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最適なポジショニングについて。

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※「いつでも」「どこでも」聞ける『音声配信』を始めました。

ボラスフットボールクラブの情報だけではなく、「サッカーが上手くなりたい人」におすすめの情報を、クラブに所属する海外選手から聞いたことや、スペイン・アルゼンチンでプレーして学んだことを、海外サッカー経験者から直接お届け致します。

音声配信:『VORAZ FUTBOL CLUB』 Anchor/Spotify

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 今回のテーマは、「最適なポジショニングについて」です。ポジショニングとは、「立ち位置」のことです。サッカーにおいて立ち位置は、とても大切です。相手が困るだけではなく、味方にとっても、自分にとっても、最適な立ち位置が求められます。最適な「立ち位置」というのは、4つあります。


①相手ディフェンスが2人以上困る立ち位置

②パスコースが多く存在する立ち位置

③自分の質的優位性が生まれる立ち位置

④ボール保持者からのパスコースがある立ち位置


「①相手ディフェンスが2人以上困る立ち位置」とは、「(1)相手ディフェンスのプレッシャーラインの背後で、ボールを持っている選手からのパスコースを作った立ち位置」「(2)相手と相手の間や、スペースの中央に留まる立ち位置」「(3)スモールフィールドで数的優位を作り出す立ち位置」です。

 「(1)相手ディフェンスのプレッシャーラインの背後で、ボールを持っている選手からのパスコースを作った立ち位置」とは、例えば4-3-3のフォーメーションで言うと、デイフェンスのライン、ミッドフィルダーのライン、フォワードのラインが出来上がります。4-4-2のフォーメーションで言うと、サイドバックとサイドハーフのライン、センターバックとボランチとフォワードのラインといった、縦のラインも出来上がります。ボールがある位置から考えて、このラインの背後で、パスコースを作っておくということです。

 「(2)相手と相手の間や、スペースの中央に留まる立ち位置」とは、相手ディフェンス2人の間や、相手ディフェンス4人の中央に立つことで、「誰がマークすべきなのか」「誰がボールを奪いに行くべきなのか」相手ディフェンスは迷う立ち位置のことです。

 「(3)スモールフィールドで数的優位を作り出す立ち位置」とは、例えばサイドのエリアで相手のサイドバックを相手に「2対1」の数的優位を作る立ち位置や、中央のエリアで相手のダブルボランチに対して「3対2」の状況を作る立ち位置などです。

 

「②パスコースが多く存在する立ち位置」とは、フィールド上にいる相手ディフェンスたちの間から、味方選手が何人か見える位置のことです。ただし、注意しなければならないことがあります。それは、自分の後ろ側にパスコースを作っても意味がないということです。自分の視野の範囲内(ダイレクトパスを出せる範囲内)で、多くパスコースを作ることができる立ち位置が正しい立ち位置です。

 「③自分の質的優位性が生まれる立ち位置」について説明する前に、そもそも「質的優位」とは、チームの中での自分の役割を考えた時の「自分の良さ」「相手に勝っているもの」のことです。つまり、「③自分の質的優位性が生まれる立ち位置」とは、この質的優位を発揮しやすい立ち位置のことです。例えば、スピードに乗ったドリブルが得意な選手は、前を向いた状態で、前にスペースがある立ち位置が、良い立ち位置になります。

 「④ボール保持者からのパスコースがある立ち位置」とは、ボールを持っている選手からのパスコースを作った立ち位置です。これが最も簡単で、多くの選手が意識している立ち位置です。逆に言うと、これしか考えていない選手は多いです。

 

 このように、サッカーにおいては、「相手が困るだけではなく、味方にとっても、自分にとっても、最適な立ち位置」が求められます。なんとなくポジショニングを決めるのではなく、上記の「基本的思考」からその時その時の状況に合わせて判断していくことが大切です。


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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。

ボラスフットボールクラブは、共に戦いたいという情熱をもった選手を募集しています。サッカーが下手でも構いません。謙虚で礼儀正しく、コミュニケーションを積極的に取れる選手を募集しています。チームへの加入を希望される方は、「LaBOLAサイトでのメッセージ」もしくは「Instagram」から参加申請を記入の上、ご連絡ください。

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