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現場の管理は結局ソフト工程が一番大事

ソフト工程って一体なんなの?って気になったことありませんか?私は新人の頃、ソフト工程ってなにそれおいしいの?状態でした。工務になりたてや、勉強したい方に向けて、今日は書いてみます。

ソフト工程とは

ソフト工程とは、建築ではもの決め工程のことを言います。工事の着手日から逆算して発注日を決め、この日までに発注ができないと商品が届かないから工事ができないよ?という脅しの工程です。

例えば、家具の色は何色にしようか、この色だったら海外から輸入しなきゃいけないから、早く決めないといけない、といったことを管理するのがソフト工程です。

ソフト工程が無いと発注がスムーズにいきません。下手すれば竣工に間に合わなくなります。それくらい大事な工程です。

お客さんと設計者と施工者に共有が必要

お客さんというのは、いつまでに決めなければいけないということはわかっていません。そりゃそうです、専門家じゃないんですから。ですから、もう無理なんですけど~というタイミングで、平気で変更をお願いしてきます。

設計者も、良いものを作りたいがために、ギリギリまで変更します。ですが、設計者も変更がいつまで可能なのかは把握していません。

そのため、ソフト工程は施工側がいつ発注するから、設計者やお客さんはそれまでに決めてね、という意味で作ります。

急な変更をされないためにも、いつまでだったら変更ができるというのが、お客さんにも設計者にも共有が必要なのです。

ポエム

うまくいってない現場はソフト工程がガタガタです。ものが決まらないから発注ができない。発注が遅れるから工事が開始できない。工事が開始できないから工事が遅れるという悪循環のスタートです。

建築の現場でデザインや監督をすることがあれば、まずソフト工程を確認しましょう。

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