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アンケート結果「人材紹介サービスの今後」

数あるSNSの中でもビジネス目的で使われることが多いLinkedin。

先ごろ、そのLinkedin上で、現役の人材紹介コンサルタントや人材紹介サービスを利用する人事の方々を対象するアンケートを実施しました。(有効回答数33件)

お尋ねしたことは3つ。
1) 今後の手数料(成功報酬)相場の変化について
 =35%(または相場だと思う料率)は今後上がるのか、それとも下がるのか?
2) もし下がるとしたら人材紹介会社はどのような対策を講じる必要があるのか?
3) 手数料率の上下に関わらず、人材紹介会社の脅威となることは何なのか?

結果は・・・

1)60%が手数料率は今後「下がる」と予測

2)その対策は、「各社は強み領域に特化して差別化を(55%)」「コンサルタント個人のレベルアップを(30%)」※単一回答

3)脅威となるのは「ダイレクトリクルーティング(採用業務の内製化)」

2000年代、急速に市場が拡大し、そのチャンスを掴むために各社はコンサルタントを大幅に増員しました。

それに伴って行われたことは、仕事の単純化と機械化。言葉を選ばずに言うと、この仕事を"誰にでもできる仕事"にすることでした。

スカウトサイトやビズリーチ、SNSなど、多くの代替品が現れた2010年代は、顧客による選別が進むかと思われましたが、アベノミクスによる好景気やグローバル化によってさらに市場は拡大、私はそれが業界の進歩を10年遅らせたのではないかと考えています。

アンケートからは、今後私たちが持つべき危機感や、新たな時代に向けての方向性について貴重な気付きを得ることができました。

それを踏まえて、リスタートにあたっての第一歩は、「この仕事は、極めようと思えば本来もっと難しく奥深い仕事である」と、前提を捉え直すことなのではないでしょうか。

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