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悩みの癖を直す方法:忙しさを味方にする

この話は、日々の悩みで困っている人や、時間の使い方をもっと上手にしたい方に向けてお話します。特に、仕事で悩むことが多い社会人の皆さん、ここでの学びがあなたの時間管理とメンタルの質を格段に上げる手助けになるはずです。

人は誰しもが心穏やかに過ごしたいという願望を持っています。しかし、その願望の裏で、日常の些細な悩みが大きく膨らみ、ストレスの原因となることが多いのも事実です。みなさん、仕事や日常生活で、どうしようもないことで悩み続けてしまう経験をしたことはありませんか?


私の友人の話なんですが、彼はいつも仕事のことで悩んでいました。特に、業務の進捗や人間関係の些細なことが気になってしまい、夜も眠れないことが多かったのです。彼は30代のサラリーマンで、営業チームのリーダーを務めていました。毎日、クライアントとの打ち合わせやチームメンバーのフォローアップに追われ、仕事量が多いだけでなく、その質を維持するためのプレッシャーも感じていました。

ある日、彼は重要なプレゼンテーションを控えていました。しかし、クライアントが細かい修正を何度も要求し、その度にチームに指示を出し、資料を作り直す日々が続きました。彼はプレゼンの成功を強く願うあまり、夜遅くまでパソコンに向かい、細かい部分まで確認を繰り返しました。その結果、彼の頭の中は仕事のことでいっぱいになり、眠れない夜が続きました。

また、チームメンバーの一人がミスを犯した際には、その原因を徹底的に分析し、次回はミスが起こらないようにと再発防止策を考えることに没頭しました。彼は問題が起きるたびに、どうして自分が気づかなかったのか、どうすればもっと早く対処できたのかと、自分を責めることも多かったのです。このようにして、彼の悩みは次第に大きくなり、毎日の生活に影響を及ぼしていきました。

そんな彼にある日、別の友人が「忙しくしてみたらどう?」とアドバイスをしたのです。最初は半信半疑でしたが、試しに趣味のサッカーチームに再び参加し、週末には家族との時間を増やすように心がけました。また、仕事終わりにはジムに通い、体を動かすことにしました。すると、自然と仕事の悩みを考える時間が減り、少しずつ心の負担が軽くなっていったのです。

【心理的背景】
人は無意識のうちにネガティブな思考にとらわれることが多いです。これは心理学でいうと、ヘブの法則といった要素が働いているわけです。ヘブの法則とは、特定の感情や思い出に関連する神経回路を繰り返し使うことで、その回路が強化されるものです。つまり、何かを忘れようと思うたびにその回路が活性化され、脳はその情報を重要だと判断してしまいます。結果、そのことについて忘れるのがさらに難しくなってしまうのです。


実践のコツ

  • 予定を詰め込む:予定を詰め込むことで、気になることを考える時間が自然と減少します。すると、悩んでいた対象についての神経回路の使用頻度が下がり、徐々に気にならなくなるはずです。

  • 新しい趣味を見つける:新しい趣味や活動に没頭することで、悩みに費やす時間が減り、ポジティブな感情が増えるでしょう。

  • 運動を取り入れる:運動はストレスを減少させ、脳のリフレッシュに役立ちます。ジョギングやヨガなどの軽い運動を日常に取り入れてみてください。

  • 友人との時間を大切にする:友人と過ごす時間は気分転換になります。悩みを共有することで、気持ちが軽くなることもあります。


まとめ

悩みの癖を直すためには、忙しさを味方につけることが有効です。予定を詰め込み、新しい趣味を見つけ、運動を取り入れ、友人との時間を大切にすることで、悩みに費やす時間を減らし、ポジティブな思考を増やすことができます。彼もこの方法を試してみた結果、少しずつ悩みが減り、前向きな気持ちで過ごせるようになりました。

皆さんも、ぜひ自分の時間を有効に使って、悩みを減らす方法を試してみてください。忙しさを利用することで、心の平穏を取り戻す手助けになるはずです。

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日本一背の高いITジャーナリストとして、「ITって便利だな!」「ITって面白いな!」と思ってくれる人と増やしたいという思いで、全国各地で講演をしていきたいなと思っています! ぜひとも、サポートを宜しくお願いします!