見出し画像

暴力装置による支配が解かれた先にあるもの

世界の警察として、長年アメリカが世の中をコントロールしてきた。

軍という力、ドルという力、様々な分野の技術力、そして特に日本では思考がアメリカ礼讃としてハックされているなど、様々なものがアメリカ中心にコントロールされている。

そして第二次世界大戦の敗戦国だけでなく多くの国と場所に基地を設置して、多くの国に対して逆らわないように徹底してきた。

その圧倒的な力に対して、なす術がないのが殆どの国であった。

逆らったら大変なことになる。

何されるかわからない。

使われなくても恐ろしいほどの力があちこちに秘められている。

そしていざ実力を行使することで徹底的に相手を不利な状態に追いやる。

イラクやリビア、アフガニスタンなどあちこちでその例を示してきた。

それによって世界運営がある程度秩序だった形のように見えていた。






最近は大いに風向きが変わりつつある。

様々な情報統制が破れてきた。

今まではSNSで情報スクリーニングがかかって、アメリカ優位の情報のみ流れていたが、それが崩れかかっている。

イーロンマスクによる、TwitterがXになったことでの変化が大きい。

もちろん暴力的な言葉も取り締まられなく放置されているものもあったりするが、より様々な種類の発言が許されていると思っている。

その結果、現実と辻褄が合うようないわゆる本当の事がしっかりと伝わるようになってきた。

タッカーカールソンさんとプーチン大統領のインタビューで、ウクライナで何が起きているのか、そしてロシアの思考含めてどうなっているのかが明確になってきた。

そして都合が悪いからとして、いくら片側がデマとして情報を消そうとしても、おそらく消えない。

そして多くの人が影響されて、世界が動き出すように感じる。

もう隠すことは難しい。

張子の虎がバレてしまった。

ここから加速的に覇権としてのアメリカというものが弱まっていくように感じる。

もう後戻りは出来ない。






アメリカという世界の警察が機能しなくなったらどうなるのか。

おそらく大混乱が世界を襲う。

現在進行形で、混乱が起きているように感じる。

今までは黙っていた人たちや国が、一斉に蜂起する。

暴力装置として押さえつけていた歪みが、一気に解かれていく。

その先にあるものは、過去の様々な歴史を見てみるとわかりやすい。

室町幕府が機能しなくなった時の応仁の乱から戦国時代への流れ。

周が力を失ってからの春秋戦国時代。

漢が崩壊したのちの黄巾の乱。

ローマ帝国が崩壊してからの各地の軍閥化。

そして大東亜戦争によるイギリスをはじめとしたヨーロッパからの植民地にされていたアジア各国の独立。

恐怖による支配が通用しないこととなると、各自が己の権利をどこまでも拡大しよう動いてくる。

良い意味でも悪い意味でも、その変化は大きくて激しいもの。





これからやってくる、そして今真っ只中の混乱時代はどの程度続くのか。

正直なところある程度秩序がしっかりするまでは、それなりの時間がかかる気がする。

そしてどこに収まるのかもまだまだわからない事が多い。

様々な予想がなされるが、まだまだ読めない事が溢れている。

次の覇権国として、ロシアや中国などのBRICs連合が覇権を取るとは正直なところ思えない。

一つ想定外があるだけで、全く違う形になる可能性もある中の予想はかなり難しい。

歴史がどのような流れになっているのかはヒントになるが、前提条件が一致しないことからとてもわかりにくい。

暴力装置が解かれた未来、さらなる暴力装置によって押さえつけられるようになるのだろうか。

より効果的で、しっかりと世界中の人が幸せになれるような仕組みはそもそもあるのだろうか。





ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?