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白いレガッタ (名盤015)

「白いレガッタ」

ポリスは「見つめていたい」、付随してそれが収められている「シンクロニシティ」が有名、知人はシングル・レコードを購入してその素晴らしさをよく口にしていました。ラブ・ソング、それを示す甘いムードが漂っていましたが、この曲はストーカーの目線で歌われていると後になって知りました。この辺りはデビット・ボウイの「スペース・オディティ」を連想させますが1979年に発表されたセカンド・アルバムの「白いレガッタ」やこの時期のポリスはジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスを連想させます。また、白黒のアルバム・ジャケットが示すようにスティングのヴォーカルとベース、アンディ・サマーズのギター、スチュワート・コーボランドのドラム、それぞれの音の輪郭がハッキリしていて好感触ですが、これについては後のローリング・ストーンズの同じく音の輪郭がハッキリした「ダーティ・ワーク」を連想させます。つまり、「白いレガッタ」、付随してこの頃のポリスはジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスとローリング・ストーンズの「ダーティ・ワーク」を足して2で割った作品です。一般的にはパンクとレゲエを足して2で割ったのがこの頃のポリスと言われますが、個人的にはそれも含めて2つの化学反応がシンクロしたアルバムでした。

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