂には恐怖が限界を超えて脱糞・失禁

まあ私の体験上、こんなところですかね。

もちろん外出時に大人しくしている猫もいることでしょう。

・性格的にとても大人しいので外出時も大人しい
・好奇心が旺盛。外の世界に興味津々なので外出に抵抗がない
・そもそも外出に慣れている

などの理由でしょうか?

以前の記事にも書きましたが、愛猫が動物病院への移動中に静かにしていたとしてもそれが体調不良によるグロッキー状態であった場合は話は別です。

グロッキー状態で大人しくしている、そんなの当たり前の話です。

具合が悪くて怒り狂うパワーすら残っていない状態になってから、ようやく重い腰を上げて動物病院へ連れて行こうだなんて飼い主の判断としては遅過ぎです。

もちろん急性的な愛猫の異変は除くことは言うまでもありません。

極端に言えば、どうせ愛猫を動物病院へ連れて行くのであれば大暴れ出来るパワーを残している内に連れて行くべきだと私は考えます。

そういった体力がまだ残っているなら病気の早期発見・早期治療を期待出来そうです。ゲンだって予測されている余命をいくらかは超えることが出来ましたしね。

死ぬ間際みたいな状況になってから連れて行ってどうすんの?って話です。
いくら獣医さんといっても魔法使いではないのだですから。

話がそれましたので、いま一度愛猫の動物病院や引っ越しなどの外出時の懸念を書き出しますと、

①. 鳴きわめくなどのパニック
②. キャリー内での暴動による負傷
③. 脱糞・失禁

でしたが、愛猫および飼い主さんが上記のストレスを回避する方法はいたって単純なものです。

要は①~③の懸念について対策すれば良いだけの話です。

愛猫外出時のパニック対策

の一番ありがちなパニックについては、とにかく愛猫の心を落ち着かせることですよね。

しかし犬猫用の精神安定剤は一般に存在していないというのが私の認識です。まあ、広く流通していないだけで無いことはないのかも知れませんが…

そこで一度試して頂きたいのがサプリの「ジルケーン75mg」です。

私がジルケーンの存在を知ったのはゲンが過剰グルーミングになった時でした。

過剰グルーミングについては以前記事を書いたので詳細は省きますが、ストレスにより落ち着かない自分の心を落ち着かせるために舐めまくる・グルーミングしまくり、遂には脱毛してしまうというものです。

