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文章で「お金をもらえる人、もらえない人」

自分の文章で「お金をもらえる人」になりたいのであれば、それが多くの人の役に立つ文章を心がけることです。

あるいは、あまり役に立たなかったとしても「すごい面白かった!」と感じたら、人はお金を払います。

役に立たない、面白くもない文章だと「こんなの読むんじゃなかった、時間を無駄にした」と思われてしまうのがオチです。

厳しく聞こえてしまうかもしれませんが、「役に立つ」か「面白い」、この2つのうちいずれかがないと、文章でお金をもらうことはできません。

では、「役に立つ文章」「面白い文章」とは何なのでしょうか?

まずは「役に立つ文章」から見ていきましょう。

役に立つ文章で「お金をもらえる人」になる2つのコツ

たとえば普通のおじさんが、10年ぶりに電車の中で友人とばったり会ったとします。

これは本人にとってはすごい話かもしれません。そして、興奮しながら学生時代の話をブログで熱く語ったとしましょう。

あなたが偶然そのブログを読んだとして、どんなことを感じると思いますか?

正直なところ、「別に……」とか「だから……」みたいな話だったりしますよね。

そのおじさんの大ファンだったら話は別ですが(笑)、多くの人はあなたと同じ反応をするでしょう。

これがお金をもらえない文章の典型例です。

自分が書いた文章でお金をもらいたいのであれば、読者の「困っている問題・課題」に対して、何らかの「解決策・希望」を伝えてあげることが重要です。

たとえば、ダイエットしようと思ってもできなかった人が、「○○をするだけで痩せた!」という情報を見て試してみたら、めちゃくちゃ痩せたとしましょう。

このような文章にはバリューがあります。
実際に試してみたくなる人は多いはずです。

または、「彼氏いない歴34年の私が教えてもらった3つの口説き文句。これで私は彼氏ができました!」

そういった文章も、切実に悩んでいる人なら先を知りたいですよね。

あるいは、ついつい自分の子どもに怒ってしまう。何とかしたい……、と思っているお母さんがいたとしましょう。

その場合、「子どもにイラッがなくなる本」なんてタイトルで文章を書いたら、それを見たお母さんは、「一体どんな本なんだろう?」と気になって読みたくなるはずです。

このように、「役に立つ」「不快さがなくなる」「プラスになることがある」ことが明確に示されていて、かつ「これなら自分にもできそう!」「すごく参考になった!」と思ってもらうことができれば、人はお金を払います。

役に立つ文章は「人生で困っている問題が大きい」「簡単に解決できる」この2つがあるかどうかで決まるのです。

この2つが明確であればあるほど情報のバリューは高まり、そのぶんお金をもらうことができる文章になります。

ですが、1つ気をつけたいのは、「簡単に解決できる」を見逃しがしてしまうケースが多いことです。

どういうことなのか、もう少し見ていきましょう。

「あなたもイチローになれる!」だとお金にならない?!

元大リーガーのイチローさんが自分の人生を振り返って、「あなたもイチローになれる」という本を出版したとしましょう。でも、そんなふうにはなれないと思う人がほとんどだと思います。

情報のバリューは高いですが、「そんなこと無理だよ!」なんて突っ込みたくなりませんか?

それではダメなのです。

つまり、読者が抱えている悩みを、簡単に解決できる文章とはいえません。

大切なことは、「自分にもできそう!」と読者に思ってもらえるかです。

裏を返すと、自分自身が何かの分野の有名な専門家である必要はないということです。自分の等身大の成功体験をわかりやすく書くことができれば、むしろその方が読者に希望を与えることができるかもしれません。

もしくは自分が持っている知識やスキルを使って、読者の悩みを簡単に解決できる方法を書いてあげてください。ポイントは「簡単に」というところですので、あまり難しく考えない方がよかったりもします。

このような話をすると、「そうはいっても、読者の役に立つ情報なんてない」「価値のある情報って言われてもわからない」なんて感じてしまうかもしれませんが、悲観的になることはありません。

その場合は、面白い文章を書けばよいのです。

では、面白い文章とは何なのでしょうか?

これには3つの要素があります。


読者倍増! 誰でもできる、面白い文章を書く3つのコツ

詳しくお話する前に、先に1つ触れておきたいことがあります。

そもそも、お金をもらえない文章を書く人とは、どのような人だと思いますか?

この機会に、ぜひ考えてみてください。

私の「お金をもらえない文章を書く人」のイメージは、「永遠に一人語りをしている残念な人」です。

書き手にとっては「よかった」と感じたエピソードだったかもしれません。

でも、そのような文章にはオチがありません。書き手のファンではない人が文章を読んだとき、バリューを感じることはほぼないのです。

ただし自分ごとのエピソードだったとしても、「生涯を独身で通して先月79歳で亡くなった叔母が、プロポーズを受けなかった、たった1つの理由とは?」だったらどうでしょうか?

叔母さんが普通の人でも、ちょっと興味を引きますよね。

その情報が役に立つかはわかりませんが、「面白そう! どういうことなんだろう?」などと感じて、一体どんなドラマがあったのか気になったり、興味が出てきて読みたくなったりすると思います。

これが、「先週、久しぶりに叔母と新宿でランチしてきました!」と書いてしまうと、何のバリューもないわけです。書き手のファンでない限り、「へ~、良かったね」で終わってしまいます。

つまり、「興味・関心・面白さ」がある情報なら、役に立たなくても読んでもらえるだけでなく、お金にもなるのです。

なので、自分の文章で「お金をもらえる人」になりたいのであれば、「役に立ちそう」「面白い」だからこれは買っておかなくちゃ、読んでおかなくてはというふうに思ってもらえるものを書いてみてください。

ビジネス、自己啓発のような分野の文章を書きたい場合は、「誰かの役に立つ」情報を発信していくこと。

エッセイや小説を書きたい場合は、「興味・関心・面白さ」という視点から情報を発信していくことが重要です。

あなたの人生にも、きっと誰かの役に立つことや、人が面白いと思うことがあります。

それは文章のバリューとなり、その結果、自分の文章でお金をもらえる人になれるのです。

本田 健

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本田健の書籍の累計部数は800万部を超え、この20年近く、ビジネス書、自己啓発書の分野で、第一人者として作家活動を続けてきました。最近は、英語でも著作活動をはじめ、世界15カ国以上で出版されています。そのベストセラーを生み出す文章術には、非常に高い再現性があります。

この文章を通じて、自分らしさを分かち合いはじめると同時に、あなた自身も豊かになっていく、そんなきっかけが生まれることを願っています。ぜひ本文をお楽しみください!

<もくじ>
ヒント① 自分らしいテーマの見つけ方
ヒント② 読者が食いつくコンセプトを生み出す方法
ヒント③ 「また読みたい!」「もっと読みたい!」文章に含まれる3つの要素
ヒント④ すらすら読めるわかりやすい文章の書き方
ヒント⑤ 売れるタイトルの作り方
ヒント⑥ 自分の文章に値段をつける勇気
ヒント⑦ 読者の「買わなきゃ!」を引き出す、たった1つの秘訣
ヒント⑧ 文章で安定して稼ぎ続ける上級者テクニック

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