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人生を変えた一冊の本「アウトプット大全」。ダラダラ過ごす毎日から、挑戦する毎日に変わった話

 2019年の秋、一冊の本に出会った。「学びを結果に変える アウトプット大全」。この本が僕の人生を変えた。もっと言うと、この本の著者、樺沢紫苑(かばさわしおん)先生の「楽しく生きる考え方」を知って、人生が変わった。この本に、樺沢先生に、出会っていなかったら・・・。僕はいまも、ダラダラとスマホをいじるだけの毎日になっていただろう。


人生を変えた一冊「学びを結果に変える アウトプット大全」]


 TSUTAYAの「話題の書コーナー」で、ある本が目に留まった。「学びを結果に変える アウトプット大全」、著者「精神科医 樺沢紫苑」。表紙をめくるとこう書いてある。

「現実世界」は、アウトプットでしか変わらない

学びを結果に変えるアウトプット大全, 樺沢紫苑, サンクチュアリ出版

「インプットしたことは、アウトプットしないと忘れる」。アウトプットの概念なんて、その程度だった自分。いつもビジネス書を読んだだけで、ロクにアウトプットもしていなかった自分にはすごく刺さるフレーズだった。

アウトプットってこういうことだったのか!


 この本を読むと、アウトプットは「日常の行動全般」を指している。本を読む、メモをする、食を味わう、人に相談する・・・などなど。

 人間の行動の司令塔は「脳」。その仕組みを理解し、正しく日常行動(アウトプット)を繰り返せば、脳が活性化し、行動が磨かれ、自分が成長していく。人生が楽しくなっていく・・・。そのためのHOW TOが80項目にもわたって、わかりやすく解説されていた。

この本の著者が「精神科医」であるのもポイント。脳科学や精神医学の観点から、科学的に根拠が示されていて、説得力がある。

いままでの変わり映えしない日常に飽きていた僕は、この本と著者を信じてみようと思った。

著者の樺沢紫苑先生の考えに触れ始めた

樺沢紫苑先生は「情報発信でメンタル疾患を予防する」をビジョンに掲げ、作家やYouTuberとして活躍している。

人生の悩みや病気に関する相談に回答する、彼のYouTube動画は、2023年6月時点で5700本以上。登録者数45.5万人。これは彼が自ら名乗る「日本一アウトプットしている精神科医」を体現している。

僕に成長をもたらした三冊

僕は、彼のYoutubeや書籍をとにかくインプットしては、アウトプットしていった。時にはノートに学んだことをまとめ、人に話し、実践を繰り返す。

するとどうだろう。学んだ知識や考え方が、気づいたら自分の常識になっていた。

今回は僕の人生を豊かにしてくれた、樺沢先生の著書の一部を、抜粋して紹介したい。

精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方


目的のない行動は時間の無駄

多くの人は、無目的にスマホを開いて、時間を潰しています。それって楽しいですか?

精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方, 樺沢紫苑著, きずな出版

スマホの使い方が変わった本。

なんの目的もなく、だらだらとスマホをいじるだけ。気づいたら夜中の三時・・・。社会人になりたての頃、こんな日が続いた。

「人気俳優●●の不倫現場を激写!」
「芸人●●が女優●●と共演NGなワケとは?」

今思えば、ネット記事の波に飲み込まれていた。こんな記事を読んだところで、僕の人生にも心にも、何一つプラスにならない。なんなら朝起きた時には、そんな記事を読んだことすら忘れている。

樺沢紫苑先生がこう言っている。「行動に目的意識」を持とう。
といっても、スマホで合理的な情報ばかりを集めろというわけではない。

基準は、自分が「成長できそうか?」「幸せになれるか?」
樺沢先生の考えを知って、こんな目的でスマホをいじるように意識した。

  • このYouTube動画を観たら、自分は楽しい、幸せな気持ちになれるか?

  • このYouTube動画を観終わったら、内容を実践する気があるか?

  • このネット記事をみたら、自分の役立つ知識が手に入りそうか?

