家で里山を再現するのが里庭8「こうすれば育っちゃう無農薬野菜」
雑木林で落ち葉、家畜たちのフンなどは果樹や畑の作物たちを育てる自然のエネルギーとして使っていた記憶を鮮明に覚えています。当時(60程年前)はホームセンターな気の利いたお店などありませんでした。
野菜の苗も肥料も全て自家製でした。
毎日暮らしから出るナマモノ(野菜クズ、魚介類などのアラや貝殻など)は畑の栄養源になっていました。当時を振り返れば循環型の暮らしの中には無駄なものはほとんどなかったように思います。
三浦半島に移住を決意したのは住宅地では動物たちとの暮らし(ヤギやウマ、ニワトリなど)はご近所さんのご迷惑になるからです。臭いや鳴き声など皆さんがへっちゃらなんてあり得ませんし。暮らしていた住宅地はご近所さんとの素敵な交流も含めてとっても気に入っていました。一つ一つ作り上げていった自分なりの里庭でしたから。小さいながらも畑も野草の原との野、雨水だけの池、ハーブのお花畑などなど・・・結構気に入っておりましたが、夢の実現のために移住を決断しました。
でもただ一つ未完成なものがありました。家畜、家禽たちとの共存型の暮らしでした。
動物たちとの暮らしが始まり全ての肥料が自家製になりました。地力が付いた土壌で育つ果樹、野菜には農薬など無用です。
地力がついて年々強い野菜になっていくような気がします。そんな野菜たちに支えられてこちらも元気になります。
一つ一つブレずに潔く自分たちが目指した暮らしを野生動物や家畜を問わず沢山の家族とともにこれからも楽しく穏やかに過ごしたいです。
つづく
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