どうしたら出社せずに成果を上げられるか?

  日経ビジネスの最新記事、『新型コロナ 隠れたもう1つの感染源「オフィス」は大丈夫か』。これまでのウイルス感染者数を克明に把握したデータベースをもとに、最大の感染源が“夜の街”ではなくむしろ“オフィス”であるかもしれない、ことを表す幾つかの数字を挙げて警告しています。

  今日(7/23)の東京の新規感染者数は過去最多となる366人。ここ数日“過去最多”を再三更新していることから「第2波か」というムードですが、筆者が示したデータによると、それが明らかです。

   筆者は、感染拡大の背景に「夜の街に行っていないから大丈夫」、「20代は重症化し難いから大丈夫」といった誤った心理的バイアスがあることとともに、感染源として医療・介護施設や公共施設よりも「職場(オフィス、工場など)」が最も多いという事実が見過ごされていることを挙げています。

  今後はテレワークを標準とすることを早々に意思決定した企業が幾つもある一方で、どこか人ごとといった無頓着な企業や、業績回復のために“出社することが正義”という姿勢がありありと見える企業もあります。

  出社を前提として「どうしたら職場感染を防ぐことができるか」(=結局は従業員任せ)を考えるのではなく、「どうしたら出社せずに成果を上げられるか」を考えることを放棄してはなりません。



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