  • 心の底から「好き」といえる人の発信に「いいね!」をつけよう

  • 自分の大切な人とのコミュニケーション

目的意識を持つと、画面に現れる膨大な情報に飲み込まれることがない。人生においてプラスになる情報と、心が幸せになるコンテンツだけを閲覧するようになると、スマホは自分を成長させてくれるツールになった。

精神科医が見つけた3つの幸福

自己成長は毎日起こっている

本を一冊読めば、「知らないこと」を学んだわけですから、それだけで「自己成長」です。

精神科医が見つけた3つの幸福, 樺沢紫苑, 飛鳥新社

「成長」の概念が変わった本。

これまで成長しようと決意した時、頭の中には「偉大になった自分」ばかり想像していた。

たとえばギターの練習。2時間練習して、ある曲の「一部分」を弾けるようになった。でも、自分の頭の中にあるイメージは「一曲まるまる、かっこよく弾けるようになった自分」。イメージと現実とのギャップを感じ、挫折してしまう。

今の僕ならこう考えるだろう。「一部分を弾けるようになった!成長した自分に拍手」と。

樺沢先生が定義する成長とは「昨日できなかったことが、今日できるようになること」。

この考えを知ってから、「毎日が成長の連続」になった。

料理のレシピを覚える、自分に似合うファッショアイテムを知って身に着ける、映画の名言を語れるようになる。

全部成長だ。

一個一個は小さいけれど、これが毎日積もってくると、自分が全くの別人のようになっていることに気づく。今の自分は、数年前の自分よりも、はるかに大きくなっている。

精神科医が教える ストレスフリー超大全

最も大きいリターンがある投資は「自己投資」

20代~30代の頃の私は、稼いだお金をすべて、知識や経験に費やしました。

精神科医が教える ストレスフリー超大全, 樺沢紫苑, ダイヤモンド社


お金の「価値ある」使い方を学んだ本。

これまでの自分は、銀行口座にとにかくお金を貯めまくる生活。いつか来るかもしれない「本当にお金が必要になるとき」に備えて。

利息も大してつかず、価値が低減するリスクにも気づかず、口座の増える金額を見て安心していたのだ。

「いつかお金が必要なとき」っていつだろう?いくら貯めれば満足するの?
わからないけれど、貯金は正義だと思っていた。

樺沢先生がオススメするお金の使い方は「自己投資」
この考えを知って、僕はつぎのことに、遠慮なくお金を注ぎ込むようになった。

  • 旅行やクルマなど、自分が心から「好き」と言えて幸せになれるもの

  • マネーリテラシーを学ぶことができ、銀行預金よりもリターンがいい投資

  • 人との出会い・交流の機会

  • 自分への挑戦

  • 健康維持

  • 書籍

特に「人との出会い・交流」と「自分への挑戦」にお金をかけるようになったのは、大きな変化だ。

僕は現在、旅の総合メディア「TABIPPO」が主催する「POOLO JOB」という3か月のオンライン講座に参加中だ。この講座、内容はかなり充実しているが、「よし!参加しよう!」と気軽に即決できるような受講料ではなかった。


それでも「人との出会い」と「自分の成長」が必ずあると信じ、参加を決意。

この講座で出会った仲間とともに、成長していく自分がいる。幸せな時間を過ごしている。支払った受講料は、「幸福と成長」という、なにごとにも代えがたい、リターンになって、僕に返ってきた。

未来を信じて、お金を自己投資に使う。こんな有意義なお金の使い方、もっと早く知りたかった。

これからも挑戦と成長は続く

 「学びを結果に変える アウトプット大全」と著者の「樺沢紫苑先生」に感謝している。この本のとおり「アウトプット」を続けた結果、「挑戦」が日常になった。樺沢先生の言う通り、目的意識をもち、未来の自分を信じて自己投資し、小さな成功を積み重ねた。そしたら大きな自信になった。1500円の本一冊で、人間ってここまで世界が広がる。人生を変えた一冊に出会えたことを幸運に思う。



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