その過剰グルーミング対策をネットで調べていたところ、ジルケーンなるサプリが有効であることを知り、早速試した次第です。

すると数日で明らかにグルーミング頻度が減りゲンの心が目に見えて穏やかになったことが確認出来ました。

ジルケーンはあくまでもサプリ・食品に過ぎないのですが驚きの効果を発揮してくれましたね。

もし効果がなかったら私が服用しているコンスタンかデパスあたりを小さく割って投入しようかと考えていたので、そういった暴挙に打って出なくて済んだのは良かったです。

ゲンはすでに看取り段階に入っていたので過剰グルーミングが治まって以降も亡くなるまでジルケーンを与えていました。

ジルケーンというサプリには母乳の安らぎ的な効果があるのだとか。公式HPを貼っておきますのでそちらで効果の仕組み等はご確認頂けたらと思います。

ジルケーン公式HPはこちらです。

動物病院へ連れて行く際は、1日2日前、当日は出かける30分くらい前にも与えることが推奨されています。

ボトルには5日位前から与え、1ヶ月くらい継続するのが良いみたいなことも書いてあったと記憶しています。

ただ愛猫を動物病院へ連れて行く数日前にジルケーンを与えるということは、飼い主さんは愛猫のわずかな異変を早めにキャッチする必要があります。

ん?なんかイヤな予感がするなぁ…これってまさかの動物病院コースになるんじゃあるまいな?とね。

しかしこれを感じるというのが実は最大のネックだと思っています。これは飼い主さんが愛猫によく気を配る、その一点に尽きます。

ジルケーンはサプリ、つまりは食品なので常日頃から飲ませていても問題は
ないそうで何年間も飲ませている方もいる様です。

しかし、常日頃から飲ませていると効果が薄くなるでは?という気がするのは私だけでしょうか? うーん…まあいいでしょう。

ジルケーンの与え方としては、ジルケーンはカプセルなのですが私はカプセルから粉末を取り出してちゅーるに混ぜて与えていましたね。

私の場合は確実にジルケーンを飲ませたかったのでちゅーるはごく少量にしていました。そして舐め終わったらちゅーるのおかわりをあげるというスタイルです。

ジルケーンは無味・無臭とされているのでフードにかけたり混ぜたりしてもOKです。もちろんカプセルのまま飲ませてもOKです。

ちなみにそのカプセルは青と白のツートンです。青がキャップで白い方に粉末が入っています。

粉末の取り出し方としては、かぶさっている青いキャップを上にしてそぉーっと外せば難なく粉末を取り出せます。

これを青いキャップを下にして粉末を取り出そうとすると、粉末が散らかってもったいないことになるので要注意です。

あくまでも粉末が入っているのは白い方です。青い方はかぶさっている単なるキャップです。

あと豆知識ですが、基本、1日1カプセルを与えるのですが私の場合は朝と夜の2回に分けて与えていました。

これに大した意味はありません。何となくといえば何となくです。

そういえば朝1カプセル・夜0.5カプセル与えたりもしていましたね。朝と夜が逆の日もありました。

何となくというか、勘ですね勘。私は時に勘も必要だと思っています。もちろん自分に自信を持った自信満々の勘ですよ。

えーとですねぇ…べつに勘の話が豆知識な訳ではありません。

豆知識というのは1カプセルから半分だけ粉末を取り出した後の話です。半分くらいを取り出すこと自体は慎重にやれば済む話です。

そして半分くらいを取り出したら青キャップをします。これで残り半分が入った半カプセルの出来上がりです。

しかしその半分だけ粉末が入ったカプセルをテキトーに放置しておくと、あとでいざそれを使おうとした時に中身の粉末が固まってしまって難儀しますよ、というお話です。

これは中身が半分だろうが満杯だろうが関係ない、カプセルのサプリ・お薬全般について言える当たり前の話でしょうね。

カプセルは水に溶けますのでカプセルをむき出しのまま放置しておくと空気中の水分が吸収されて中身が固まってしまいます。

そんな固まったジルケーンをちゅーるにいざ溶かそうとしても、中々溶けてくれなかったりします。

ですので半カプセルを作ったらちゃんと何かに入れて、もろに空気が触れない様にしましょう。

もちろんジルケーンのボトルのフタも用が済んだらしっかりと閉めておかなければいけません。

何なら半カプセルをボトルに入れちゃっても良いかとは思いますが、私はフルカプセルと半カプセルがごちゃ混ぜになるのが嫌だったので、半カプセルは別の容器にしまっていました。

そんな訳で私はジルケーンを礼賛しているのですが、全く効果がなかったいう話も聞きます。

あくまでもサプリですからね。
薬じゃないのにメッチャ効果を感じることの方がある意味変というかラッキーだったのかも知れません。

まあでも、ネット通販で1ボトル30カプセル入りで2千円台で購入できる商品ですので、最終的な目的はどうあれとにかく愛猫に精神的な落ちつきを望むのであれば試してみる価値は大いにあるかとは思います。

