見出し画像

最高のビジネスパートナーに出会うために必要な3つのこと

ビジネスで成功するためには、最高のビジネスパートナーや、仕事仲間の存在が不可欠です。
ビジネスにおける良好な人間関係は、売上や仕事の生産性などに、大きな影響を与えるからです。

組織研究の専門家である、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授は、「組織の成功循環モデル」という研究結果を発表しています。

良好な人間関係は、「思考の質」「行動の質」を高め、仕事の成果につながりやすいというものです。ここでいう仕事の成果とは、売上が上がる、認知度が上がる、などと言い換えることもできるでしょう。

また、最高のビジネスパートナーや、仕事仲間に恵まれていると、ストレスフリーで業務に集中することもできます。さらには、お互いに協力しながら働くので、仕事の中での感謝や喜びが増えるのです。

では、最高のビジネスパートナーや、仕事仲間と出会うには、どうしたらいいのでしょうか?

このコラムでは、最高のビジネスパートナーや仕事仲間を引き寄せる、3つの条件についてお話ししてきます。これらの条件は、あなたがビジネスで幸せに成功するうえで、欠かせない重要な要素といっても言い過ぎではありません。

さっそく、3つの条件を見ていきましょう。

条件1、自分の仕事にワクワクしている

あなたは自分の仕事にワクワクしていますか?

最高のビジネスパートナーや、仕事仲間に恵まれるうえで、自分の仕事やビジネスにワクワクしていることはとても大切です。

なぜなら、人の感情は、まわりの人へと伝播するからです。

ペンシルバニア大学ウォートン校で、経済学を教えているシガル・バーセード教授は、「私がほほ笑むと、あなたも微笑むでしょう。それは模倣ではなく、あなたも私と同じ感情を経験するということだ」と話しています。

これは、「感情の伝播」と呼ばれるもので、脳科学や心理学の世界でも、よくいわれていることです。

あなたが、ワクワクしながら仕事をしていると、その感情はまわりにうつっていきます。すると、そのワクワクに共鳴した人たちが、どんどん集まってくるのです。そのなかに、素晴らしいビジネスパートナーや、仕事仲間が含まれていることがあります。

逆に、やらされ感や義務感で仕事をしている場合、それほど人は集まってきません。集まってきたとしても、いい人ではない可能性が高いかもしれません。

さて、あなたは仕事に対して、どんな感情を抱いていますか?
心からワクワクしていますか?

まずは、自分の仕事に対する情熱を高めることから始めましょう。

条件2、人に好かれる魅力を持っている

ビジネスで幸せに成功している人は、「成功の法則」のようなものを持っています。
そのなかの1つとして、「人に好かれること」を挙げる人が少なくありません。

三菱電機の中興の祖と呼ばれている進藤貞和も、その一人です。
「仕事ができることよりも、他人に好かれることが大切だ」と述べています。

これは、まったく仕事ができなくてもいい、という意味ではありません。
スキルや能力と同じか、ときにはそれ以上に、人から好かれることが大切だということです。

人から好かれるとは、ビジネスパートナーや、仕事仲間から好かれるともいえるでしょう。
とはいえ、そのためには、どうしたらいいのでしょうか?

1つ例を挙げましょう。

それは仕事に取り組む姿勢です。
自分のことに置き換えて、考えてみてください。

たとえば、適当に仕事をしている人がいたとします。自分はサボっているのに、どんどんまわりに仕事を押しつけたりするわけです。
その人に対して、あなたは好感を持つことはできるでしょうか?
「こんな人もいるんだな」と呆れ半分に興味がわくことはあったとしても、とても好感を持つことはできないでしょう。

では、一生懸命仕事に取り組んでいる人なら、どうでしょうか?
さきほどとは異なり、好感をもったり、なにか協力したいという気持ちになると思います。

ビジネスパートナーや、仕事仲間も同じことです。

あなたの仕事に取り組む姿勢によって、好感を持たれるかどうか、つまり好かれるかどうかは変わってくるでしょう。

ポイントは、他の人が見ていなくても、しっかりいい仕事をしようとしているかどうか、です。面倒くさいのに、もう一手間を惜しまないなど、地味な作業にも心を込めて取り組んでください。

忘れたころに、たくさんの人に愛される人になっていて、素晴らしい仲間に囲まれていると思います。

条件3、たくさんの仲間から応援される

たくさんの仲間から応援されることも、とても大切な要素の1つです。
まずは、事例を見ていきましょう。

パナソニック(旧松下電器産業)の創業者である、松下幸之助のお話です。

1929年(昭和4年)、松下電器は大ピンチに陥っていました。1929年といえば、アメリカで株価が大暴落し、世界大恐慌がはじまった年です。いまのコロナ禍と、似たような経済情勢だったといえるでしょう。

