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梶研吾
2022年9月3日 13:02
<まず机の前に三時間!〜当たり前だが、実は最も大切だった実技> “漫画においては、何よりもキャラクターが重要”ということを、小池一夫先生はひじょうにわかりやすい例を挙げて説明された。 例えば、小説との比較である。 昭和に一時代を築いた松本清張先生の名作傑作の数々、『点と線』や『ゼロの焦点』『眼の壁』など、見事なタイトルはパッとすぐに浮かぶが、「主人公のキャラクターは?」 と、問われ
2022年9月10日 08:57
<課題作品提出一度に十本も?!〜先輩の伝説の提出本数に衝撃驚愕!そして、小池一夫御大の面接へ> いずれ課題が出されるということは、最初の講義で、小池先生からも、事務局のSさんからも告知はされていた。 さらに、先に”伏線”と記したが、それは以下のようなお話を、あらかじめ聞いていたからだ。 狩撫麻礼先輩が、入塾生に向けたメッセージの中で、「皆さん、課題が出されたら、できるだけちゃんと提
2022年9月17日 10:04
<課題講評、そして御大面接!〜まさに劇画界のドン!> 某日。 小池先生から、「今日は提出された課題の講評をやります」 と、お言葉があった。(来た!) 一気に心臓の鼓動が速くなり、掌に脂汗をかいた。(ボロクソ言われたらどうしよう? いや、それより先に、講評すらしてもらえなかったらどうしよう?) 無表情を装って椅子に座ってはいたものの、内心はドキドキである。「提出した人が思っ
2022年9月24日 10:34
<「ローンウルフでいいんだよ」〜小池一夫先生のひとことで半鬱状態から起ち直る〉 ひたすらアルバイトをして、ひたすら劇画村塾に通い、ひたすら課題を出し続けた。 課題作品のほうは、その後も何度か小池先生に講評で取り上げていただくことができたものの、自分ではいいのか悪いのか、まったく分かっていなかった。 プロとしてデビューしたいという気持ちも、あるような、ないようなで、はなはだいい加減だっ