てか、この記事をお読みになられている方は愛猫の健康について強い関心のある意識高い系の飼い主さんだろうと思います。

そういった意味ではジルケーンは歴史ある大メジャーサプリでもありますのでとっくの昔に知っていたかも知れませんね。

ほんとゲンはジルケーンには精神的にかなり救われたと思います。
犬猫用のいわゆる精神安定剤というお薬はないらしいんでね。

あと話がそれますが、ゲンは5月あたりから食欲が落ち始めていたのでレメロンという食欲増進剤を飲んでもらっていました。

このレメロンというお薬は人間用の抗うつ剤なので猫に飲ませても人間同様の抗うつ効果があります。

良く言えば気持ちが前向きになりアクティブになる、悪く言えば落着きがなくなります。

ちなみに人間がレメロンを飲んだ時の副作用として体重増加があります。気持ちが前向きになり意欲が増し食欲も増すので結果、体重増加につながるということですね。

そんな、人間がレメロンを飲んだ時の副作用を逆手に取って犬猫に食欲増進剤として用いているということです。

ゲンには過剰グルーミングという症状がありましたので、食欲増進を期待するもレメロンを飲ませるというのは少々心配でしたが、ジルケーンを併用したことでうまいことゲンの精神状態をバランスさせることが出来たと思っています。

更に余談ですけど、抗うつ剤と精神安定剤は別物ですからね。念のため。
私の職場にそれらをごっちゃにして理解している人がいたもので…

抗うつ剤:気持ちが前向きになる。悪く言えば落ち着きがなくなる。
精神安定剤:読んで字の如くそのまんま。心が落ち着く。

大雑把に言えばこんな感じかと思いますが、なんとその人は飼っている犬だか猫だかが落ち着きがなく困っていたそうで、それで落ち着かせるために抗うつ剤のレメロンを飲ませていたらしいのです。処方されたのでしょうけども何とも不思議です…

「えっ!いいんですか? 抗うつ剤のレメロンなんて飲ませて…」

「ん?…うーん…でも大人しくなったよ…」と自信なさげなリアクション。

にわかには信じ難い話ですがこんなやりとりがありました。そんなもんますます落ち着かなくなると思うのですが不思議です。

そもそもは食欲不振だったのか? まあ思い出話ですので何かの記憶違いなのかも知れませんね。

ダラダラと話が長くなってしましました。とにかく外出時の愛猫のパニック問題はジルケーン75mgで対策してみたら良いかと思います。

ジルケーンはあくまでもサプリ・食品なので副作用というものはありませんが、下痢等、合う合わないはあるかも知れませんので異変を感じたら止めれば良いかと思います。

かかり付けの獣医さんがいるのでしたら一応使用の可否を訊いてみても良いかも知れませんね。

あれはサプリだから(笑)べつに好きにすればいいんじゃないですかぁ?ってな感じで一蹴されちゃうかもですが…

その獣医さんによって、サプリを評価して積極的に採用する方もいれば、サプリなんてそんなもん…とハナっから相手にしない獣医さんもいる様です。

愛猫外出時の暴動問題

ふぅー。やっとの鳴きわめく問題の話が終わりました。
次はのキャリー内での暴動問題についてです。

愛猫を動物病院へ連れて行く際のキャリーバッグの選び方をしては一般に

A. 上開きなどの上から出入りできるものが良い
B. 素材はプラスチック製が良い
C. 大きさはキモチ小さめが良い

とされているそうです。

A. は納得です。
B. はプラ製だとお手入れがしやすい、布製みたいに形崩れしない
C. は猫は暗くて狭いところを好む

おすすめの理由は上記の様ですが、べつに異論はないですね。

ただ、その子の性格や性別なども大きく左右してくると思いますので、教科書的な理由に右にならえなキャリーの選び方をしておけば間違いない!という訳でもなかったりします。

当たらずも遠からずで無難なところを選びたい気持ちは分かりますが、それが愛猫にとって必ずしも最適解とは限らないってことですね。

例えばゲンはオスで結構な武闘派でしたのでプラ製でキモチ小さめなキャリーはNGでした。

NGでしたってことは、つまりは無難なキャリーの選定をして失敗した訳です。都合の良い話で恐縮ですが1回目は選定をしくじっても仕方ないと思います。

子猫の時と成猫になってからではサイズもパワーも違います。成猫になってからでもある種成長しますからね。何が最適解かなんてワカンネーよそんなもん、って感じです。

プラ製でキモチ小さめのキャリーがゲンにとってNGであることが発覚したのは上の方にも書きましたが10年位前、ゲンが2歳頃の引っ越しの時でした。

この件も以前の記事に書きましたが、小さめサイズでそこでジッとしてくれれば良いのですが、興奮しますので狭い中で何とか動こう・脱走をしようとして硬いプラスチックに顔や体をぶつけまくるという事態になりました。

