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けん玉博物館、はじめました

日本けん玉博物館(愛称:けん玉ミュージアム)を始めました。note初投稿です

▼まずは自己紹介

一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク代表の窪田保といいます。今回は、活動内容やいわゆるプロフィールについては触れませんので、ウェブサイト等からご覧ください。

けん玉博物館の夢


いつか、けん玉博物館を作りたいというのが当初からの夢の一つで、体系的なコレクションになるよう、世界のけん玉の蒐集と拡充をこの10年続けてまいりました。2015年にはけん玉の歴史を紹介する著書「けん玉学」(今人舎)を発刊する機会に恵まれ、また、2017年には母校・広島大学総合博物館にて2カ月間の展示会を開催させて頂き、直近では2019年に「けん玉を楽しむ」(金の星者)の制作協力をさせて頂く等、主だったコレクションの活用と、けん玉の歴史資料をまとめてきました。

けん玉学(Amazonで購入できます)

最近では、実物入手が困難なもののレプリカ作成等を少しずつやっています。

京都芸術大学で学芸員資格取得を目指す

「いつか」と言っていても進まないので、2021年4月から京都芸術大学通信教育部の科目等履修生となり、学芸員課程のコースにて学んでいます(現在、在籍中)。

大学で学芸員課程を学んでいます


12月までに、概ねの必修科目を合格し、計10日間の実習にも参加、合格することができました。残り1つとなった最後のレポート(博物館教育論)も数日前に提出し、現在結果待ちです。レポート合格&その後の試験に合格すれば修了=学芸員としての国家資格取得となる見込みです。
レポート課題や試験をクリアするのは簡単ではありませんでしたが、最新の博物館事情に触れ、資料保存論、情報メディア論、生涯学習論、経営論等、体系的に学べたことは、本当に貴重な経験でした。

※こちらの経験やレポートに関しては別の記事にて紹介したいなと考えています。

ということで、(たぶん)3月末には学芸員資格を取得できると信じて、けん玉ミュージアム計画を動き出すことにいたしました。

▼けん玉ミュージアムについて

すべてはこれから

現在、常設のリアル施設は現在ありませんが、現在収蔵品として2,000点を超えるけん玉コレクションがあります。いや、そもそも何点あるか正確にはわからないことを、正直に話しておきます。上記、自己紹介で、主だったコレクションは整理したと書きましたが、全体から見ればごく一部。大量の収納ケースに収めて眠っていたけん玉の整理や撮影をしてデータベース化する作業は完全に滞っており、先月から本格的に開始したところです。

撮影エリア

博物館といえば、すでに整理されたモノが体系的に並べられ、説明され、鑑賞や利用するための施設を想像すると思われますが、その状態を待っているといつになる事やら分かりません。未成熟さを承知で、恥も厭わず、進行プロセスを公開することで、自分のお尻に火をつけて進めていこうと思います。そんな中で、収蔵品や整理した情報の紹介を随時公開したりしつつ、少しずつまとめたいなと考えています。

現在、こんな感じでデータベース化の準備をしています

ということで、乞うご期待と言っておきます!

ちょっと真面目に書くと

過去から未来へ、モノとそれに付随する文化や技術を伝えるのが博物館の役割の1つですが、けん玉の世界にも、それが必要だと考えています。

歴史を振り返ると世界のけん玉は流行と衰退を繰り返してきました。

例えばフランスのけん玉=Bilboquet(ビルボケ)は、16世紀、18世紀、20世紀と大ブームを繰り返してきましたが、現在ではほぼ誰もビルボケはしておらず、骨とう品屋に行くか、熱心なコレクターの手元にしか存在しないと言って良いような状況です。

1000年後にけん玉を楽しむ環境を残す

インターネット社会になり、日本から世界に広がったけん玉文化(けん玉あそび文化、競技けん玉文化)は、まだまだ始まったばかりとも言えます。この文化がもっと育ち、根付き、20年後も、100年後も、1000年後も、多くのけん玉人に楽しんでいて欲しいと願い、そんな未来づくりに何ができるのか、博物館活動を通じて考え、行動したいと思っています

最近やった事(メモ)

  1. 事務所の中に撮影スタジオエリアをつくりました

  2. 自宅の1室に山積みにしていた収納ケース40箱以上を、事務所に運び込みました

  3. ナンバリングしつつ、撮影を始めました。

  4. 画像データのNFT化と販売に必要な手続きを済ませました(現時点では2点出品しています

初めてのnoteでどんなテイストで書けば良いのかも分からず長くなりましたが、これからよろしくお願いします!(窪田)


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