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十七歳の地図 (名盤034)

「十七歳の地図」

「十七歳の地図」は1983年に発表された尾崎豊のファースト・アルバムです。「早すぎた伝説」の再放送が1986年、高校一年生が終わる頃だったと思いますが、それを機会に本作を聴くようになりました。後に1985年に発表された「回帰線」、同じく同年に発表された「壊れた扉から」も同じ時期にレンタル・レコード屋で借りてきてカセット・テープにダビング、後にあらためて「十七歳の地図」だけ、尾崎豊の旅立ちを機会にCDで購入、現在、たまに聴くと涙が滲むのは同世代のあるあるかもしれません。しかし、本当に聴かなくなりました。ここまで聴かなくなると自身の薄情さを痛感させられます。一方では聴き続けてはいけないと思うこともあります。なんだか、理屈や言い訳みたいになってしまい、結局、関心や興味が薄れるのはあたりまえと結論付けたりしています。確かに後の「街路樹」、「誕生」、「放熱の証」は重ねるに連れ興味は薄れていくのは実感としてありました。これもまた、心あたりのある同世代も多いと思われます。必ずしも必要としなくなったのは何故でしょうか?おもちゃや子供向けのテレビ番組も必要でなくなり、野球のバットやグローブもやがて必要でなくなりましたが、それらと似ているようで似ていない尾崎豊と「十七歳の地図」であります。

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