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30万のカメラは高いのか?とか考えてみたり。

写真は自宅から夜の姫路城、XT-5 + XF70-300mmを280mmで、ISO2000 f5.6 1/30s、まぁ満足。

さて、最近はカメラだけではなく全てにおいて値上がりしてますが、特にカメラの値上がりがすごいなと。エントリーモデルのフジX-S20とかソニーα6700が20万、レンズ入れると25〜30万スタートになってしまう時代になりました。もちろんミドルクラスで30~50万、ハイエンドでは100万オーバーもあるのですが、これをどう捉えるか、自分なりの解を求めて彷徨ってます。

まず写真の現像・プリント代から。高校時代、フィルムはロールで買って空のパトローネに巻いてましたし、モノクロ写真は自分で現像してたので安かったと思いますが、カラー写真は近所の写真屋さんへ持ち込みます。現像代が500円ほど、標準のE版で1枚50円かな、36枚撮り1本持っていくと2,000円〜2,500円はかかってたと思います。4〜5本も溜まってしまうと10,000円は超えるので、日付ごとに1〜2本づつとか。
数日後に仕上がり、ワクワクドキドキしながら受け取りに行くのですが、確認すると何枚かはピンボケだったり、最悪は何も写ってなかったり、色かぶりとかの補正は店員さんの感覚任せ。だからフィルムの現像だけしてもらってルーペで見てからプリントする、そんな時代でした。

携帯電話に写真機能がついて、全人類がスマホで写真を撮り、その場で確認、すぐに世界中でシェアできる、そんなすごい時代になりましたが、写真好き、カメラ好きの昔人間は、カメラを構えてシャッターを切る作業が必要なわけです。RAWで撮って色調補正、ホワイトバランスまで変えられるなんて、昔人間にはSFの世界みたいな感じです。

さて、その時代に毎週1本36枚撮ったとしましょう。1本2500円で月に1万円、36枚 x 4週x 12ヶ月 = 1,728枚で、年間12万円、3年で36万円ほどにはなってたのでしょう。
一方今のカメラ、撮った直後にPCでもスマホでもすぐ見れて共有できて全部無料。プリントもたまにアルバム作る程度。そう考えると今のカメラ、30万でも高くないのかなと。

でもなぁ、デジカメって必ず使えなくなる日が来るんですよ、BEV電気自動車と一緒で。最初は内臓電池、コンデンサーがやられて、バッテリー交換のたびに日付リセット。最初のRX100は一度修理でセンサーも交換、10年選手のライカX1もこの状態に。液晶、センサー、交換ができればいいんですが、古くなると交換部品も無くなっていきます。だから、3〜5年で下取り出して買い換えるのがベスト。
そうなると30万はやっぱり高いなぁと、そんな感じかな。

今使ってるX-T5、暗所はやっぱりフルサイズより弱いなと思いながらも、現在一番カメラらしい佇まいのデザインや、4000万画素という高画質も、吐き出す色にも大満足してますが、いつかはどこかがヤラレる日が訪れるわけで、数年後にはいやでもX-T6へ買い替えしなければならない時が来るのでしょう。

X-T6は30万オーバー確実、ライカQ4は100万オーバーか・・・と今から悩んでみたり、悩みは尽きません。

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