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kenbunton
2023年8月2日 15:51
その日からというもの、音楽番組を観ては時折映るドラムに釘付けとなり、カーステレオからCDを流せば、(そもそも音楽と触れていない時でさえも)後部座席で太ももを叩き、そのドラマーになりきっていた。四六時中、頭の中で「ドラム」という楽器を描いていた。そもそも田舎にドラムセットがある場所などなく、自分の回りに音楽をやっている人もいなかった。ただ椅子に座り、両手両足でリズムを刻