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ずっとお腹が痛かったので癌の検査を色々やってみた

この1か月間以上なぜかお腹の調子がずっと悪く、2つ病院にも行ったのですが治らず、薬も効かなくて元気のない状態が続いていました。

自分でも調べて見ると、お腹の調子が悪いのが長く続くのは大きな病気のサインの可能性もあるらしく、少し心配になってきました。

そんな折に、TVで元サッカー日本代表の細貝選手が、同じくらいの年齢の時に胃の調子がずっと悪いなと思って検査をしたところ、「膵ほう胞性腫瘍」という大きな病気が見つかって生死を彷徨ったという放送も見て、「自分ももしかすると・・・」という考えが頭をよぎります。

考えてみると、会社を辞めてから2年以上健康診断や人間ドックを受けていないので、いつまでもお腹の調子が悪いと色々と支障をきたすし、この際しっかりとがんの検査をしようと思い立ちました。

とはいえ、全身をくまなく精密検査するのは、時間もお金もかかるし肉体的にもきついので、 調子の悪い胃や大腸は精密検査をし、他の部位は簡易的な検査で済ませようと考えました。

スクリーニング検査

調べてみると、最近は自宅で出来る尿や唾液を使ったがんのスクリーニング検査技術が進歩しているらしい。

例えば、唾液を採取するだけで6種類のがんのスクリーニング検査が出来る「サリバチェッカー」や、数滴の血液と尿を郵送すると人間ドックと同等の検査が出来る「おうちでドック」なんかがあります。

今回は線虫を用いた尿検査で、15種類のがんが分かるN-NOSEを利用してみました。

検査は簡単で、WEBからキットを購入し、それを用いて尿を採取して新宿にあるステーションに持ち込めばよく、価格も1万円くらいで手頃でした。
(検査結果は再来週くらいに届く予定)

精密検査

胃と大腸の精密検査は、バリウムを使う検査や、CT、MRI、超音波など、様々な検査方法があり、それぞれ一長一短があります。

例えばバリウムや腹部超音波検査(腹部エコー)は、健康診断でもよく使われてますが、やはり精度的にはあまり高くないようです。

色々と検討した結果、検査の精度とコスト、身体への負担の観点から内視鏡検査(胃カメラと大腸カメラ)が、今後も定期的に受けることを考えると良さそうと判断しました。

小さな病変も見つけられて、コストそれほど高くなく、下剤を飲んだり事前準備はやや大変ですが、静脈麻酔を使えば痛くもなく寝てるうちに終わる、とのことで、胃と大腸の内視鏡検査に強い病院を探して、そこで検査してもらうことにしました。

胃カメラも大腸カメラも初体験で、朝から下剤を飲まないといけないのがやや面倒でしたが、検査自体は寝てるような感じのままいつの間にか終わっていて、苦痛は全くありませんでした。

前に膝の手術をしたときの全身麻酔は、一瞬で意識が途切れるのが分かったのですが、今回の静脈麻酔は寝るような感じで、その違いが少し面白かったです笑

検査の結果としては、逆流性食道炎とバレット食道というのが見られたのと、大腸にポリープがあり切除したと言われました。

ポリープは病理検査中ですが、見たところ悪い感じではないらしいので、ひとまず安心なのかなという気がしています。

ちなみにお腹が痛いのも、今更ですがYouTubeで見て強ミヤリサン錠とかいう整腸剤を飲み始めたらよくなってきたので、腸内環境が悪化してたのが原因で直接上記とは関係なさそうです。

喉元過ぎても熱さを忘れない

それほど問題ないことが分かったから良いものの、最初の診察のときに、数年前に健康診断の便潜血で引っかかったが痔だと思って精密検査をしていないことを伝えたら、こないだ同じように放っておいた人で大腸の進行がんが見つかったみたいな話をされました。

そのときは冷静でしたが、家に帰ってもし本当に進行がんが見つかったらと考えると、一瞬目の前の世界が灰色になったような絶望感を覚えました。

そこから検査を受けて大丈夫そうと言われるまでは、やはり内心ずっと不安でした。

喉元過ぎると熱さを忘れがちですが、今回の経験から定期的に予防医療を受けることの大切さをつくづく感じました。

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