見出し画像

リオ (名盤033)

「リオ」

活動は続いているみたいですがやはり1980年代のデュラン・デュランが印象的、その中でも「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」が収められている「リオ」が好きです。1980年代の洋楽はカラフルでポップでしたが、それを象徴しているのがデュラン・デュラン、時代の流行と独自の音楽性が抜群の相性を示したバンドでした。あの時代はプロモーション・ビデオが必要不可欠でしたが、まるでプロモーション・ビデオを作るために曲があったような感じでしたし、また、リミックスやロング・ヴァージョンも原曲がカラフルなだけに加工のしがいがあったようなそれらでもありました。視覚への刺激を視野に入れた音楽、それ故、映画の主題歌も必然的で納得、パワー・ステーション、アーケイディアのプロジェクトも興味深かったです。結果、フル・アルバムとしては四枚目の「ノートリアス」でニック・ローズ、サイモン・ル・ボン、ジョン・テイラーの三人になったデュラン・デュランでしたが、実に充実したデビューからの数年であったことを実感しました。因みに中学生の頃、英語力の乏しいクラスメイトは「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」の意味を、お腹の空いた狼が好きだ、と思っていたそうです。同じくマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」もそのように訳していたことでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?