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カルシウムをたっぷり葉面散布、やらなければ無駄

昨今は温暖化?で気候が不安定で今までの常識が通用しなくなっておりますが、今年は更に難しいです。

7月に入ってから2週間の豪雨、豪雨が終わってからは曇天と雨、晴が1日のなかで繰り替えされる日々が続いております。温度も暑かったり寒かったりを繰り返して朝晩は冷える。

こうなると野菜にはストレスが相当かかります。人間と同じです。グリシンベタインやアミノ酸などを潅水、散布してストレス緩和と樹勢維持をしているけどどうにもならないことがやっぱりあります。

露地野菜、なす、ズッキーニ、とうがらしの生育は著しく悪く、ズッキーニは壊滅しました。2週間の豪雨ですべて全滅。ズッキーニは雨に弱いのでどうしようもありません。農薬を散布しようにも畑に入れなかったのでどうしようもない。

ハウス栽培のトマト、葉物系は露地と比べると全然状態は良いです。

ただトマトは相当ストレスがかかっているため、急激に暑くなると成長点が萎れて、花芽が飛び、根に負担がかかる状態となっています。

改善方法は、強制換気扇を使って温度と湿度を下げる、遮光ネットをして日を緩和するです。わかっているけど、自分の圃場ではそれらの資材はなく、この時期に導入する時間はありません。別の方法を考えないといけないわけです。

昨年までは潅水量を増やして通路潅水までしっかり行い、葉面散布をして改善を試みていました。それなりに結果は出ていましたが、こちらが望むくらいまではいきませんでした。

じゃあどうするか?

本を読み、ネットで官庁がアップしているPDFを読み調べた結果は

暑い日でも普段より潅水量を減らし、葉面散布はカルシウム資材を混入してたっぷりする

今までと違うやり方でやるのが答えでした。潅水量を減らすのは水分が少ない状態になれされるため。葉面散布をたっぷりするのは以前と変わりませんがカルシウム資材を混入するのは目からウロコでした。現代農業で消石灰を巻くと生長点だけでなく木の樹勢が維持され夏の暑さにも耐えられることを書いていたのを思い出し、「カルシウムも同じ原理じゃないか」と思い調べた結果、自分の考えと似たようなことが書かれた記事がありました。

調べたことはただ調べただけでは意味がなく、実際に効果がなければ意味がありません。成功するといいなと思いながらやると、、、100%近く改善されました!しかも翌日に効果があるではなく散布して1時間もせずに成長点が元に戻るという最高の結果です。次の日になっても萎れていませんでした。

こういう答えがわからないことが起こったときに「こうするとよくなった!」と誰かが言ったとしても自分には当てはまるわけではないです。その人のやり方であり自分なりのやり方を見つけないと先には進めません。

妄想や空想をしても意味はないです。実際にやってみることにしか価値はないと思います。




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