足を削られるサッカー人生にさようなら！

　今日は「足を削られるサッカー人生にさようなら！」というテーマでお話させていただきます。
　サッカーをしていると、ボールの取り合いになり、足と足がぶつかることがよくあります。ルーズボールを取りに行くときは、ぶつかることも覚悟して行くこともあります。ボールキープをしているときや、ドリブルで突破を試みているときに、相手の足が当たることなんてよくあります。ボールと相手の間に立っていても、ボール奪うために足ごと蹴ってくるディフェンダーもいます。
　サッカーが終わった時に「削られたなー」と思う時は多いです。足を削られる人は、今日の記事を読んで、「削られるサッカー人生にさよなら」をしましょう。
 
　相手が足を削ってくる時の状況を考えます。まず第一に、自分がボールを持っているときです。キープしていたり、パスを出す準備をしていたり、ドリブルで突破したりしているときに削られることが多いと思います。
　他にも、ルーズボールを拾いに行くときです。シュートのこぼれ球や、ミスパスのボールがスペースに転がった時は危険です。トラップミスなどでも生まれるルーズボールに対して、相手とボールを取り合う際に、足を削られることがあります。ルーズボールを奪いに行くとき、勢いがあるまま突っ込むことが多いです。ボールが浮いたり跳ねたりしていることもあるので、削られるときは足と足が思いっきりぶつかります。危険なシーンにつながるので、ファールを取ってもらえることも多いです。
 　攻撃時だけではありません。自分が守備をしているときも足を削られることがあります。ボールキープしている選手に対して、ボールを奪ったときに、キープしてる側が慌てて足を出してくることがあります。遅れて出てきた足に削られることがあるのです。他にも、シュートブロックした際に、振り切った足がブロックに成功した自分の足に入ることなんかもあります。
 
　まとめると、自分がボールを持っているとき、ルーズボールのとき、守備でボールを奪いにいったとき、この３つの状況で足を削られることがあります。つまり、こういった仕事をよくする選手は、よく足を削られる選手です。１タッチ、２タッチでパスを回していく選手や、自分で守備に行くことが少ない選手は、削られることがあまりありません。
 
　今日のお話はここからが大切です。具体的に、どうすれば削られないかということをみなさんに紹介します。
 
　「ボールを持ってるとき」「ルーズボールを拾いにいくとき」「守備でボールを奪うとき」削られるのは、相手の足が自分の体に触れる距離にあるときです。当たり前ですが、距離が離れていれば足は当たりません。削られることは「サッカーをしていたら仕方ない」と考えている選手が多いです。ですが、僕が行ったアルゼンチンでは、相手の足が届かないように体を運ぶ練習をします。
 　相手が近づいてきて、足が届く範囲に入ってきそうになったときは、腕を横に広げて相手の体をブロックします。相手が勢いよく迫ってきたときは、腕を広げて相手をブロックしなければ、勢いそのままに足を削られてしまうからです。海外の試合を見てると、選手たちは必ず腕を広げて相手の体をブロックしています。
 
　メッシ選手は、ドリブルしてるとき「低い姿勢」になりながら、相手が来たら腕を広げてブロックしています。相手が出してきた足を直接手で抑えていることもあります。近づいてきた相手の腰を抑え、相手の勢いを消してることもあるのです。日本と違い、ブロックしていなければ間違いなく削られるので、海外だと必須テクのひとつにです。
 
　今日みなさんにお伝えしたかったのは、ただひとつ、相手の足が自分の体に届く範囲に来るときは、迷わず腕を広げて相手の体を押し返しましょうということです。ブロックすることが大切です。ちなみに「手で押したらファールになるんじゃないの？」と思っている方もいると思います。もちろん、思いっきり相手を押していたらファールになります。ポイントは、相手が足の届く範囲に入ってきたときに腕を広げて「押す」のではなく「手で受ける」感じです。ずっと押し続けるわけではありません。
　腕を広げて相手をブロックするのは、自分の身を守るためです。基本的にサッカーはボールを持っている選手が守られるルールになっているので、そう簡単にファールになることはありません。ご安心ください。
　
　今日は「足を削られるサッカー人生にさようなら！」というテーマでお話させていただきました。それではまたお会いしましょう。さよなら。

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