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注文住宅、どこまで安くできるかの考察④〜いかに減らすか、そして無くすか〜

間取りコラムを連投してしまい、前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまいました。復習をすると、

材料費とは、使用する全ての材料に対して、業者毎に決まっている単価×数量(面積なり長さなり個数なり)を合計して算出します。

という事は、値段を抑えるには単価を落とす数量を減らすか。の2択になります。

前回の投稿はコチラ↓

前回は単価を落とすお話しでした。
今回は数量を減らす方法について考えたいと思います。

建築面積を減らす

これはよく言われますよね。

家の値段を坪単価で表す事がありますが、簡単に言うと1坪面積を小さくしたらその坪単価分だけ値段が下がります。
これは、床材や基礎、屋根などの材料費(+工事費)が浮くからです。

ただ、折角のマイホーム。
カッコ良さや理想の広さを妥協するのは勿体無いと思います。一坪でも減らそうとすると、折角気に入っている間取りや建物の外観はガラッと変わってしまいます。

現状のプランに対して値段が箸にも棒にも掛からない場合の最終手段として考えた方がいいです。

建物の凸凹を減らす

壁面が凸凹だとその分壁や床、屋根の面積が増えてしまいます。
なるべくフラットな壁面、複数階ならば、下階と上階が同じ形だと使用する壁や床、屋根の材料が減ります。

ただこれも、建築面積を減らす話と同様に、建物の外形を変えるということは現状の間取りを変えるという事です。
今の間取りで『ちょうどここ無駄だった!』と思える所は削る程度でいいかなと思います。

因みに

因みに、私は上記2つについて一切削りませんでした。間取りが気に入っていたので、今の間取りのままでお金が合わないなら他社にお願いしようと思っていたからです。
他に落とす事を必死に考えました。

建具を無くす

建具とはドアや窓の事を言います。

我が家には、1箇所安くて数万円〜高くて何十万円もする建具があります。
勿論寝室や子供部屋等の個室にはドアは必要です。でも本当にこの建具必要なの?という所が案外あります。

我が家では、

  • 寝室ーウォークインクローゼット間のドア

  • クローゼットのドア

  • 土間収納のドア

  • トイレの窓

  • 浴室の窓

が不要ではないか、と候補にあがりました。

収納周りのドアは、ドアがある事で収納を隠す事ができ、生活感がなくなるというメリットはありますが、基本住んでいる人しか使わない個室に対してどこまで生活感のなさを求めるか、再考してみる価値はあると思います。
(因みにドアを作らない事で空気の循環が良くなりカビが生えにくいというメリットもあります。)

窓は明かり取りや換気、空間や外観をカッコよく見せる為に必要だと思います。
本当にこの部屋は日中太陽の光が必要なのか、本当に24時間換気システムがついているのに更に窓を開けて空気を循環させたい場所なのか

是非今の間取り図を見ながら、1つ1つ要不要を考えてみてください。

また、このドア、窓の種類、今の物が最適なの?という事も合わせて考えてみて下さい。

ドアを無くす勇気がなくても

例えば、先程のドアの件。

ドアが“絶対”欲しいというわけではないけれど、流石に収納丸見えはちょっと…
そういう場合はドアの代わりにカーテンをつけるというのも値段が安くなるアイディアの1つです。
(カーテンのお金が勿体なければ突っ張り棒+布でもカーテン風になりますよね🎵)

ドアの単価を確認する

また、ドアにも色々な種類があります。
引き戸。開き戸。折れ戸。等。

そして、案外そのドアの種類毎に値段が違う事があります。我が家は引き戸の方が開き戸よりも数万円高かったです。
スペースの都合でドアの種類に制限があることがありますが、単価の違いを業者に聞いてみると、それならドアの種類を変えようかな、と思える所があるかもしれません。

窓の単価を確認する

窓の種類の方がドアよりも価格の差が大きいし、種類も豊富です。これも値段のルールを業者に確認すると業者毎に違った見解が出てコスパの良い家が建てられると思います。

我が家が建てた三井ホームでは、

  • 窓の種類で値段は変わらない
    (特注品を除く)

  • 窓の高さ(縦方向の長さ)で値段が変わらない

  • 窓の横幅のみで値段が変わる

という私からしてみたら結構衝撃的な値段のつき方でした。
幅×高さが30cm×30cmの窓も30cm×120cmの窓も値段が変わらない。
と言う事は、なるべく縦長(横幅の狭い窓)の窓を選択する事がコスパの良い家に繋がるのです。

結果、我が家では、家の外観に影響したり、デザイン的に横長の方がかっこいい窓は最適な窓幅を選択しましたが、外観に関係のないトイレやお風呂、その他階段につけた明かり取りの窓は横幅が1番狭いタイプを選択しました。

業者毎に値段のつき方は異なるので、何がお得なのか、確認する事が大事ですね。

その他にも

その他にもまだまだ無くす事が出来ると思います。今日はここまでにして、次回水回り関係や設備、階段の手摺りや雨樋についてお話できればと思います。

マイホーム計画、不要な所は思いっきり削ってやりたい事を全て叶えた贅沢なお家になりますように✨

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