農業の大きな変化

農業の現場は疫病と戦争により離農が加速している。もともと衰退斜陽だったけど堤防が完全に崩壊した感じだ。肥料の高騰、市場価格の低下、高齢化、労働力不足、大規模化、複合的な要因に疫病と戦争が崩壊に拍車をかけた。
個人農家は5年でほぼなくなり法人は増えても淘汰が始まる。個人が消滅して法人がなくなれば野菜と米を生産する人はいなくなる。大規模法人の全ては潰れないが彼らが全ての農地で耕作できるわけではない。
脅しではなくほぼ誰も生産できなくなるところまでいく。生き残ったところは富裕層相手の商売をして、大量の貧困層はカロリー摂取のためだけのジャンクフードを食べることになるだろう。確実に目に見える形で農業が終わりに向かうさまを農業者は現在進行系でみている。
加速する崩壊は短期的にはカタストロフィになる。ならないと変わらないから必要だ。国は耕作放棄地をなくすこと、一部の大規模法人だけが生き残ればいい道を選んだ。地方も農地を次世代に残すことを捨てた。高齢者も若者に技術、金、農地を継承することをやめた。一度崩壊するしかない。僕たちが農業を続けるために。
長期的には更地になったところからおもしろいことが次々とできるようになる。だから長い目でみれば悲観的でなく寧ろ楽しみだ。農業の世界の劇的な変化はもう誰にも止められない。いよいよだ。

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