遂にはプラスチックの硬い短冊状の細長い空気穴に鼻を突っ込みまくって流血という惨事。きっとその細い長い穴を突破口にしたかったのでしょうね。

その経験があったので2021年1月中旬頃にゲンに異変が見られた時には、布製であることを絶対条件にしてすぐさま近所のホームセンターへ行き、キャリーを購入しました。

で、私が購入したのは、
アイリスオーヤマ 折りたたみソフトケージ Sサイズ POSC-500A
というものです。

何しろ近所のホームセンターですのでそんなに選り取り見取り選べる訳ではありません。売っている物の中から選んだだけのことです。

価格も3千円でお釣りがもらえる程度だったかと記憶しています。

ちなみにこれはキャリーバッグではなくキャリーケージにあたります。据え置きを基本として、いざって時は持ち運びもできますよという商品です。

しかし公式通販サイトをよくよく見てみると
「※ペットをケージに入れた状態での持ち運びはできません。」との記載がありましたので動物病院へ行く時用としては残念ながらおすすめは出来ませんね。

私もなんか持ちにくいなぁ…ということで手持ち用のベルトを付けたりしていましたね。その辺の詳しいことは「愛猫ゲン、命のカウントダウンは突然に…【前編】」に書いてあります。

とにかくパワーあふれる武闘派の猫には、私はむしろ布製をおすすめしたいです。

今回も外が見えるからだとは思いますが、布メッシュ部分を鼻で突き破ろうとして鼻を少々擦りむいてしまいました。

しかし布であったことや10分程度の移動だったことが幸いだったようで流血までには至らずメッシュが破けることもありませんでした。

ま、破けたり壊れたりしたら価格的に高いものでもないのでまた買えば済む話です。

私的には、耐久性がぁー!みたいな、みみっちい話は無しでお願いしたいですね。あくまでも愛猫にとってふさわしいものであることを最優先にして選んで頂きたいです。

もっと言えば、買って失敗した!というケースもあろうかとは思いますが、そしたらまた別なものをケチケチしないでさっさと買っちゃって下さいませ。

愛猫のためならエンヤコーラです。みみっちぃ・ケチ臭い話は無しでお願いしますよぉ!

