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働き方哲学

先日、先輩社員と話していた時の事です。

先輩は現場管理、私は営業という立場なのですが、

「営業は自分で受注した現場は自分でマネージメントを
 する方が良いのではないか?」

という指摘を受けました。
(当社の業態は、元請業者から専門の工事を請ける、
 いわゆる一事業者という立ち位置です。)

確かにメリットはあります。

いくつか挙げると、

・現場を良く知れる。
・自分の責任で一貫した現場管理が出来る。
・工事の分母が限られるので、仕事量の過多に
 会社全体としてなりにくい。

しかし当然デメリットもあって、

・営業が常時現場に張り付くとなると、
その間他の仕事を受注しに行けない。

これに尽きます。

そしてこれが原因となり、工事受注量の低下・会社の発展の停滞…
という結果を招きます。

では現場管理兼営業を増やせば良いのでは?

という考え方も出ますが、これもNGです。

なぜなら営業という職種は感情労働に近く、
かなり属人化しやすい業種です。

現に、営業担当が変わると仕事が増えた(減った)
などというのは日常茶飯事。

そういう意味で、営業はどれだけ
属人化させるかが腕の見せ所といえます。

なので営業は持てる時間出来る限りを客先との
関係構築に使う事が望ましい。
というのが結論になるかと思います。


話は少し逸れます、

我々が受けた学校教育では、
「不得意分野をどれだけ補うか」
が割と重視されていたような気がします。

例えば、
給食を食べない子が泣きながら残っていたり、
放課後に逆上がりの特訓があったり…

根本から否定する気はありませんが、
ある程度経験を積んだ、自分の得手不得手を
知っている大人に対しては、やはり非効率
なのかなと感じます。

先ほどの話に戻りますが、これと同じく
・営業が得意な人間は仕事を取ってくる。
・現場管理が得意な人間は円滑に現場運営を行う。

が構造上好ましいのかなと思います。

但し極端にどちらかが肥大している、
パワーバランスのおかしい状況は別の意味で
避けた方が良いでしょう。


少し矛盾しますが、個人の業務負担を
ある程度均一化することも重要だと思っていて、

平時からいかに周りの作業を見ていて、
自分の仕事の前後関係を把握しているか。

これにより、仕事に偏りが出たときにスムーズに
手伝える(手伝ってもらえる)環境が
作れるのだと思います。
(ジョブ型雇用が流行りつつある昨今では
少し時代錯誤かも…)


得意分野に専念しつつも、手が空いたら
積極的に他のパートの手伝いも出来る。

個人的にはそんな働き方がカッコイイのかなと
思いました。平凡な思想でスミマセン(笑)




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