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0111 雑談25 かとうめぐみさんSUGOI@フェアーで優しくあること

【1on1雑談】
to 他の人が感じていることを知り、自分の糧にしたいと考えている方

12月某日。25人目の1on1雑談に、noteで知り合ったかとうめぐみさん。株式会社SUGOIのインターン生。同郷。オンラインにて。

知り合ったきっかけ

 ふと目にとまった彼女の記事からでした。

記事は、”学び”という言葉が濫用されている昨今への違和感に対し、”学び”は義務ではなく、自らの内発的なわくわくから、自然と動機づけられるものであるべきという結び。

当時自分も、”学び”や”気づき”という言葉に、違和感を覚えていたことや、自分が会社名を外すと何が残るんだろうとか考えていた時期。自然と記事に目がいきコメントしていた。

他のかとうさんの文章も、感情を等身大の素直な言葉に乗せていて読みやすい。そして、同じ福島県出身と知る。コンタクトとらせていただき、メッセージを交わしているうちに、1on1雑談させていただくことになりました。

愛とアイデアのある会社SUGOIについて

彼女がインターンをしている会社SUGOI 。気になって調べてみた。

私たちは、2011年に創業したストーリーブランディングの会社です。映像、グラフィック、ウェブ、プロジェクションマッピング、ホログラムなど、あらゆるクリエイティブを使って、企業・団体・個人のストーリーを形にします。
あなたが持っている「SUGOI」でつながる。そこに、愛とアイデアが生まれる。
オフィシャルHPより
「つくりもの」をつくらない、つくる会社 | メンバー全員がクリエイター | 企画立案から実制作まで、「愛とアイデア」をもって行います | 映像、グラフィック、ウェブ、ブランド、プロジェクションマッピング、ホログラム、etc
SUGOI noteより

自分の理解…”企業広報や個人のオーダーにより、その魅力を深掘りし、ブランド価値を高めるストーリー性のあるムービー等のコンテンツ制作に特化したクリエーター集団”といったところ。

企業 Movie がこちら。10年継続している。立派。映像に表出していない苦労もあったとは思う。総じて、誠実さを感じる。いいものを作ろうとして集まった人たちという印象。余白や感情を大切にしている。

個人的にもっと知りたいと思ったのは、企業として継続していく次の戦略と、他にない強み。クライアントの方たちが入り口で”なぜSUGOIを選んだのか”という興味。今後も注目したいです。

かとうさん-教育NPOでの光景がロールモデル

インターン生にもかかわらず、彼女がなぜ今SUGOIのコアメンバーとなっているのか。その経緯をひもとく。

小学生のころの夢は学校の先生。”当時出会った先生がなんとなくよかったのと、他の職業をよく知らなかったからです” とかとうさん。すとんと腹落ち。子供の頃の夢とはそういうものだ。それ以上でもそれ以下でもない。その澱みのない話しぶり。普段から言語化への回路の流れを整えている方だと思った。

その夢をなんとなく抱いたまま教育系の大学へ進学。転機となったのが、4年生に上がる前に1年間休学して参加した教育NPOの光景。2019年からの学習指導要領の新トレンド”探求学習”。高校の先生と一緒に教育プログラムを作り上げた。

みんなでひとつのものを作り上げることの充実感。ゴールに向かって、議論を交わしているあの光景。”先生になること”という解像度の低かった夢は、仲間とともになにかを創造する”クリエイティブに携わること”に変遷していく。

日本的価値観を見いだす-余白-

MATCHAの青木さんの記事。デザイナー原研哉さんが言う日本にある資源”プリンシプル(規律)と余白”。後者の余白というキーワード。それが、当時のかとうさんが出会ったもうひとつの価値観。

余白。不完全な美という余白。誰かがほどこした残影の余白。彼女が見出したのは、人と人の間のコミュニケーションに感じたもの。一見なにもないように思える場所に、可能性を秘めた余白が残っているという概念的なポジティブなイメージだった。

クリエイティブと余白を両手にかかえて、出会ったのが同じく”余白”を大切にする会社SUGOIだった。noteでコンタクトを取る行動力。面談を重ねインターン生として足を踏み入れる。彼女の等加速度の嫌味のないコミュニケーション力は、程なくして社外の人との調整の多くを任される。フェアに自分のよさを認めてくれる仲間もいる。彼女がこの会社で活躍していることは必然なのかもしれない。

(追記)余白で思い出した。先日訪れた高円寺の杉の湯。クリエイティブチームの銭湯ぐらしが運営。ここもまた、銭湯でえられるような”余白のあるくらし”づくりを目指している。

以前書いた記事↓
0095 応援したくなるビジネスモデル- “小杉湯”と”小杉湯となり” in 高円寺 -

故郷と使命感

福島県の中通り北部、伊達市で育った。両親はもういい歳。自分は一人っ子。震災が影を落とす故郷。距離感を測りながらも、何かしら関わらないといけないという使命感を心に秘める。

長引くコロナ禍。卒業間近だった彼女。コロナ禍で学びきれなかった消化不良感が、もう一年の卒業先延ばしを選択させた。SUGOIでの活動は続く。故郷に思いをはせながらも、人の思いをつなげる今の仕事は、きっとなにかにつながってくると考えているとのこと。

むすび- 優しい世界

最後にこんな質問をした。”80歳になったとき、どんな風に人生を振り返りたいですか”

彼女が答える。“何に対してもフェアーであることを大切にした人生だったと思いたいです。それと、自分を大切にして心が満たされていること。ナチュラルにあらゆることを受け入れられる優しい世界になっていればいいなと思いますね” 

さわやかなむすび。あっという間の1時間。我ながら、直感的に話したいと思った人だけある。いろいろ”学べること”が多かった充実した1on1でした。今後とも彼女とSUGOIを応援しつつ、機会があればいつか何か一緒に活動してみたいと思いました。かとうさん貴重な時間ありがとうございました。

おしまい。

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