当時の日本は、深刻なデフレに襲われていました。その影響から、松下電器は月商が半減したのです。倉庫は、たくさんの在庫であふれ、社内ではリストラが囁かれはじめました。

そのとき、部下から報告を受けた松下幸之助は、こう話したといいます。

「工場は半日操業とし、生産も半減、従業員にも半日休んでもらう。ただし、給料はいままで通り全額支給とする。一人も辞めさせてはならない」

その通達に社員は喚起し、翌日から店員や工場の幹部は街中に散らばって、商品を売ってまわったといいます。

結果、たった2ヵ月ほどで、倉庫にあった在庫はカラになったそうです。深刻な不景気で多くの企業が倒産するなか、この出来事をきっかけに、松下電器は息を吹き返していきました。

ここで注目したいのは、松下幸之助の器の大きさや、人を大切にする姿勢です。それは、人望が厚い人ともいえます。

ビジネスにおいて、人気も重要な要素ですが、人望もとても大切です。

人望が厚い人のまわりには、力になりたいと感じる人たちが集まり、どんどん応援してくれたり、協力してくれるようになります。あなたのことを下から押し上げてくれるのです。

自分自身のことに置き換えたとき、はたして自分に人望はあるのかと考えてみても、答えは出ないかもしれません。しかしこれを機に、あなたにとって人望とは何か、考えてみてください。

そのことが、最高のビジネスパートナーや、仕事仲間を引き寄せるきっかけになると思います。


さて、今回のコラムは、いかがだったでしょうか?

幸せで豊かに成功している人は、必ずといってよいほど、素晴らしいビジネスパートナーや仕事仲間に恵まれています。

経営のスキルや知識を身につけることも大切ですが、「誰と一緒にビジネスをするか?」ということも、非常に重要です。

ぜひ、コラムで取り上げた内容を踏まえながら、ご自身のビジネスに活かしてみてください。

あなたのもとに、最高のビジネスパートナーや仕事仲間がどんどん集まってきて、楽しく豊かになっていくことを応援しています!

本田 健

--------------------------------------------------
★ 480円で有料記事も公開しています!
『あなたのビジネスを一瞬で次元上昇させる! 戦略的パートナリングを成功させる法』

今回のコラムのテーマは、「戦略的パートナリング」についてです。

仕事やビジネスは、だれと一緒に組むかで、成果が半分になることもあれば、10倍、100倍になることだってあります。

世界のホンダが築き上げられたのは、本田宗一郎が藤沢武夫と組んだからであるというお話は有名です。

それほどの大人物を例に出さずとも、いいマーケーティングパートナーと組んで爆発的に売り上げが上がったり、実務的なことや細かいことをやってくれる優秀な裏方と出会ったことによって、ビジネスがラクになったという話をあなたも聞いたことがあるかもしれません。

このコラムでは、戦略的パートナリングの概要、導入するメリットや種類、成功させるための方法などを網羅的に書いていただいています。

上手にパートナリングができると、一瞬にして売上が10倍に跳ね上がったり、フォロワーやファンが爆発的に増えるなど、いまはまだ想像もできないようなことがあなたの身に起こるようになります。

さらには、仕事をしているときの幸せ度や楽しさも上がるようになるのです。一石何鳥にもなります。

戦略的パートナリングがうまくいき、あなたのビジネスにどんなことが起こったら嬉しいか、ワクワクしながら読み進めてみてくださいね!

★ 大好きなことをやっていきたい仲間が集まる
    コミュニティ「本田健オンラインサロン」

本田健が、直接みなさんと触れ合うことができる唯一のコミュニティが本田健オンラインサロンです。今なら10月18日に開催した、オンラインサロン限定のFacebookライブを、すぐにご覧いただけます。

また、9月からは、サロンメンバーがオンラインで直接本田健に質問できる企画もスタートしました。本田健から、毎月最新情報を、直接聞きたいという方、大好きなことをやっていきたい! という方は、ぜひお申込みください。

本田健オンラインサロンの詳細は、こちら!
 → https://hondaken.salon/

★ 本田健の公式YouTubeチャンネルやっています!

人気番組本田健の人生相談 〜Dear Ken〜をはじめ、さまざまなコンテンツを毎週配信しています。今回ご紹介するのは、オンラインサロンメンバーから寄せられた質問(人間関係編)に回答された動画です。きっとあなたの役に立つ情報を受け取ってもらえると思います。ぜひご覧ください。

来週の記事もお楽しみになさっていてくださいね!

-----A----I----U----E----O----F----F----I----C----E-----

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?