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HOTOKE PARK 信仰心からの解脱

チェンマイ白黒

HOTOKE PARK

この広い世界には数えきれない程の
神が存在する
宇宙が誕生した時から 
いやその前からなのか・・・

神は生まれたのか創られたのか・・・
しかし
我々は広い世界にも関わらず
狭い世界で神を信仰し生きている

信仰心は どこまでも人を導き動かす
目には見えないエネルギー
果たして信じる者は救われるのだろうか
信じたほうが幸せか不幸か

旅の途中で多くの仏のいる町にたどり着いた

赤ん坊からお年寄りまで何かを信仰している
人それぞれに信仰対象が違う
仏・木・石・飾り物・花・生き物
一人一人に信仰する対象を持つ

そんな彼らは

少なくとも人生の途中から信じたわけではない

生まれた瞬間から 
いや生まれる前から信仰は始まっている

それは、もう生活の一部であり
生きる為の教え
それは人生そのもの  

他に言葉はみつからない

信仰を知らない
僕は生きる意味を見失いそうになる

もうすぐ僕の旅は終わる

一人の僧が僕に教えてくれた

彼らが求めているのは
生きる為の助けではない
解脱を求め永遠の魂の旅からの解放であると 

僕は何か大きな勘違いをしていたのではと
気づかされる

瞑想を極め精神を高め
意識の世界で神と会話する
そして宇宙の原理を知る

もはや壊れゆく肉体に執着はない
次の旅の準備に入る

この領域に到達した人にしか味わえない
幸福に満ち満ちた
魂の重さはどれくらいだろうか


物質世界との別れと引き換えに
究極の虹の体を手にしホトケ達の宴が始まる

そして僕は
この世は 空 である と知る

だから色は必要なかった




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