人前でうまく話すコツ：コミュニケーション

エンジニアとしての技術力はもちろん重要ですが、それを超えて、相手を理解し、効果的にコミュニケーションを取ることが、更なる成功を収めるための鍵となります。

私の友人は、会議での話術に定評があるシステムエンジニアです。

彼は技術の詳細を伝える際、常に相手の意見や感情を重視しています。

その結果、チームメンバーからだけではなく、クライアントからも彼の分かりやすく丁寧な説明が高く評価されています。

どのような内容か、以下具体的にお伝えします。

クライアントからの複雑な要求に直面した場合でも、彼はまず「口は一つ、耳は二つ」といった姿勢で、クライアントの考えをしっかりと聞いて理解し、次に自分の技術的な視点から提案をしました。

話を最後まで聞き、相手の言っている言葉の意図を汲み取ってあげることで、クライアントは安心し、提案に納得してくれました。

またプロジェクトチームで意見が分かれた際も、チームメンバーの声に耳を傾け、説得ではなく納得を得ることを目指しました。

彼は全員の意見を尊重しつつ、技術的な観点から全員が納得できる解決策を見つけ出すことが非常に上手です。

彼に、なぜそこまで上手か教えてもらうと、ここにいる人は、皆さんプロジェクトを良くしようとして意見を出しているので、意見がぶつかっていると感じる場合でも、ほとんどが見方を変えるだけで同じ方向であることに気がつくのだということです。

エンドユーザーからの不安の声が上がった時も、まずは迅速に対応します。

彼のわかりやすい説明は、ユーザーの不安を取り除き、プロジェクトの進行をスムーズにしました。

そして、彼は何より常にポジティブな考え方を心がけています。

彼の前向きな言葉は、周囲にいつも良い影響を与えています。

どうでしょうか？

何か1つでも真似てみたいことはありましたか？

技術力で悩むエンジニアは多くいますが、プロジェクトの問題は殆どの場合コミュニケーション不足により発生します。

今回の話では、喋るのが苦手だから、上流工程は向いていないなとか、お客様対応が向いていないなとか思っているエンジニアにとって、何か気づきがあると良いなーって思います。