愛猫外出時の脱糞・失禁問題

さてさて、ようやくの脱糞・失禁問題に辿り着きました。これが飼い主さん的には一番萎える出来事かも知れませんね。

それこそプラ製キャリーでしたら布製に比べてお掃除は遙かに楽です。そういったこともプラ製をチョイスする理由の一つとして理解出来ます。

で、私はゲンの暴動・負傷対策としてプラ製から布製に移行したのですが、ゲンの脱糞・失禁対策はどうしていたかというと普通にキャリー内へのペットシーツの設置です。

今年に入りゲンに異変が見られてからゲンを動物病院へ連れて行った回数は、最初の2ヶ月間で4回くらい、行きと帰りで計8回くらいの移動で脱糞・失禁は2、3回でしたね。

ペットシーツの枚数をケチらないで多めにしておいたのでオッケーでしたね。それでもまあ一応、厚手のウエットティッシュなどでお掃除はしていましたが。

実はゲンは亡くなる1日前から自力でトイレに行くことが出来なくなり、おむつを付けることになりました。

ユニ・チャーム マナーウェア ねこ用 Sサイズ

というものです。2020年に発売された日本初のねこ専用おむつだそうです。
柄もデニム柄とチェック柄があり、おむつの切なさみたいなものは感じられません。

というか、いわゆる介護おむつとマナーウェアとではその立ち位置が違う様です。

このマナーウェアは端的に言えばそそう・スプレー対策としてのおむつですね。早い話がおしっこメインでうんちに対してはそれほど期待はできなさそうです。

しかしおむつをしていることに変わりはないので、たまに動物病院へ行く程度のことでしたらそれほど気にしなくても良いのでは?と思います。

あと、犬用のおむつを猫に使ったりもするそうですが私は使った事がないのでなんとも…何しろゲンが亡くなる前日に急きょ必要になり、取り急ぎねこ専用ってことで購入するも明くる日にはもう必要がなくなったという…

で、私はゲンにおむつを付けたことなど無かったですし、命・体力的にもとてもヤバい状況に陥っていたのでその装着作業はメチャメチャ緊張しましたね。

ゲンに余分な負荷を掛けてはならない、無駄な体力を使わせてはいけないのでチャチャッと超高速での作業が必要でした。

しかしその作業は容易でした。ゲンが過剰グルーミングの時は服を着てもらっていたのですが、あれはあくまでも服でしたので結構難しかったですね。

何しろ扁平上皮癌により右顔が痛む状況のなか頭からかぶせなければいけませんでしたし、前足を服の穴に通さなければなりませんでしたからね。

しかしこのおむつは服ではありませんのでそんな苦労は無用でした。

何かを無理やり的にしなければならないのは、しっぽをおむつの穴に通すくらいなもんです。

あとはおむつのお腹側と背中側を少し引っ張ってたるみを無くし、サイドのマジックテープで止めれば完成です。

犬用のおむつについては確認はしていませんが、犬用もおそらくこの方式なのだろうと想像しています。

大人の人間にしろ犬猫にしろ、おむつというと何かシリアス感高めなイメージがありますが実はとても身近な商品として、もっと言えば飼い主さんが手軽に扱える便利アイテムなのです。

要は愛猫を動物病院へ連れて行く際は、おむつをはかせれば良いということですね。

このおむつのパッケージにも動物病院へいった時のそそう対策にもどうぞ的なことが書いてあります。

ユニ・チャーム マナーウェア ねこ用公式HPはこちらです。

価格も16枚入りで1000円程度ですし、人間用のおむつと違ってパッケージはメッチャコンパクトなので常備しておいても邪魔になることはないでしょう。

私が近所のペットショップに買いに行った時は、一瞬コレっ?って思ったくらいのサイズ感です。おむつというと母が使っていた物のイメージがありましたんでね。

まあ、人間と猫ではおしり廻りのサイズが全然違うので当たり前と言えば当たり前ですが…

あと、いくらお手軽なマナーウェアとはいえ、猫にしてみたら不自然な装着物ですので日常的には使用しないで下さいね。分かっているとは思いますが念のため。

そんな訳で愛猫を動物病院へ連れて行く際の脱糞・失禁対策は、おむつとペットシーツでオッケー牧場です。

愛猫外出時の懸念と対策のまとめ

最後に愛猫を動物病院へ連れて行く際の懸念と対策をまとめますと、

①. 鳴く・叫ぶなど精神が異常な興奮状態になる
②. キャリー内で暴れて脱走を試みた末に負傷する
③. 遂には恐怖が限界を超えて脱糞・失禁

①. は、精神安定サプリのジルケーン75mgで事前に対策
②. は、元気が残っている武闘派の猫にはむしろ大きめの布製キャリーがおすすめ
③. は、ユニ・チャームの猫専用マナーウェアなどのおむつやペットシーツで対策

です。

これらは私の愛猫ゲンの看取り経験に基づいたごく個人的な考えに過ぎませんがどなたかの参考になれば幸いです。

以上、愛猫を動物病院へ連れて行くのは大変だ問題はこれで解決! でした。ありがとうございました。


この記事が参加している募集