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愛猫ゲン、右目失明!【ぜーんぶ扁平上皮癌のせいっ! 】

今回の記事は、愛猫ゲンの右目が失明してしまいましたというものです。

毎度おなじみ以前の記事のおさらいですが、
右あご外側に出現した扁平上皮癌の腫瘍が皮膚の外側に向かうのではなく内側(口内)へと進み、更に眉間あたりまで上がって来ました。

そしてその腫瘍は眉間内側の肉を押し出し右目の半分くらいを隠してしまっていると書きました。

そしてその後その右目の目元から膿が出てくるようになりました。せめてなんとかとか拭き取ってあげたかったのですが右顔は痛むので一切触らせてくれません。

また、膿が出始めると眼球もやや飛び出して来ているように見え、右目は瞼を閉じることすら出来なくなりました。

そして2、3日すると膿は右目全体に広がり遂には右目は膿で真っ白に。

とりあえず顔の映像を撮っていつもの獣医さんに診てもらいましたが想定通りに「…う、うーん…」な感じでしたね。

何しろ抗生物質は既に飲んでいますし何らかの外科的なことは全身麻酔不可なので何も出来ませんから…看取り段階なんでね。

右目は膿で覆われていたので確認は出来ませんが、おそらくすでに失明しいるか失明に近い状態かも知れないとのことでした。

もはや焼け石に水ですがとりあえず抗菌点眼薬のオフロキサシンなるお薬を出してもらいました。

そしてその目薬をゲンの背後からさして数時間後、膿は多少治まり瞳を一部確認出来ましたが瞳はもろにグレーな色でした。

目薬をさし始めて1、2日目は目薬を右目に近づけると、背後からにも関わらず嫌がる素振りを見せていたので多少なりとも視力はあったかと思いますが、その後は嫌がることもなくなりました。

はい、そうです。失明です。
今度は何度も右目の目の前に目薬を近づけても無反応。

たまに反応して腕で目薬をはらうかのような動きを見せることもありますが、それは単に左目の視界に入っただけですね。

ちなみに膿は多少減ってはいるものの相変わらず出ています。瞳の飛び出しはやや引いた感じです。ま、それでも相変わらず瞼は閉じれませんが。

結構ブルーな気持ちになりましたが、猫の失明についてググったところそれほどシリアスには考えなくても良さそうです。

まあ右目は見えなくても左目は見えている訳ですしね。ただ最近ごくわずかですが左目についても内側の肉が出て来たように見えるのが気掛かりです。

もし左目も失明したらどうすんだよ? 全盲じゃねーか!みたいな。
しかし世の中には全盲の猫などいくらでもいるのだとか。

全盲の猫を飼っている家って一体どうしてんだろ?
アレか? 飼い主は片時も離れずに付きっきりで面倒見てるってか?

そんなもんさすがにオレでも無理だわ…オレのQOLがぁーって話になります。もし全盲になったらもう安楽死させるしかねーか? クッソぉ!

などと一瞬思ったのですが、猫は基本的には全盲でも無問題なのだそうです。

猫は嗅覚が優れていますし、ヒゲや音でもエサやトイレのありかは理解できるのだとか。全盲でもキャットタワーに登ったりオモチャで遊んだりも出来るそうな。

ですので引き取り手のいない生まれつきの全盲の子猫をもらって飼っている方もいらっしゃるそうですね。ホント頭が下がる思いです。

要は、たとえ飼い猫が全盲になっても飼い主は特に変わったことはしなくて良いって話です。

いや、変わったことはしなくて良いというより、むしろしちゃいけないくらいみたいです。

片目になっていかにも動作がおかしくなったという訳ではありません。でもまあ「ふらつき」もまだありますので普段からおかしいっちゃーおかしかったりしますが…

全盲の猫を飼う上で飼い主として気をつけるべきこととしては、

①. 部屋の模様替えをしない
②. エサやり場やトイレの場所を変えない
③. 床に物を置かない
④. 柱などの角にクッション的なものを取り付ければ尚良い
⑤. 声掛けをこれまで以上に行う

①と②は、猫の記憶と異なってしまったらマズイからですね。
③と④は、ぶつかり等の防止。要はバリアフリー化ですね。
⑤は、耳でも理解してもらいたいということですね。

そんな訳でもしゲンが全盲になっても私でも何とかなりそうなので少しだけホッとしました。

まずは左目が失明しないようにすることが先決ですが何ともしようがないという厳しい現実。

というか、目がどうのこうの以前にここ2,3日食欲が落ちています。(2021.6.14現在)

実は失明したのは2,3週間前の話でいつも通りタイムラグありまくりでダラダラのんびりと記事を書いていたのですが、ここ2,3日で急にイヤな気配を感じています。

前の記事にも書いたように一つずつあきらめていく作業が看取りというものなのでしょうけども…

どうやら本当の意味でのカウントダウンに入ったっぽいです。

今回は短めですがこの辺で。
以上、愛猫ゲン、右目失明!【ぜーんぶ扁平上皮癌のせいっ! 】でした。ありがとうございました。


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