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アーリーステージのSaaSスタートアップで大切にしたいリーダーの心構え10選

株式会社hacomonoの蓮田です。

hacomonoはシリーズAの調達を控えるアーリーステージの会社です。(2021年2月1日時点でメンバー数25名)


会社が今後50人・100人に向かう前に
マネジメントブック<リーダーの心構え>
を言語化しました。

高い目標に向かうことを前提としながら
・異なる能力・価値を持ったメンバーが価値交換し、
・自主性・主体性高く働けるチーム
・オープンで透明性高く、
・顧客からも社内からも取引先からも家族からも愛されるチーム
を作りたいと思っています。

1つでも欠けると、良いチームとは言えません。
今後成長をしながらも、永続的に人が人らしく働ける会社、誰からも愛される会社にしたいと思っています。

私自身を含めて、リーダーの方、リーダーを目指す方が、道を踏み外しそうになった時に振り返えるよう、今後もブラッシュアップを重ねながらアップデートする予定です。

<よき行動>

1. 方針はリーダーが示す

ボトムアップ的経営が言われる現代ではあるが、大きな方針はそのチームリーダーが決定して示すべき。

方向性や結果に対して批判・評論を受ける可能性もあるのでリーダーが率先してその勇気や意思決定を取るべきという考え方。

だから、会社の方針は経営陣が示し、各部門の方針はマネージャ / リーダーが示すべきという考え方をベースとする。

・ 予定調和では思いきった施策、本質的かつ勇気あるチャレンジができない
・ 自らが悩み抜いて方針を示す
・ チームの成果・責任をリアルに自分ごとと捉える習慣
・ ラストマンシップの精神
・ 部下のせいや評論家になってはいけない

2. 高い目標を掲げて、森を見て木を見る

・ 高い目標に向かったチームビルディングは前提条件
・ リーダーの高い志が、組織の心に炎を灯す
・ 目標とは、究極には志の問題
・ スタートアップのリーダーは、歴史・市場・未来を見る「視座」・全体を俯瞰して広く見る「視野」・今を細かく見る「視点」の全てが必要

3. 謙虚・誠実

・ 傲慢なリーダーの下では、メンバーが自主性や誇りを持って仕事がしづらくなる
・ 完璧な人はいない
・ 自分が間違っていたり、方針が間違っていたら軌道修正できる
・ 自分の過ちを認められる・周りに謝罪できる
・ メンバーのメンターであり、フォロワーであり、対人間として真摯に向き合える人間関係を目指す

4. メンバーの自主性を引き出す習慣づくり

・ メンバーには自ら考えさせる場、発信やアウトプットの場を定期的に与える / 習慣化する
・ 定期的 1 on 1(隔週)
・ KPTを上手に使う(振り返り習慣大事)
・ 会社のバリュー / 事業計画 / Objectiveに沿った行動ができているかの振り返り習慣
・ チームOKRの進捗に対する振り返り習慣
・ 常に新しいTRYを考えられているか
・ 週次MTGでの準備・発表を任せる、メンバーのアウトプット機会を増やす(受け身にさせない)

5. 各メンバーのグレードにあったフィードバック

・ 自分の実力値と比較したフィードバックをするべきではない
・ 現グレード基準での合格点かどうかのフィードバック
・ 次グレードにいくための視野を意識させる
・ 2つ以上先のグレードを日常的に求めなくてOK

6. ヨコチームとの建設的コミュニケーション

・ 政治的組織にしない
・ あのチームはダメだ的な批判はNG
・ 他チーム批判するリーダーが1人いると組織カルチャーは悪くなる

7. PDCAを回すカルチャー

・ フォーカスをする / 欲張りすぎない
・ 捨てるものは捨てる / やりきれないものの判断軸や優先順位
・ ロールプレイングゲームのように、クリアしてから次テーマへ進む

8. 会話の主語は「お客様」「使い手」「ユーザー」

・ 「自分」主語、「自分」都合に気をつける
・ 社長や上司・社内メンバーのお伺い立てるための戦略検討もしないよう気をつける
・ お客様批判は論外
・ 顧客体験を高める(これは、顧客が言う通りにするという、受託開発文化とは異なる)
・ ユーザー体験を高める
・ 導入先企業だけでなく、その先のユーザー(会員)の体験を高める

9. 自分より優秀なメンバーを育てる

・ リーダーは個人成果ではなく、チームの成果にコミットする人間
・ 自分とスキルレベルで比較する必要はない
・ 自分の実力値や行動量をチーム力の天井(限界地点)としない
・ 自分より専門性が高いメンバーを何人育てられるか
・ 自分より優秀な人を採用する
・ メンバーの視座を高める / 視野を広げる
・ 共に学び、共に成長する

10. 社会性

・ 社会に目を向ける / 仕事の社会的意義を考え、チームに落とす
・ 未来に目を向ける / 未来を常によりよくする

<以下は、ついやってしまうけど、注意したいこと!>

注意1. マイクロマネジメント

・ 日々のタスクレベルまで指示するのはNG
・ 部下が自ら考えなくなる / セルフモチベーションが基本
・ 部下は機械や、召使いではない
・ 部下が疲れてしまう、長続きしない

注意2. なんでも決めてしまう

・ メンバーに考える場を与えない
・ 苦労している部下、しくじっている部下をすぐ助けすぎない
・ 苦労は部下の将来にとって良い経験になる
・ 乗り越える経験を与えられるリーダーか? 助けてもらえる経験しか与えられないリーダーか?

注意3.  部下に好かれようとする

・ 簡単に褒めればいい訳ではない
・ モチベーション / 好き嫌い / 機嫌で仕事する人を増やしてはいけない
・ 本質的にいいもの・期待を超えた成果は、しっかり褒める
・ そこまででいいよといってしまうのもNG(期待値マネジメントできていない)
・ お客様視点・マーケット視点で、仕事のアウトプットを考えることができない人が増えてしまう

注意5.  現状維持 / 進化から逃げる

・ 今に満足する / 今に止まる / こなすだけのチームビルディングをしてしまう
・ 1年後、チームが今と同じことをやっていたら負け

注意6. 成果の前に、人として当たり前の行動

・ 時間守らないとかNG。気をつける
・ 部下も真似しがち
・ 自分都合の成果至上主義になり、他者・他チームに迷惑かけるのもNG
・ 挨拶・掃除、人として当たり前のことをきちんとする
・ 他人の人間性や生き方を否定しない。リーダーにその権利はない。

<以下は、リーダー失格レベル>

- 部下批判
- 部下の成長 / 成果を期待しない
- 自己顕示欲求 / 自己承認欲求
- 支配欲求
- 自慢話(なんでも自分の話に持っていくのもNG)
- 他者優越感
- 部下より優秀でいたいとか、部下と比較する(背中で見せる姿勢は大事だが、スキルより人間性・視座が大事)
- 機嫌で仕事をする
- 精神不安定(部下が上司に遠慮する状態が生まれてしまう、部下もマネする)
- かまってちゃん(部下が上司に遠慮する状態が生まれてしまう。部下からすると無視する訳にも行かないので「とりあえず」な会話が増え、生産性落ちる。リーダー自身が、部下から自立する努力 / 孤独に耐える覚悟 / 部下の長所を高める意識 / 部下の話を聞く姿勢に)
- 慰め合い
- 愚痴を聞いてもらう

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